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第一章 うつろの気
三
信長は木曽川を挟んで斎藤利政の軍勢と対峙している。敵の後ろの遠くの空に、稲葉山がそびえている。
「かかれ!」
号令に従って織田軍の先発部隊が一斉に渡河して攻めかかる。
しかし、この時、摩訶不思議なことが起こった。敵の大将・斎藤利政が馬上から軍配を一振りすると、にわかに天候が乱れ、川が氾濫したのである。織田軍の兵は次々に濁流に飲み込まれて流されていく。
「オノレ。斎藤利政は奇術を弄するか」
「まったく理解の外というほかありません。若、ここはお逃げください」
平手はそう言うと、殿として残ったが、やがて敵の大軍に呑まれて消えた。自慢の愚連隊も、退却する中で、一人、また一人と討ち取られていった。
ようやく尾張の国境近くまで逃げおおせたかと思った矢先、眼前に大きな川が現れて行く手を遮った。川は血に赤く染まり、織田軍の骸が転がっている。川の向こうを見て信長は目を疑った。遠方の空に稲葉山が、鬼ヶ島のようにそびえているではないか。
「利政め。また何かしたな」
すると信長の背後ににじり寄る影。
「誰だ、キサマは」
「斎藤左近大夫利政と申す」
しわがれた声の主は、手に持った三間の長槍を信長の頭上に振り下ろした。
信長は、ふと目を覚ました。もう冬だというのに寝汗をかいている。
ムクリと起き上がって外へ出た。風が汗を冷やして気持ちがいい。もう、夢を見たことなど覚えていなかった。
馬に乗ってこっそりと城を出た。信秀の出陣から数日が経っている。今更、後を追いかけようというのではない。ただ、何か、じっとしていることのできない気分だった。
あの日、相撲に興じた河原へ寝転がり、夜空を見上げると、雲間から月が出てきた。満月だった。
「いまごろ大柿では、血の雨が降っているのかな」
ひどく穏やかな声。降っている血は、敵のものかもしれないし、味方のものかもしれない。はたまた、自らの父親のものかもしれない。しかし、考えるだけ無駄なことだ。スズムシの声だけが聞こえるしずかな夜だった。
だから、異音が生じたときに、信長はすぐ気がついた。音は少しずつ近づいてくる。見据えたなだらかな丘陵の先から、やがて、全容が明らかになった。松明を掲げた行軍である。
信長は灌木に身を潜めた。
「あれは、清洲の軍勢か」
尾張の守護は斯波(武衛)家といったが、乱世の中で名目どおりの力を失って久しい。代わって台頭したのが守護代を務めていた織田の守護代家であった。尾張国の上四群を岩倉織田氏、下四群を清洲織田氏と呼ばれる一族がそれぞれ分割統治していたが、とりわけ、清州織田氏は、斯波一族の居住する尾張の中心・清洲城を根城にして尾張国を牛耳っていた。
信長の生まれた織田弾正忠家は、元来、その清州織田氏の庶流であり、家臣という身分に過ぎなかったが、これも乱世の妙か、津島・熱田といった港町を押さえて財を成し、信秀の代には本家である清州織田氏を凌ぐ力をつけていた。
主の方がそれを面白く思うはずはない。清洲織田氏は、ある時、大きくなりすぎた家来を攻め滅ぼそうと挙兵した。しかし、実際に戦争してみると、織田信秀という男が容易に倒せるような輩ではないことが分かった。予想外の事態に、清洲織田氏は自らけしかけた戦争の和睦を申し出た。信秀が鷹揚にそれに応える。もはや、どちらが君でどちらが臣かわからないが、これも乱世ではままあることだった。
ちょうど、この頃からだろうか。信秀とその近臣の者を皮切りに、弾正忠家の内では、清州織田氏を「清州衆」などと呼称する者が現れ始めた。
「どうもオレのとこ(那古野)へ攻め来る様子じゃないな。あの方角は、」
信秀は、清洲衆との和睦の後も、尾張国外の敵と戦い勢力を拡大し続けた。文字通りの東奔西走の日々である。国外の猛者と切り結ぶうち、やがて、尾張国内に独力で信秀に対抗できる軍事勢力というのはなくなってしまった。清洲織田氏とも長く奇妙な協力関係が続いていたが、しかし、陰謀という類のものが芽吹くのは、こういう時である。
この手の陰謀に長じた男が、清州織田氏の重臣にいたのだ。名を坂井大膳という。
