小さな黄色の花を咲かせる頃には

ひまわりまま

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第四章

冬の風を感じながら

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次の日、寒さに鼻をすすりながら歩く私の後ろから風華が「葉っぱ 全部なくなっちゃったね・・・」と言ってきた。
その木を見上げると、昨日の下校の時の二枚の葉っぱはもうどこにもなかった。
「もう秋が終わったんだな」
私は枯れ葉を落としたその木を見てつぶやいた。
首筋にすっとぬけた冷たい風に冬を感じ、思わず身震いをしながら私は歩きだした。

風華は
風華は枯れ葉を落としたその木を見つめたまま無言で立ち尽くしていた。
私達の班は風華からどんどん離れていく。
それでも風華は、枯れ葉を落とし、寒空の中をただ一人無言で立ち続けるその木を、誰にも知ることのできない気持ちを抱えたまま、まるで同じ気持ちを、痛みを共有しているかのように身動きせずに見上げていた。

「風華!置いてっちゃうよ!!」
遠くから叫ぶ私の声は冬の風の中に消えていった。
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