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第一章
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しばらく休んでお昼ご飯を食べた後、いよいよ朋子に連絡をすることにした。ううう、ドキドキする…。
携帯をとり、発信ボタンをタップすると数コールで朋子が出た。
「朋子?あ、あの今少し時間大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。何?」
「昨日のことなんだけど、ごめんね。酔っ払っちゃったみたいで、迷惑かけて」
「なんだそんなこと?私は全然迷惑かけられてないよ。それに、お酒だって璃子が自主的に飲んだわけじゃないんだし。それよりー、だ・ん・な・さ・まに感謝しなさいよねー!」
!!!!
恭ちゃんのことをどう切り出そうかと思っていたのに、いきなり朋子がそのことに触れてきたから、変な声が出た。
「そのことなんだけど…朋子、黙っててごめん。お、怒ってる?」
「うん、怒ってる!」
やっぱり…。自分のせいとはいえ、大事な友達を怒らせてしまったことに対して、後悔とか申し訳なさとかが溢れ出てきて、じわっと目に涙が滲んだ。
「なーんてね。言ってくれなかったことは少し寂しいけど、あんな旦那様じゃ、しょうがないんじゃない?そもそも、言われても信じなかったと思うし!」
朋子はそう言ってケラケラと笑った。
「ううう、朋子ー!ごめんー!許してくれてありがとー!」
安堵のあまり滲んでいた涙が滝のように出てきた。ひっくひっくと泣きじゃくり、ズルズルと鼻をすする。
「ったく璃子ってば、泣きすぎ。汚い顔してると、愛想尽かされるよ」
「それは困る…」
そして私たちはどちらからともなく笑った。
「朋子、これからも友達でいてくれる?」
「あったりまえでしょ!そんで、今度永井さんのイケメンの友達紹介してよ」
「ありがとう!と、友達の紹介は…恭ちゃんに聞いとくね」
「絶対だよ!よろしくね!!」
朋子はこれでもかと念を押してから電話を切った。さすが朋子。…恭ちゃんに相談してみよう。
それにしても、朋子が私のことを許してくれて、これからも友達でいてくれるって言ってくれて、本当に安心した。大学からだから、まだまだ短い付き合いだけど、大事な大事な友達だから。
「恭ちゃん!」
電話を終えてリビングに行き、ソファーで本を読んでいた恭ちゃんに抱きついた。
「電話終わったの?」
「うん。朋子、秘密にしてたこと許してくれた」
「よかったな。いい子そうだったし、俺は大丈夫だと思ってたよ」
恭ちゃんが私の髪を梳きながら、優しく見つめてくれる。
「そ、それでね。その代わりってわけではないんだけど、朋子が…男の子を紹介して欲しいって。恭ちゃんの友達で誰かいるかなあ?」
「男?まあ適当に彼女いないやつに声かけてもいいよ」
「本当!?ありがとう!できれば、その、イケメンでお願いします」
「…どんなのがイケメンなのかよくわからないけど、もてそうなやつに当たってみるよ」
若干困りつつも恭ちゃんが引き受けてくれて、私は胸をなでおろした。
「そんなことより、璃子…」
ホッとしていたのもつかの間、突然恭ちゃんが色気だだ漏れな目で私を見つめてきて、心臓がドキドキと音を立てる。
「頭痛いの大丈夫ならさ、しよっか?」
一応問いかけられてはいるものの、恭ちゃんのお誘いを一度も断ったことがない私の答えは、すでに知られているだろう。こくんと頷くと、恭ちゃんの手がワンピース型のルームウェアの下から入り込み、ショーツ越しに私のお尻を撫で始める。
「ここがいい?ベッドがいい?」
「…ベッド」
「璃子が無事で、本当によかった…」
とろけるようなキスや愛撫をしながら、恭ちゃんが何度も私の名前を呼ぶ。私だって、こんなこと恭ちゃん以外とは考えられないよ。
身体をとろとろにとかされてから、恭ちゃんがゆっくりと入ってくる。ゆっくり、ゆっくり、形を覚えこませるように。
いつもとは違うペースのそれに、私はいつも以上に感じすぎてしまった。
携帯をとり、発信ボタンをタップすると数コールで朋子が出た。
「朋子?あ、あの今少し時間大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。何?」
「昨日のことなんだけど、ごめんね。酔っ払っちゃったみたいで、迷惑かけて」
「なんだそんなこと?私は全然迷惑かけられてないよ。それに、お酒だって璃子が自主的に飲んだわけじゃないんだし。それよりー、だ・ん・な・さ・まに感謝しなさいよねー!」
!!!!
