瑞獣さまは遠慮しない

初椛

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エピローグ〜和花葉神社のツチノコさま!?

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「いおり~ん! こっちこっち!」

 手水舎の前で大きく両手を振るニナさんは、バッサリ髪を切っていた。
 ショートボブもよく似合っているけど、レイフラのシュシュをつけた姿はもう見られないと思うと残念すぎる。
 
 雇用条件を満たさない中学生のニナさんは、バイト見習いとして参道沿いにある古民家カフェ『ハロー・アロー』を手伝っている。
 カフェの制服は、和風のシャツワンピースにほうじ茶ラテグラデーションのエプロンと決まっているんだけど、ニナさんは私服のTシャツに黒いエプロンのコーデではたらいている。
 
 任された仕事は、店内外の植物の手入れとメニューの試食が主なもので、時給は発生していない。
 その代わり、学費支援はまかせなさいと中堂寺店長は約束してくれたそうだ。
 ニナさんのお母さんの妹・中堂寺ちゅうどうじ紗弓さゆみさんは海外を飛び回る仕事に飽きて、地元でのカフェオープンに残りの人生を賭ける決意をしたらしい。

 リノベーションで明るくなった店内は居心地がよく、サービスと食事メニューも好評で新規客も順調に来てくれている。
 ゆくゆくはブックカフェとしても機能させたいと意欲を見せる中堂寺店長は、ニナさんより15歳くらい上なのに、先生たちよりずっと親しみやすい大人の女性だ。
 初対面ではクールなシゴデキタイプだと思って緊張していた気がする。
 それは正しかったのだけど、よく食べ笑い颯爽と仕事を片付けていく彼女は、私にまかせておきなさいが口癖の世話焼きお姉さんだった。

 やっぱり縁って、ふしぎな形でつながっているんだと思う。

『君は大人に頼るべきです。抱えこまなくていいんですよ。自分を大切にしてください』

 柏翁はくおうさんにそう言われて、自分を甘やかすことに決めたんだとニナさんは打ち明けてくれた。
 両親の別居後、疎遠になっていた実家に連絡を取ると、あっさり協力を申し出てくれたそうだ。

『今さら、なに? って言われるのがこわかったんだ。でも電話して、おばあちゃんと紗弓さんに会いに行ったら、そんなの全然心配しなくてよかった……』

 二人を信じ頼ることが出来た彼女の未来は、これから良い方向へ流れていくはずだ。
 瑞獣さまが護ってくれる神社なのだから、そのくらいのご利益があってもいいだろう。
 
 読書好きで、聊斎志異や山海経のふしぎな世界観が好きだと語る彼女は、大学への進学を希望している。
 ウミウシだけでなく、海の生物の造形推しなので共通の話題も多い。  
 年上の友だちなんていなかったから、ニナさんと知り合えたのはラッキーだった。
 ひとつ心配だけなのは、柏翁はくおうさんに対する感謝やあこがれが、恋に発展してしまうことだけど、今のところその予兆はまったくない。
 
「この画像見てくれる? パフェの試作なんだけど、季節の花手水とテーマカラー合わせて、盛りつけとかも工夫してるの! 前にいおりんと話してた神社オリジナルガチャにも限定アイテム入れたいんだよね!」

 アイデアを形にしていくことが面白くてたまらないと盛り上がるニナさんはパワフルだ。
 和菓子や神社関連の書籍を図書館で探してきて、自分なりにまとめる作業も効率よくこなしている。
 minst@での情報発信もニナさんが加わってから反応が増えたそうだ。
 カフェの手伝い、受験勉強、家の事。
 忙しいのにキラキラしている彼女を尊敬せずにはいられない。

 学生の意見は参考になると中堂寺店長は私たちとスタッフさんの交流会もセッテイングしてくれている。
 ちょっとワーカホリックなところはあるけれど、全体を見通して指示を出したり、常に一歩二歩先を読んでいく有能さは見ていて気持ちがいい。
 リピート客は店長のファンだというのもうなずける。

 神社が職場の柏翁はくおうさんとは毎日のように顔を合わせるはずだ。
 ロマンスの予感を察知したけど、恋愛ルートを通る通らないも選択の自由だ。
 周りから、勝手に言われたくないだろう。
 
 ちょっとずつ色合いを変えたパフェの試作品は、画像で見せてもらってるから、どれも同じに感じてしまう。
 花手水で涼やかに揺れる実際の花たちと見比べた後、私は正直な意見を伝えた。

「色をそろえても、映えスイーツに慣れちゃった人たちには響かないと思います。和花葉神社らしさとか、お店自慢のメニューとか取り入れてみませんか? あと、この前テレビで見たんですけど推しカラーにこだわる人もいるみたいなんで……」
「いおりん、真面目に考えてくれてるねぇ。確かにココじゃなきゃってポイントがあるといいよね。食器とかコースターとかスリーブとか、まだまだ改善の余地はありそう」  
「せっかくハーブも植えてるんだし、和花葉神社育ちのハーブとか植物の種も活用してみませんか?」
「それもいいなぁ。いおりん、ハロアロによってくれない? 味の組み合わせとかも相談乗ってくれたら助かる~」

