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目覚メタ召喚師
多属性召喚師《エレメントサモナー》
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魔導学園の正門前には新入生が大勢入り浸っていた。
そのまま通り過ぎたい僕からすれば少し邪魔に思ってしまうが、そこは言って変わる事でもないので黙って進むのが無難かな。
「それじゃ、式場まで直行しますかぁ~」
「そうだね、私実は人気が多い所は苦手で」
「意外だな、まぁ僕も好まないけど」
そうして式場へと向かって歩き始めようとした時、その正面に紅蓮に染まったロングヘアーの制服姿の女性が目の前に立っている事に気付いた。
そして、何故か近い……!
僕の事を不思議そうに見つめているだけなら良いが、手刀が届く範囲まで警戒もなく来られると流石に怖い。
「ちょ、ちょっと!? 近いですよ会長!」
(グッジョブ! ミレア、助かった!)
(本当の事だもん。ちゃんと言わなきゃ止まらないかもしれないし)
そんなアイコンタクトをしている内に会長は我に返った様で、僕を見て申し訳なさそうに恥じらう顔をしていたのに気付いた。
「あ、ごめんなさい。貴方が何か他の人と雰囲気が違うから気になってしまって」
「いえいえ、別にいいんですよ、僕の目を見て驚く人の視線をこれまで何度も浴びてますから」
そう、僕の目はオッドアイ。
普通に考えて真っ先に注目する点のはずだ。……しかし、
「あ、私はレセリア=カーディア、って必要も無いかな?」
彼女は完全に無視だった。
どうやら、気にしていたのは別の何かだったようだけど、一体なんだったんだろう……?
「僕はエレス=ジェレノアです。召喚師を目指しています」
「私はミレア=マレスティっていいます。魔導士を目指しています」
「エレス君にミレアさんね、なるほど……」
「どうされたのですか?」
「ねぇ、あなた達は生徒会に入る気はあるかな?」
「えっ?」 「⁉」
なんで僕らが生徒会への誘いを受けるんだ? 入学する前から誘って来る理由は何なのだろうか?
「この学園では、生徒会には入学試験の上位者に生徒会へこうして誘っているの。そしてあなた達は同一点で一位にいるのよ」
「本当なんですかそれ⁉」
「えぇ、本当の事よ。二人は魔導士と召喚師、それぞれの部門で満点を出したのよ」
こんな事を大勢の人がいる中で言っていいのかと思ってしまったが、どうやら周辺には全く聞こえていないようだ。
「それでどうかな?」
僕らは目を一瞬合わせ、互いに即答した。
『考える時間を下さい』
「まぁそうよね、週明け位までに決めてくれれば良いから、それでは放課後に生徒会室にて」
にしても生徒会長に式の前に会うとは……。
実は制服のポケットの中に手帳がある事に朝食中に気付き、食べ終わってから中をさらっと目を通したのである。
この世界は僕が知っている文字は無い。
その上、手帳の文字は商売品の文字とは違う語句の集団の筈なのに、僕にはこの両方の文字の読み方や意味、書き方までも分かる。
まぁそれはいいとして、手帳にはこの学園のマップや食堂のメニュー、校則や有名な学園の生徒の情報、そして何か怪しい呪文や魔獣の情報までも書いてあった。
その中に会長の名もあった。
彼女の強力な火炎魔法で敵にした者は灰になってしまうと言われ、学園内では《紅蓮の魔導師》とも呼ばれている。
「ねぇエレス、生徒会に入る気はある?」
「まだ分からない、仕事の内容がわからないから今の所はなんとも言えないよ」
「そっかぁ…」
僕らは式場内へと足を踏み入れた。
空いている席が全て後列だったので、最後列の右端に並んで座る事にした。後ろの方がいい人多いんじゃないか? という考えは瞬時に玉砕された。
「ご来場の皆様、これより入学式を挙行します。まず最初に、学園長からの祝辞」
「皆さん、おはようございます。春風に揺れる草木、気持ちのいい陽の光、そして新入生と来賓の皆さんとこうしてこの時を迎えられた事を心から喜ばしく思います。皆さんの学園生活に幸ある事を心から祈っています。これで、祝辞の言葉とします」
何という短さだ……。
僕の記憶の中では校長や学園長の話は凄く長い筈だが、時間的にも文少量的にも明らかに短い。何の意図があるのかもわからないから、何となく怖いんだけど……うん。
その後は生徒会長が祝辞とこの学園での注意事項を語っていった。正直、生徒会長の方が学園長に見えてしまう。
「これで第三十五回、ユークリウス魔導学園入学式を終了します。新入生の皆さんは、先生の指示に従い、式場より退場して下さい」
「それじゃあエレス、また後で」
「あぁ、また後で」
僕らはそれぞれの学部に分かれて式場から退場した。
◇
ミレアと別れたエルスは魔導学園第ニ校舎の中へ入ると、クラス分けの表が大きく掲示板全面に貼られていた。
ふむふむ……、僕はどうやら四組のようだ。
指定の教室のドアを開けて入ると会って間も無いのに何故か賑わっていた。そして僕は自分の席に座った途端に前からの視線に気付いた。
「俺、ハルス=カルディアっていうんだ。これからよろしくな」
「よろしくハルス、僕はエレス=ジェレノア、エレスでいいよ」
「よろしくなエレス、にしてもオッドアイなんて珍しいな」
「まぁそうだよね、もう慣れてしまったけどね」
こんな事を言っているが、実際は少し気にしてしまっていた。今となってはどうでも良くなってしまっが。
「皆、席に着いて」
どうやら僕らの担任の先生が来たようだ。
「んじゃ、また後で」
「分かった」
反応が意外に速かったので少し驚いてしまった。確かに正しい判断なんだが。
「まずは皆さん、ご入学おめでとうございます。私はこのクラスの担任のケイル=アドニシアです。ちなみに私は光の召喚師です。それでは皆さんにこれから教科書を――」
『グロォォォァァァ!』
何者かの咆哮は耳を塞いでいても頭痛がするほど身体から響いてくる。そして咆哮がする方を向くと腰を抜かしてしまった。
ドラ……ゴン、だと……!?