清洲織田氏の当主を織田達勝といったが、既に老齢で、再び信秀と事を構える覇気などもはやなかった。そうなると、煮え切らないのは配下の者たちである。庶流の一家臣であるはずの信秀なる成り上がりに、でかい顔をされて何の手も打てない当主を押さえつけ、清洲の軍政をまるごと取り仕切ったのが、大膳だった。
二か月前、信秀が美濃で大敗北を喫した際、率いられていた清洲の兵も多く死んだ。しかし、大膳は、信秀の敗北の方を大いに喜んで、密かに兵を集め始めた。そこへ、信秀が再び美濃の大柿城へ出兵するというではないか。「千載一遇とはまさにこのこと。織田信秀の本拠・古渡城へ一挙に攻めかけ、彼奴の帰る場所をなくしてしまおう」と、そういう算段だった。
栗毛の馬に乗った坂井大膳が信長の眼前を通る。
「小守護代・坂井大膳か。賢しらなイケ好かない顔をしてやがる。父上の留守をつく奸計はこいつの裁量に間違いないな。しかし、裏を返せば、まともに戦っては勝つ目がないと自分で認めているようなものだ」
信長は一瞬で清洲衆の策略のすべてを看破したが、それは理詰めの緻密な推論などではない。ただ、信長の内に秘められた欲望が、その戦争を欲していたのだ。そうだったら、良い。古渡城へ攻め込む清洲衆を迎え撃つことこそ、このとき、信長が脳裏に描いた望みだったから。
「いっちょ大膳と遊ぼうか」
信長は駆けだした。那古野城下へ戻り、兵をかき集めた。当然、例の信長一党の愚連隊だけである。延べ五十人ほどしか集まらなかったが、その代わりにすべてが早い。町民が物音に起きる暇もなく、一党は古渡へ向けて発った。
しかし、一人だけその異変を察知した者がいた。平手政秀である。胸騒ぎに眠りから覚めた平手は、館に信長を訪ねると、彼が不在であることを知った。代わりに、自分に宛てられた一枚の書置きを見つける。
『古渡城に清州衆が攻めかかるから一戦やってくるよ。大将の坂井大膳を討ち取る予定だから、キサマは、首実験が滞りなく行えるよう、準備して城で待機せよ。待つのも戦の内』
「しまった」
平手はすぐさま那古野中の兵隊をかき集めて信長の後を追った。冷や汗がダラリと額を走り、それを木枯しが刺すように冷やす。老体に染みるようだった。
「かかれ!」
号令に従って織田軍の先発部隊が一斉に渡河して攻めかかる。
しかし、この時、摩訶不思議なことが起こった。敵の大将・斎藤利政が馬上から軍配を一振りすると、にわかに天候が乱れ、川が氾濫したのである。織田軍の兵は次々に濁流に飲み込まれて流されていく。
「オノレ。斎藤利政は奇術を弄するか」
「まったく理解の外というほかありません。若、ここはお逃げください」
平手はそう言うと、殿として残ったが、やがて敵の大軍に呑まれて消えた。自慢の愚連隊も、退却する中で、一人、また一人と討ち取られていった。
ようやく尾張の国境近くまで逃げおおせたかと思った矢先、眼前に大きな川が現れて行く手を遮った。川は血に赤く染まり、織田軍の骸が転がっている。川の向こうを見て信長は目を疑った。遠方の空に稲葉山が、鬼ヶ島のようにそびえているではないか。
「利政め。また何かしたな」
すると信長の背後ににじり寄る影。
「誰だ、キサマは」
「斎藤左近大夫利政と申す」
しわがれた声の主は、手に持った三間の長槍を信長の頭上に振り下ろした。
信長は、ふと目を覚ました。もう冬だというのに寝汗をかいている。
ムクリと起き上がって外へ出た。風が汗を冷やして気持ちがいい。もう、夢を見たことなど覚えていなかった。
馬に乗ってこっそりと城を出た。信秀の出陣から数日が経っている。今更、後を追いかけようというのではない。ただ、何か、じっとしていることのできない気分だった。
あの日、相撲に興じた河原へ寝転がり、夜空を見上げると、雲間から月が出てきた。満月だった。
「いまごろ大柿では、血の雨が降っているのかな」
ひどく穏やかな声。降っている血は、敵のものかもしれないし、味方のものかもしれない。はたまた、自らの父親のものかもしれない。しかし、考えるだけ無駄なことだ。スズムシの声だけが聞こえるしずかな夜だった。
だから、異音が生じたときに、信長はすぐ気がついた。音は少しずつ近づいてくる。見据えたなだらかな丘陵の先から、やがて、全容が明らかになった。松明を掲げた行軍である。
