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旅立ち
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勇者ココは17才の女の子。
25年前に魔王討伐を果たした英雄コパの血を受け継ぐ一人娘だ。
しかし、半年前から瘴気が濃くなり世界中が不穏な空気に包まれ始めた。
英雄コパは3年前に病気で亡くなっていて人々はココに原因究明の期待を寄せた。
王「英雄コパの一人娘ココよ。最近世界中で瘴気が濃くなっているのは知っているな?隣国では村人が急に行方不明となる事件も発生していると聞く。そこでココ。そなたには仲間とともに瘴気が濃くなった原因を調査してほしい。」
ココ「はっ。仰せのままに。」
王「そうか。期待しているぞ勇者ココよ。まずは城下町で必要な装備を整えるがよい。」
ココは王から2,000Gもらった。
ココ「はぁー。なんでこんなことに…そりゃあお父さんは勇敢でたくましくて立派な人だったかもしれないけど、お父さんが魔王を討伐したから私は平和な時代しか知らないし、もし戦いとかあっても勝てないよぉ。まぁお父さんから少しは仕込まれたけど、それもお父さんの体調が良かった10才くらいまでだしなぁ。はぁ不安しかない…」
城を出たココは愚痴っていた。
平和な世で育ったココは特に訓練を受けているわけでもなく、ただ街の人たちの期待がココに集中したため断れる雰囲気ではなくなってしまったのだ。
ココ「まぁ愚痴言ってても仕方ないか。まずはもらった2,000Gで装備整えなきゃ。あと交流館で仲間が待ってるみたいだしね。」
(品揃え悪っ………)
店主「いらっしゃい!勇者ココ!いろんな武器防具を揃えてるよ!」
(うそつけ!なんだよ『こんぼう』とか、『皮の防具』とか。もっと強そうなのあるだろ!)
店主「ココは腕力は無さそうだからこの『皮の服』と『皮のブーツ』『皮のパンツ』がおすすめだね。武器はえっと…あったあった。この『細身の剣』とかどうだい?」
ココ「えっ!細身の剣?!何それかっこいい!それにします!」
店主「ありがとう。皮製品が全部で1,800G。細身の剣が3,500Gだよ。」
ココ「えっ?全部で5,300G?持ってないです…2,000Gで買えるものありますか?」
店主「うーん。棍棒なら200Gだけど…」
ココ「棍棒でお願いします…」
ココは皮の防具一式と棍棒を買って無一文になった。
ココ「2,000Gなんて大金初めて持ったから浮かれてたけど、全然買えないじゃん!ってか王様ケチくさくない?勇者だよ?わたし。勇者!それも英雄の血を引く一人娘が皮製品と棍棒?ってかモンスターとか倒せるんだろうか…いや、出たことないけど。最近瘴気が濃くなってるし。マジで不安。あっ!交流館行って仲間と会わなきゃ。」
ココは交流館へ急ぐ。
カランカラン…ドアが開く。ドアの向こうには13人の仲間が待機していた。
交流館館主「お待ちしておりました勇者ココ殿!さあこちらは勇者と旅する13人の仲間たちです。よい旅立ちを!」
ココ「いらない…」
館主「へ?今なんと?」
ココ「こんなに仲間いらない!なんかパーティーって5人くらいで組むんじゃないの?何13人って!しかもなんかゴリゴリの男の人ばっかじゃん!モンスターに襲われる前にこの人たちに襲われそうだよ!」
館主「おきに召しませんでしたか?」
仲間候補たちはしょんぼりした顔付きになる。
ココ「あっ、ごめん。みんなの事が嫌いなわけじゎないの。そのちょっとびっくりしちゃって…あれ?」
ココは奥にいる同い年くらいの青年を見つけた。
ココ「リーフ?」
リーフ「久しぶり。」
ココ「なんでここに居るの?」
リーフ「今は王城兵見習いなんだけど、ココが旅立つって言うから参加したんだ。」
ココ「リーフ…あんたのこと大っ嫌い!昔はスカートめくりされたし、散々テストの点数バカにされたし、それに14才の時にお風呂覗き見されたこと今でも許さないから!