えっ、そんなのまでいるとテンション上がるんだけど!? ……って、そんな場合じゃないね!
『只今、王都上空に黒い竜が現れました。皆さん、先生の指示に従って避難を開始して下さい』
……にしても、また手帳に書かれていたものが現実になっている。これは一体……?
彼の手帳の後半には、どこかの絵本の一部を切り取った様なページがあった。それは本当にこの世の物なのかと疑う位だった。
……確か本の一説には、その黒き翼を広げ舞い降りた時、一夜にして一つの都市が廃墟と化したと書かれていた。そしてもう一つ……――
「おいエレス!速く!」
世間一般には知られていない魔導士と召喚師が存在する、とのことだ様だ。
その魔導士と召喚師はあらゆる属性の魔法、及び召喚を行えるようだ。そしてその内の召喚を行う呪文が何故か記されていた。
「エレス=ジェレノア!速く避難を!」
……もう、賭けるしかない!
「『我はこの世の真理を破壊せし者――」
「詠唱なんてしてる暇は――」
「真実と偽りを見極めし者、今ここに理を超越せし力を手にし、その姿を現せ!』」
【エレメンタル・オーバードライブ】……!!
呪文と共に現れた魔導陣から白い光の柱が生じ、その中にうっすらと影が映っていたのが見えた。しかも、竜と同じ位に大きい。
そして光が消えると、そこにあったのは手帳の中に記されていた魔導装機、ディアナが召喚されていた。
そして、項辺りからコックピットの様なものが出て来た。エレスはコックピットに乗り移り、ディアナを起動させた。
『はじめましてマスター、私は…』
魔導装機は炎、水、風、地、雷、光、闇属性の魔力によって作られているため、本来人間には起動出来ないが、エレメントサモナーには起動する事が出来るらしい。
そして魔導装機にも意思があり、相性が悪いと暴走して周辺を破壊してしまうと僕の手帳には書かれてある。
それはあまりにも万能過ぎて、逆に禁忌を犯したのかと思ってしまう位だった。
だが、それもないのでどうやら僕はディアナに選ばれたようだ。
「自己紹介は後で良い、あの黒い竜を倒したいんだ、力を貸してくれ!」
『仰せのままに』
僕にそう答えると、ディアナは宙に浮いた。多分風魔法で飛んでいるのだろう。
「そう言えば武器は?」
『背中にあるエクセリアと腰のメルクリオスです』
……ようは銃剣とダガーってとこだよね。
『では行きます、マスター』
「あぁ、行こう!」
『グロォォァァ?』
し、死ぬかと思ったぁ……!
正直黒竜の炎よりディアナの加速力で圧倒されていた。この速さは心臓に悪いというレベルを超えている。
だが、今の僕はディアナに乗っていると言うよりディアナと一体化した様な感覚だ。
って事は……!?
『グロォォォァァァ!?』
やっぱりだ!
僕の意識をディアナと同調する事でディアナの視点で、ディアナの感覚でドラゴンの動きを読み取る事が出来るんだ!! これは、凄い!
じゃぁ……次は!
