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第4話
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第4話 てのこう
ざーますおばさんとナディーネ姉さまの二人に会わないように、神職者さま達とお話しをして時間をずらして、本殿に向かいました。
無事にお社の本殿で授けていただいた勾玉は、お母さまと違い石それぞれが六種の色で、ネックレスのようになっています。
「リーゼは、この儀式だけじゃないのよ」
「え? まがたまをもらうだけじゃないのぉ?」
「聖なる湖に水が流れ落ちる滝。“祓戸の瀧”に行って、女神ミヅハノ様にご挨拶いたします」
「ミヅハノさま?」
わたしは首を傾げました。
ワーサー精霊王国は、祓戸の瀧と聖なる湖近くにある精霊館(敬霊会、神社の本拠地)重要な土地と組織があります。それに聖女のほとんどはワーサー精霊王国生まれです。歴代の筆頭聖女もこの地から生まれています。
そして防御結界に一番関与しているこの国が、四カ国を引っ張る役割があるのです。
ライヒトゥーム家の長女が、精霊会(神社)から勾玉を授かるのは、ハイリゲオルト王国連邦の王族や華族にとって今後を占う大きな意味があるのです。
「ミヅハノ女神様は、ハイリゲオルト王国連邦に慈悲を持って見守っておられますが、一度お怒りになると天変地異が起こるほどの厄をおこす方でもあるのです」
「そんなに、こわいめがみさまなの?」
お母さまはわたしを抱っこして目線を合わせます。
「聖なる湖は、大昔は海だったの。
でもね、大昔の人々が神様や精霊の信仰を辞めしまって、欲望まみれになった時代があったと伝えられているの。そのときミヅハノ女神様がお怒りになって、地面が大きく揺れ、暴風部が長く続いて聖なる湖の大きささえも変えてしまったと、私達(ライヒトゥーム家)の先祖が伝えてきているのよ」
「いつもは、ニコニコしているけど、おこったらこわいの?」
「そうなのよ。普段は穏やで懐が深く穏やかな方なのですが……
怒ると本当に怖いのよ」
お母さまはまるで、女神さまの怒っている姿を見たようにブルブルと小刻みに震えています。
「めがみさまは、おかあしゃまとおなじだね」
「え? 私と同じ?」
お母さまは目を見開いています。
「りーぜはおこられたことないけど、おとうしゃまはいつもおかあしゃまをおこるときはとてもこわいです」
「リーゼは、良い子だから悪いことしないけれど、バーレット(夫)は、感情に身を任せて行動するから…… ―って娘に言う事じゃないわね」
お母さまは、抱っこをやめて、地に足を付けたわたしの視線に合わせ、勾玉のネックレスを触りはじめました。
「エリーゼ。よく聞いて」
お母さまは、わたしの手の甲を見つめていましたが、視線を合わせてきたので、視線を合わせました。
「今日の出来事がエリーゼにとって苦難の日々を送る原因になるのかもしれないわ。いいエリーゼ。私はどんな事になっても貴女の母親よ。
私が一番大事で一番愛しているのは、エリーゼとシュターナの二人よ。
例えあなた達の前からいなくなっても、お母さんは二人を見守っているわ。大好きよエリーゼ」
「おかあしゃま。りーぜもだいしゅき」
わたしは、お母さまに抱きつきました。
お母さまもわたしをギュッと抱きしめています。
母親から抱きしめられるのは、子供にとって安心することなのですが、今はなぜか不安感が高まりました。
それを払拭するように思いっきり腕に力をいれるとわたしの手の甲に人のような模様が見えたのです。
それは、お母さまにもわたしの手の甲にあったのです。
ざーますおばさんとナディーネ姉さまの二人に会わないように、神職者さま達とお話しをして時間をずらして、本殿に向かいました。
無事にお社の本殿で授けていただいた勾玉は、お母さまと違い石それぞれが六種の色で、ネックレスのようになっています。
「リーゼは、この儀式だけじゃないのよ」
「え? まがたまをもらうだけじゃないのぉ?」
「聖なる湖に水が流れ落ちる滝。“祓戸の瀧”に行って、女神ミヅハノ様にご挨拶いたします」
「ミヅハノさま?」
わたしは首を傾げました。
ワーサー精霊王国は、祓戸の瀧と聖なる湖近くにある精霊館(敬霊会、神社の本拠地)重要な土地と組織があります。それに聖女のほとんどはワーサー精霊王国生まれです。歴代の筆頭聖女もこの地から生まれています。
そして防御結界に一番関与しているこの国が、四カ国を引っ張る役割があるのです。
ライヒトゥーム家の長女が、精霊会(神社)から勾玉を授かるのは、ハイリゲオルト王国連邦の王族や華族にとって今後を占う大きな意味があるのです。
「ミヅハノ女神様は、ハイリゲオルト王国連邦に慈悲を持って見守っておられますが、一度お怒りになると天変地異が起こるほどの厄をおこす方でもあるのです」
「そんなに、こわいめがみさまなの?」
お母さまはわたしを抱っこして目線を合わせます。
「聖なる湖は、大昔は海だったの。
でもね、大昔の人々が神様や精霊の信仰を辞めしまって、欲望まみれになった時代があったと伝えられているの。そのときミヅハノ女神様がお怒りになって、地面が大きく揺れ、暴風部が長く続いて聖なる湖の大きささえも変えてしまったと、私達(ライヒトゥーム家)の先祖が伝えてきているのよ」
「いつもは、ニコニコしているけど、おこったらこわいの?」
「そうなのよ。普段は穏やで懐が深く穏やかな方なのですが……
怒ると本当に怖いのよ」
お母さまはまるで、女神さまの怒っている姿を見たようにブルブルと小刻みに震えています。
「めがみさまは、おかあしゃまとおなじだね」
「え? 私と同じ?」
お母さまは目を見開いています。
「りーぜはおこられたことないけど、おとうしゃまはいつもおかあしゃまをおこるときはとてもこわいです」
「リーゼは、良い子だから悪いことしないけれど、バーレット(夫)は、感情に身を任せて行動するから…… ―って娘に言う事じゃないわね」
お母さまは、抱っこをやめて、地に足を付けたわたしの視線に合わせ、勾玉のネックレスを触りはじめました。
「エリーゼ。よく聞いて」
お母さまは、わたしの手の甲を見つめていましたが、視線を合わせてきたので、視線を合わせました。
「今日の出来事がエリーゼにとって苦難の日々を送る原因になるのかもしれないわ。いいエリーゼ。私はどんな事になっても貴女の母親よ。
私が一番大事で一番愛しているのは、エリーゼとシュターナの二人よ。
例えあなた達の前からいなくなっても、お母さんは二人を見守っているわ。大好きよエリーゼ」
「おかあしゃま。りーぜもだいしゅき」
わたしは、お母さまに抱きつきました。
お母さまもわたしをギュッと抱きしめています。
母親から抱きしめられるのは、子供にとって安心することなのですが、今はなぜか不安感が高まりました。
それを払拭するように思いっきり腕に力をいれるとわたしの手の甲に人のような模様が見えたのです。
それは、お母さまにもわたしの手の甲にあったのです。
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