恭ちゃんのことをどう切り出そうかと思っていたのに、いきなり朋子がそのことに触れてきたから、変な声が出た。
「そのことなんだけど…朋子、黙っててごめん。お、怒ってる?」
「うん、怒ってる!」
やっぱり…。自分のせいとはいえ、大事な友達を怒らせてしまったことに対して、後悔とか申し訳なさとかが溢れ出てきて、じわっと目に涙が滲んだ。
「なーんてね。言ってくれなかったことは少し寂しいけど、あんな旦那様じゃ、しょうがないんじゃない?そもそも、言われても信じなかったと思うし!」
朋子はそう言ってケラケラと笑った。
「ううう、朋子ー!ごめんー!許してくれてありがとー!」
安堵のあまり滲んでいた涙が滝のように出てきた。ひっくひっくと泣きじゃくり、ズルズルと鼻をすする。
「ったく璃子ってば、泣きすぎ。汚い顔してると、愛想尽かされるよ」
「それは困る…」
そして私たちはどちらからともなく笑った。
「朋子、これからも友達でいてくれる?」
「あったりまえでしょ!そんで、今度永井さんのイケメンの友達紹介してよ」
「ありがとう!と、友達の紹介は…恭ちゃんに聞いとくね」
「絶対だよ!よろしくね!!」
朋子はこれでもかと念を押してから電話を切った。さすが朋子。…恭ちゃんに相談してみよう。
それにしても、朋子が私のことを許してくれて、これからも友達でいてくれるって言ってくれて、本当に安心した。大学からだから、まだまだ短い付き合いだけど、大事な大事な友達だから。
「恭ちゃん!」
電話を終えてリビングに行き、ソファーで本を読んでいた恭ちゃんに抱きついた。
「電話終わったの?」
「うん。朋子、秘密にしてたこと許してくれた」
「よかったな。いい子そうだったし、俺は大丈夫だと思ってたよ」
恭ちゃんが私の髪を梳きながら、優しく見つめてくれる。
「そ、それでね。その代わりってわけではないんだけど、朋子が…男の子を紹介して欲しいって。恭ちゃんの友達で誰かいるかなあ?」
「男?まあ適当に彼女いないやつに声かけてもいいよ」
「本当!?ありがとう!できれば、その、イケメンでお願いします」
「…どんなのがイケメンなのかよくわからないけど、もてそうなやつに当たってみるよ」
若干困りつつも恭ちゃんが引き受けてくれて、私は胸をなでおろした。
「そんなことより、璃子…」
ホッとしていたのもつかの間、突然恭ちゃんが色気だだ漏れな目で私を見つめてきて、心臓がドキドキと音を立てる。
「頭痛いの大丈夫ならさ、しよっか?」
一応問いかけられてはいるものの、恭ちゃんのお誘いを一度も断ったことがない私の答えは、すでに知られているだろう。こくんと頷くと、恭ちゃんの手がワンピース型のルームウェアの下から入り込み、ショーツ越しに私のお尻を撫で始める。
「ここがいい?ベッドがいい?」
「…ベッド」
「璃子が無事で、本当によかった…」
とろけるようなキスや愛撫をしながら、恭ちゃんが何度も私の名前を呼ぶ。私だって、こんなこと恭ちゃん以外とは考えられないよ。
身体をとろとろにとかされてから、恭ちゃんがゆっくりと入ってくる。ゆっくり、ゆっくり、形を覚えこませるように。
いつもとは違うペースのそれに、私はいつも以上に感じすぎてしまった。
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