「てぇぇぇいっ!」
『グロォォァァァ……!?』
『マスター、止めを』
すると、ディアナの記憶の断片が頭に浮かんで来た。魔法名は……
『月の光に飲まれて失せよ! 【ムーンライト・バースト!】』
『グロォォォァァァ…』
エクセリアの左手から白い光体が現れ、黒竜へと触れた瞬間に白い光に飲まれて消えた。
「これで、終わっ…………」
そこで僕の意識は途絶えてしまった。
そのまま通り過ぎたい僕からすれば少し邪魔に思ってしまうが、そこは言って変わる事でもないので黙って進むのが無難かな。
「それじゃ、式場まで直行しますかぁ~」
「そうだね、私実は人気が多い所は苦手で」
「意外だな、まぁ僕も好まないけど」
そうして式場へと向かって歩き始めようとした時、その正面に紅蓮に染まったロングヘアーの制服姿の女性が目の前に立っている事に気付いた。
そして、何故か近い……!
僕の事を不思議そうに見つめているだけなら良いが、手刀が届く範囲まで警戒もなく来られると流石に怖い。
「ちょ、ちょっと!? 近いですよ会長!」
(グッジョブ! ミレア、助かった!)
(本当の事だもん。ちゃんと言わなきゃ止まらないかもしれないし)
そんなアイコンタクトをしている内に会長は我に返った様で、僕を見て申し訳なさそうに恥じらう顔をしていたのに気付いた。
「あ、ごめんなさい。貴方が何か他の人と雰囲気が違うから気になってしまって」
「いえいえ、別にいいんですよ、僕の目を見て驚く人の視線をこれまで何度も浴びてますから」
そう、僕の目はオッドアイ。
普通に考えて真っ先に注目する点のはずだ。……しかし、
「あ、私はレセリア=カーディア、って必要も無いかな?」
彼女は完全に無視だった。
どうやら、気にしていたのは別の何かだったようだけど、一体なんだったんだろう……?
「僕はエレス=ジェレノアです。召喚師を目指しています」
「私はミレア=マレスティっていいます。魔導士を目指しています」
「エレス君にミレアさんね、なるほど……」
「どうされたのですか?」
「ねぇ、あなた達は生徒会に入る気はあるかな?」
「えっ?」 「⁉」
なんで僕らが生徒会への誘いを受けるんだ? 入学する前から誘って来る理由は何なのだろうか?
「この学園では、生徒会には入学試験の上位者に生徒会へこうして誘っているの。そしてあなた達は同一点で一位にいるのよ」
「本当なんですかそれ⁉」
「えぇ、本当の事よ。二人は魔導士と召喚師、それぞれの部門で満点を出したのよ」
こんな事を大勢の人がいる中で言っていいのかと思ってしまったが、どうやら周辺には全く聞こえていないようだ。
「それでどうかな?」
僕らは目を一瞬合わせ、互いに即答した。
『考える時間を下さい』
「まぁそうよね、週明け位までに決めてくれれば良いから、それでは放課後に生徒会室にて」
にしても生徒会長に式の前に会うとは……。
実は制服のポケットの中に手帳がある事に朝食中に気付き、食べ終わってから中をさらっと目を通したのである。
この世界は僕が知っている文字は無い。
その上、手帳の文字は商売品の文字とは違う語句の集団の筈なのに、僕にはこの両方の文字の読み方や意味、書き方までも分かる。
まぁそれはいいとして、手帳にはこの学園のマップや食堂のメニュー、校則や有名な学園の生徒の情報、そして何か怪しい呪文や魔獣の情報までも書いてあった。
その中に会長の名もあった。
彼女の強力な火炎魔法で敵にした者は灰になってしまうと言われ、学園内では《紅蓮の魔導師》とも呼ばれている。
「ねぇエレス、生徒会に入る気はある?」
「まだ分からない、仕事の内容がわからないから今の所はなんとも言えないよ」
「そっかぁ…」
僕らは式場内へと足を踏み入れた。
空いている席が全て後列だったので、最後列の右端に並んで座る事にした。後ろの方がいい人多いんじゃないか? という考えは瞬時に玉砕された。
「ご来場の皆様、これより入学式を挙行します。まず最初に、学園長からの祝辞」
「皆さん、おはようございます。春風に揺れる草木、気持ちのいい陽の光、そして新入生と来賓の皆さんとこうしてこの時を迎えられた事を心から喜ばしく思います。皆さんの学園生活に幸ある事を心から祈っています。これで、祝辞の言葉とします」
何という短さだ……。
僕の記憶の中では校長や学園長の話は凄く長い筈だが、時間的にも文少量的にも明らかに短い。何の意図があるのかもわからないから、何となく怖いんだけど……うん。
その後は生徒会長が祝辞とこの学園での注意事項を語っていった。正直、生徒会長の方が学園長に見えてしまう。
「これで第三十五回、ユークリウス魔導学園入学式を終了します。新入生の皆さんは、先生の指示に従い、式場より退場して下さい」
「それじゃあエレス、また後で」
「あぁ、また後で」
僕らはそれぞれの学部に分かれて式場から退場した。
◇
ミレアと別れたエルスは魔導学園第ニ校舎の中へ入ると、クラス分けの表が大きく掲示板全面に貼られていた。
ふむふむ……、僕はどうやら四組のようだ。
指定の教室のドアを開けて入ると会って間も無いのに何故か賑わっていた。そして僕は自分の席に座った途端に前からの視線に気付いた。
「俺、ハルス=カルディアっていうんだ。これからよろしくな」
「よろしくハルス、僕はエレス=ジェレノア、エレスでいいよ」
「よろしくなエレス、にしてもオッドアイなんて珍しいな」
「まぁそうだよね、もう慣れてしまったけどね」
こんな事を言っているが、実際は少し気にしてしまっていた。今となってはどうでも良くなってしまっが。
「皆、席に着いて」
どうやら僕らの担任の先生が来たようだ。
「んじゃ、また後で」
「分かった」
反応が意外に速かったので少し驚いてしまった。確かに正しい判断なんだが。
「まずは皆さん、ご入学おめでとうございます。私はこのクラスの担任のケイル=アドニシアです。ちなみに私は光の召喚師です。それでは皆さんにこれから教科書を――」
『グロォォォァァァ!』
何者かの咆哮は耳を塞いでいても頭痛がするほど身体から響いてくる。そして咆哮がする方を向くと腰を抜かしてしまった。
ドラ……ゴン、だと……!?