信長は灌木に身を潜めた。
「あれは、清洲の軍勢か」
尾張の守護は斯波(武衛)家といったが、乱世の中で名目どおりの力を失って久しい。代わって台頭したのが守護代を務めていた織田の守護代家であった。尾張国の上四群を岩倉織田氏、下四群を清洲織田氏と呼ばれる一族がそれぞれ分割統治していたが、とりわけ、清州織田氏は、斯波一族の居住する尾張の中心・清洲城を根城にして尾張国を牛耳っていた。
信長の生まれた織田弾正忠家は、元来、その清州織田氏の庶流であり、家臣という身分に過ぎなかったが、これも乱世の妙か、津島・熱田といった港町を押さえて財を成し、信秀の代には本家である清州織田氏を凌ぐ力をつけていた。
主の方がそれを面白く思うはずはない。清洲織田氏は、ある時、大きくなりすぎた家来を攻め滅ぼそうと挙兵した。しかし、実際に戦争してみると、織田信秀という男が容易に倒せるような輩ではないことが分かった。予想外の事態に、清洲織田氏は自らけしかけた戦争の和睦を申し出た。信秀が鷹揚にそれに応える。もはや、どちらが君でどちらが臣かわからないが、これも乱世ではままあることだった。
ちょうど、この頃からだろうか。信秀とその近臣の者を皮切りに、弾正忠家の内では、清州織田氏を「清州衆」などと呼称する者が現れ始めた。
「どうもオレのとこ(那古野)へ攻め来る様子じゃないな。あの方角は、」
信秀は、清洲衆との和睦の後も、尾張国外の敵と戦い勢力を拡大し続けた。文字通りの東奔西走の日々である。国外の猛者と切り結ぶうち、やがて、尾張国内に独力で信秀に対抗できる軍事勢力というのはなくなってしまった。清洲織田氏とも長く奇妙な協力関係が続いていたが、しかし、陰謀という類のものが芽吹くのは、こういう時である。
この手の陰謀に長じた男が、清州織田氏の重臣にいたのだ。名を坂井大膳という。
清洲織田氏の当主を織田達勝といったが、既に老齢で、再び信秀と事を構える覇気などもはやなかった。そうなると、煮え切らないのは配下の者たちである。庶流の一家臣であるはずの信秀なる成り上がりに、でかい顔をされて何の手も打てない当主を押さえつけ、清洲の軍政をまるごと取り仕切ったのが、大膳だった。
二か月前、信秀が美濃で大敗北を喫した際、率いられていた清洲の兵も多く死んだ。しかし、大膳は、信秀の敗北の方を大いに喜んで、密かに兵を集め始めた。そこへ、信秀が再び美濃の大柿城へ出兵するというではないか。「千載一遇とはまさにこのこと。織田信秀の本拠・古渡城へ一挙に攻めかけ、彼奴の帰る場所をなくしてしまおう」と、そういう算段だった。
栗毛の馬に乗った坂井大膳が信長の眼前を通る。
「小守護代・坂井大膳か。賢しらなイケ好かない顔をしてやがる。父上の留守をつく奸計はこいつの裁量に間違いないな。しかし、裏を返せば、まともに戦っては勝つ目がないと自分で認めているようなものだ」
信長は一瞬で清洲衆の策略のすべてを看破したが、それは理詰めの緻密な推論などではない。ただ、信長の内に秘められた欲望が、その戦争を欲していたのだ。そうだったら、良い。古渡城へ攻め込む清洲衆を迎え撃つことこそ、このとき、信長が脳裏に描いた望みだったから。
「いっちょ大膳と遊ぼうか」
信長は駆けだした。那古野城下へ戻り、兵をかき集めた。当然、例の信長一党の愚連隊だけである。延べ五十人ほどしか集まらなかったが、その代わりにすべてが早い。町民が物音に起きる暇もなく、一党は古渡へ向けて発った。
しかし、一人だけその異変を察知した者がいた。平手政秀である。胸騒ぎに眠りから覚めた平手は、館に信長を訪ねると、彼が不在であることを知った。代わりに、自分に宛てられた一枚の書置きを見つける。
『古渡城に清州衆が攻めかかるから一戦やってくるよ。大将の坂井大膳を討ち取る予定だから、キサマは、首実験が滞りなく行えるよう、準備して城で待機せよ。待つのも戦の内』
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この小説は『大罪人の娘』を補完するものでもあります。
(前編が執筆終了していますが、後編の執筆に向けて修正中です))