…………でも心強いよ。あんたみたいな人でも身近な人と一緒に行きたいな…」
館主「では勇者ココ。こちらの青年と二人で旅立ちということでよろしいですか?」
ココ「えっ?二人?ちょ、ちょっと待って!あと魔法使いとか僧侶とかいない?ほら、パーティーってそういうもんじゃん!」
館主「魔法を使えるのはそちらの青年一人になります。あとは屈強なパワー系のゴリマッチョを揃えておりますがいかがいたしますか?」
ココ「二人で旅立ちます。」
こうして勇者ココは幼なじみのリーフと共に瘴気が濃くなった原因を探るため旅に出たのであった。
25年前に魔王討伐を果たした英雄コパの血を受け継ぐ一人娘だ。
しかし、半年前から瘴気が濃くなり世界中が不穏な空気に包まれ始めた。
英雄コパは3年前に病気で亡くなっていて人々はココに原因究明の期待を寄せた。
王「英雄コパの一人娘ココよ。最近世界中で瘴気が濃くなっているのは知っているな?隣国では村人が急に行方不明となる事件も発生していると聞く。そこでココ。そなたには仲間とともに瘴気が濃くなった原因を調査してほしい。」
ココ「はっ。仰せのままに。」
王「そうか。期待しているぞ勇者ココよ。まずは城下町で必要な装備を整えるがよい。」
ココは王から2,000Gもらった。
ココ「はぁー。なんでこんなことに…そりゃあお父さんは勇敢でたくましくて立派な人だったかもしれないけど、お父さんが魔王を討伐したから私は平和な時代しか知らないし、もし戦いとかあっても勝てないよぉ。まぁお父さんから少しは仕込まれたけど、それもお父さんの体調が良かった10才くらいまでだしなぁ。はぁ不安しかない…」
城を出たココは愚痴っていた。
平和な世で育ったココは特に訓練を受けているわけでもなく、ただ街の人たちの期待がココに集中したため断れる雰囲気ではなくなってしまったのだ。
ココ「まぁ愚痴言ってても仕方ないか。まずはもらった2,000Gで装備整えなきゃ。あと交流館で仲間が待ってるみたいだしね。」
(品揃え悪っ………)
店主「いらっしゃい!勇者ココ!いろんな武器防具を揃えてるよ!」
(うそつけ!なんだよ『こんぼう』とか、『皮の防具』とか。もっと強そうなのあるだろ!)
店主「ココは腕力は無さそうだからこの『皮の服』と『皮のブーツ』『皮のパンツ』がおすすめだね。武器はえっと…あったあった。この『細身の剣』とかどうだい?」
ココ「えっ!細身の剣?!何それかっこいい!それにします!」
店主「ありがとう。皮製品が全部で1,800G。細身の剣が3,500Gだよ。」
ココ「えっ?全部で5,300G?持ってないです…2,000Gで買えるものありますか?」
店主「うーん。棍棒なら200Gだけど…」
ココ「棍棒でお願いします…」
ココは皮の防具一式と棍棒を買って無一文になった。
ココ「2,000Gなんて大金初めて持ったから浮かれてたけど、全然買えないじゃん!ってか王様ケチくさくない?勇者だよ?わたし。勇者!それも英雄の血を引く一人娘が皮製品と棍棒?ってかモンスターとか倒せるんだろうか…いや、出たことないけど。最近瘴気が濃くなってるし。マジで不安。あっ!交流館行って仲間と会わなきゃ。」
ココは交流館へ急ぐ。
カランカラン…ドアが開く。ドアの向こうには13人の仲間が待機していた。
交流館館主「お待ちしておりました勇者ココ殿!さあこちらは勇者と旅する13人の仲間たちです。よい旅立ちを!」
ココ「いらない…」
館主「へ?今なんと?」
ココ「こんなに仲間いらない!なんかパーティーって5人くらいで組むんじゃないの?何13人って!しかもなんかゴリゴリの男の人ばっかじゃん!モンスターに襲われる前にこの人たちに襲われそうだよ!」
館主「おきに召しませんでしたか?」
仲間候補たちはしょんぼりした顔付きになる。
ココ「あっ、ごめん。みんなの事が嫌いなわけじゎないの。そのちょっとびっくりしちゃって…あれ?」
ココは奥にいる同い年くらいの青年を見つけた。
ココ「リーフ?」
リーフ「久しぶり。」
ココ「なんでここに居るの?」
リーフ「今は王城兵見習いなんだけど、ココが旅立つって言うから参加したんだ。」
ココ「リーフ…あんたのこと大っ嫌い!昔はスカートめくりされたし、散々テストの点数バカにされたし、それに14才の時にお風呂覗き見されたこと今でも許さないから!
…………でも心強いよ。あんたみたいな人でも身近な人と一緒に行きたいな…」
館主「では勇者ココ。こちらの青年と二人で旅立ちということでよろしいですか?」
ココ「えっ?二人?ちょ、ちょっと待って!あと魔法使いとか僧侶とかいない?ほら、パーティーってそういうもんじゃん!」
館主「魔法を使えるのはそちらの青年一人になります。あとは屈強なパワー系のゴリマッチョを揃えておりますがいかがいたしますか?」
ココ「二人で旅立ちます。」
こうして勇者ココは幼なじみのリーフと共に瘴気が濃くなった原因を探るため旅に出たのであった。
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