えっ、そんなのまでいるとテンション上がるんだけど!? ……って、そんな場合じゃないね!
『只今、王都上空に黒い竜が現れました。皆さん、先生の指示に従って避難を開始して下さい』
……にしても、また手帳に書かれていたものが現実になっている。これは一体……?
彼の手帳の後半には、どこかの絵本の一部を切り取った様なページがあった。それは本当にこの世の物なのかと疑う位だった。
……確か本の一説には、その黒き翼を広げ舞い降りた時、一夜にして一つの都市が廃墟と化したと書かれていた。そしてもう一つ……――
「おいエレス!速く!」
世間一般には知られていない魔導士と召喚師が存在する、とのことだ様だ。
その魔導士と召喚師はあらゆる属性の魔法、及び召喚を行えるようだ。そしてその内の召喚を行う呪文が何故か記されていた。
「エレス=ジェレノア!速く避難を!」
……もう、賭けるしかない!
「『我はこの世の真理を破壊せし者――」
「詠唱なんてしてる暇は――」
「真実と偽りを見極めし者、今ここに理を超越せし力を手にし、その姿を現せ!』」
【エレメンタル・オーバードライブ】……!!
呪文と共に現れた魔導陣から白い光の柱が生じ、その中にうっすらと影が映っていたのが見えた。しかも、竜と同じ位に大きい。
そして光が消えると、そこにあったのは手帳の中に記されていた魔導装機、ディアナが召喚されていた。
そして、項辺りからコックピットの様なものが出て来た。エレスはコックピットに乗り移り、ディアナを起動させた。
『はじめましてマスター、私は…』
魔導装機は炎、水、風、地、雷、光、闇属性の魔力によって作られているため、本来人間には起動出来ないが、エレメントサモナーには起動する事が出来るらしい。
そして魔導装機にも意思があり、相性が悪いと暴走して周辺を破壊してしまうと僕の手帳には書かれてある。
それはあまりにも万能過ぎて、逆に禁忌を犯したのかと思ってしまう位だった。
だが、それもないのでどうやら僕はディアナに選ばれたようだ。
「自己紹介は後で良い、あの黒い竜を倒したいんだ、力を貸してくれ!」
『仰せのままに』
僕にそう答えると、ディアナは宙に浮いた。多分風魔法で飛んでいるのだろう。
「そう言えば武器は?」
『背中にあるエクセリアと腰のメルクリオスです』
……ようは銃剣とダガーってとこだよね。
『では行きます、マスター』
「あぁ、行こう!」
『グロォォァァ?』
し、死ぬかと思ったぁ……!
正直黒竜の炎よりディアナの加速力で圧倒されていた。この速さは心臓に悪いというレベルを超えている。
だが、今の僕はディアナに乗っていると言うよりディアナと一体化した様な感覚だ。
って事は……!?
『グロォォォァァァ!?』
やっぱりだ!
僕の意識をディアナと同調する事でディアナの視点で、ディアナの感覚でドラゴンの動きを読み取る事が出来るんだ!! これは、凄い!
じゃぁ……次は!
「てぇぇぇいっ!」
『グロォォァァァ……!?』
『マスター、止めを』
すると、ディアナの記憶の断片が頭に浮かんで来た。魔法名は……
『月の光に飲まれて失せよ! 【ムーンライト・バースト!】』
『グロォォォァァァ…』
エクセリアの左手から白い光体が現れ、黒竜へと触れた瞬間に白い光に飲まれて消えた。
「これで、終わっ…………」
そこで僕の意識は途絶えてしまった。
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