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第2話
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第2話 エリーゼの祖母は女王
フェールドお兄さまに頭を撫でられ目を細めていると
ガタン スゥー
引き戸が開きました。
そこから入って来たのは、妹のシュターナを抱っこする乳母とお母さまです。
そのお母さまは目を丸めて少し驚いた顔をしています。
「あら? フェールドここにいたのね。お母様が聞きたいことがあると言っていたわ」
「エルーフェ様。それでは、失礼します。
エリーゼまたあとでね」
フェールドお兄さまは、一礼し部屋を出て行きました。
「リーゼ(エリーゼ)。これから神社で勾玉をさずかるわよ」
「あい? おかあしゃま。 でも“まがたま”ってなぁに?」
わたし達が住むこの星は、魔法と剣の世界です。
けれども、八百万の神さまと精霊を信仰するハイリゲオルト連合は、防御結界で外敵から守られています。
精霊さまと共存しているためなのか、この地の人達は魔法を使うことが出来ません。
「勾玉とは、精霊を召喚する為の石のことよ」
「せいれいしゃま? しょうかん?」
「このワーサー精霊王国をはじめ四つの国は、ほぼ全ての人が魔法を行使することができないのよ」
お母さまは腰を落として、わたしに目線を合わせました。
「精霊は、私達が日々お祈りを捧げている相手ね。勾玉を持つことによって、精霊を呼び出して魔法を使えない私達に変わって魔法をつかってくれるのよ」
「りーぜにかわって、まほうをつかってくれるの?」
「そうよ。精霊が火をだしてかまどに火入れたり、夜に明りを灯してくれるのよ」
「まがたまってすごいね。せいれいさまがあらわれてまほうをつかってくれるの?」
「精霊の姿を見られるのは、一部の聖女と巫女だけね」
「りーぜは、せいれいさまをみることはできないのかな?」
お母さまは何故か首をひねり、真顔になりました。しかしそれはほんの一瞬ですぐに笑顔に戻りました。
「三歳で勾玉を授かるリーゼは、精霊を見られるようになるわ。それだけリーゼはすごいのよ」
「りーぜ、しゅごいの?」
「そうよ。五歳で賜ったフェールドも秀才だけれども、リーゼはそれよりも早いのよ。
そしてすごいリーゼは、女王の孫であるし、女性王太子の私の子供なので、勾玉を賜ったら、結界をまもる聖女になるのよ」
「せいじょ?」
わたしはコテンと首を傾げます。
「そうよ。リーゼは、精霊の力を借りて結界を守る聖女になるのよ。
そして、私と同じく聖女筆頭になって巫女になった後、公爵家を興し、ゆくゆくは女王になるのよ。ライヒトゥーム家の誇りのためにもね」
「おかあしゃまとおなじ? やった~! りーぜがんばる!」
わたしは、ぴょんぴょんと跳びはねました。
お母さまは「ふふふ」と目尻を下げて頭を撫でてきました。
わたしは外出用の和服に着替え被布着をまといました。
見た目、七五三の三歳の女の子の姿です。
お母さまは、女性用の神職服でなく、日本の訪問着に着替えています。
「しゅたーな。おねえしゃんとおかあしゃまは、これからおでかけするからいいこにしていてね」
「だぁ~」
わたしは、妹のシュターナの頭を撫であと、お母さまに抱っこを要求して牛車に乗って神社に向かいました。
フェールドお兄さまに頭を撫でられ目を細めていると
ガタン スゥー
引き戸が開きました。
そこから入って来たのは、妹のシュターナを抱っこする乳母とお母さまです。
そのお母さまは目を丸めて少し驚いた顔をしています。
「あら? フェールドここにいたのね。お母様が聞きたいことがあると言っていたわ」
「エルーフェ様。それでは、失礼します。
エリーゼまたあとでね」
フェールドお兄さまは、一礼し部屋を出て行きました。
「リーゼ(エリーゼ)。これから神社で勾玉をさずかるわよ」
「あい? おかあしゃま。 でも“まがたま”ってなぁに?」
わたし達が住むこの星は、魔法と剣の世界です。
けれども、八百万の神さまと精霊を信仰するハイリゲオルト連合は、防御結界で外敵から守られています。
精霊さまと共存しているためなのか、この地の人達は魔法を使うことが出来ません。
「勾玉とは、精霊を召喚する為の石のことよ」
「せいれいしゃま? しょうかん?」
「このワーサー精霊王国をはじめ四つの国は、ほぼ全ての人が魔法を行使することができないのよ」
お母さまは腰を落として、わたしに目線を合わせました。
「精霊は、私達が日々お祈りを捧げている相手ね。勾玉を持つことによって、精霊を呼び出して魔法を使えない私達に変わって魔法をつかってくれるのよ」
「りーぜにかわって、まほうをつかってくれるの?」
「そうよ。精霊が火をだしてかまどに火入れたり、夜に明りを灯してくれるのよ」
「まがたまってすごいね。せいれいさまがあらわれてまほうをつかってくれるの?」
「精霊の姿を見られるのは、一部の聖女と巫女だけね」
「りーぜは、せいれいさまをみることはできないのかな?」
お母さまは何故か首をひねり、真顔になりました。しかしそれはほんの一瞬ですぐに笑顔に戻りました。
「三歳で勾玉を授かるリーゼは、精霊を見られるようになるわ。それだけリーゼはすごいのよ」
「りーぜ、しゅごいの?」
「そうよ。五歳で賜ったフェールドも秀才だけれども、リーゼはそれよりも早いのよ。
そしてすごいリーゼは、女王の孫であるし、女性王太子の私の子供なので、勾玉を賜ったら、結界をまもる聖女になるのよ」
「せいじょ?」
わたしはコテンと首を傾げます。
「そうよ。リーゼは、精霊の力を借りて結界を守る聖女になるのよ。
そして、私と同じく聖女筆頭になって巫女になった後、公爵家を興し、ゆくゆくは女王になるのよ。ライヒトゥーム家の誇りのためにもね」
「おかあしゃまとおなじ? やった~! りーぜがんばる!」
わたしは、ぴょんぴょんと跳びはねました。
お母さまは「ふふふ」と目尻を下げて頭を撫でてきました。
わたしは外出用の和服に着替え被布着をまといました。
見た目、七五三の三歳の女の子の姿です。
お母さまは、女性用の神職服でなく、日本の訪問着に着替えています。
「しゅたーな。おねえしゃんとおかあしゃまは、これからおでかけするからいいこにしていてね」
「だぁ~」
わたしは、妹のシュターナの頭を撫であと、お母さまに抱っこを要求して牛車に乗って神社に向かいました。
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