 パンと両手を合わせて拝むポーズをとるニナさんに、ゆっくり近づいてきた瑞獣さまが提案した。

伊桜里いおりは少食だから、オレがいた方が無駄が出ないと思うのだが」
「うんうん、翠玉様はいおりんとずーっとくっついていたいんだよね!」
「はあ? 誰がそんなことを!」

 柏翁はくおうさんの呼び方を参考に、ニナさんは瑞獣さまを翠玉様と呼んでいる。
 私は別の名前で彼を呼んだはずなんだけど、なぜか思い出せなかった。

 祭事が近くなったせいか、神社には地域の人が集まることも増えてきた。
 準備で騒がしくなっても、柏翁はくおうさんが姿を見せるだけで、空気がゆっくりと変化していく。

 風が揺らす木々のさざめき、人々の足音、重なり合う日常の雑音さえ、神域の厳かさに包まれて優しい音楽として紡がれていく。
 
「ところで、いおりんのお友だちはどうなったの?」
「ええと、今のところ現状維持……みたいです。そんな急いで答えを出さなくてもいいかな、って私が言ったから」

 二人が付き合ったらさみしいけど、橙子が失恋しても関係が大きく変わる。
 燈子と夏凪がちょっと遠慮がちな今は、私がいないと困るだろうけど、それもしばらくのことだ。
 3人からふたりをひくとあまっちゃうし、3人からひとりをひいても気まずくなる。
 私には手にあまる難題だなとため息をつくと瑞獣さまが眉をひそめた。
 
「お前にはオレがいるだろう? 何が不満だ」
 
 自分がいれば問題ないと言い切れる無責任さが逆に頼もしい。
 まあ、神さまなんてどこの国の神話でもはちゃめちゃだし、そんなものなのかな。

 ひとりでうなずきながら歩いていると参道を走ってきた小学生男子たちとすれ違う。
 虫かご、虫アミ。
 セミの鳴く季節でもないのに、目的はなんだろう。
 それぞれがスマホで何かを調べながら、猫を探すように物陰や木の上を見て回っている。
 振り返った私に、ニナさんが状況を説明してくれた。

「和花葉神社にツチノコが出たって、街中でうわさになってるらしいよ。発信源はSNSみたいだね」
「ツチノコ? もしかして、もふもふバージョンの瑞獣さまを見間違えたとか?」

 ちいさい姿の瑞獣さまとツチノコの共通点を数えていたら、不服そうな声が聞こえた。

「オレが知らないニンゲンの前で、あのような腑抜ふぬけた姿をさらすと思ってるのか?」

 翠玉様ったら熱烈ですねと指でハートを作ったニナさんがからかってくる。
 自分が巻きこまれないとわかって観察する恋愛模様はすごく楽しい。
 瑞獣さまの情緒はそこまで育っていないから、さっきの発言にそんな深い意味がこめられてるはずないんだけどね。

「話題作りのためにバズらせたのかなって、アタシも最初は疑ってた。でも、UMA出現とかニュースになって全国から人が集まったら、大祭の準備どころじゃなくなるし、それはないなって」
「……ツチノコって、本当にいると思います?」
「いない、っていう証明は難しいかなぁ。どこから広がったのかわからないけど、こういう都市伝説って一度盛り上がっちゃったら、しばらくはブームが続いちゃうし」
「それっぽいのを発見させて、勘違いだったってみんなに気づいてもらうとかどうでしょう! 瑞獣さまは複製とか作れるみたいなんで!」
「翠玉様にイメージを複製してもらったニセツチノコが研究所とかに持ちこまれる方が大騒ぎだよ。アタシは巻きこまれて色々知っちゃったし、馴染んじゃったけど、普通の人には理解が追いつかないと思う」

 2つしか違わないのに、ニナさんの論理的思考は大人びている。
 物事を多角的に見て考える推察力は、探偵みたいでとても楽しい。

 飾り紐や薄絹が風にたなびく式典仕様のきらびやかな装束が、柏翁はくおうさんのたおやかさを際立たせている。
 周りの大人たちも見惚れているのに、ツチノコ探しに夢中の小学生たちは境内を走り回って元気に叫んでいた。
 和花葉神社の安寧を誰よりも願う柏翁はくおう宮司は、言葉を介さず神の眷属へ無茶ぶりをしてくる。

「……ツチノコ騒ぎを三日以内に沈静化なんとかしろ、だと?」

 さっきの子たちとは別のグループがやってきて、境内は小学校の教室ぐらいにぎやかになっていく。
 もっと人が増えてきたら、フェスくらいの騒音に変わるだろう。近隣から苦情も出たりするかもしれない。

「ここは何とかしてあげましょうよ、瑞獣さま。このくらい問題ない、ですよね?」

 和花葉神社の守護者が、この程度のお願いに応えられないわけがない。
 対決バトル図鑑だって、ツチノコVS瑞獣なら勝確かちかくのはずだ。
 ここにいる小学生たちに投票してもらっても圧倒的にこちらが有利だと思う。
 プライド高くて、負けず嫌いな瑞獣様は不敵な笑みを浮かべて腕を組む。
 
 ドーナツ、マカロン、マドレーヌ。
 季節の和菓子やデパートの物産展、お取り寄せスイーツまで網羅するなら、新商品の出るスピードに私たちは一生追いつけない。
 楽しみが未来にいくつも待ち受けているなら、この世界は希望に満ちたまま回っていく。

 それは吉祥をつかさどる神の眷属のあり方そのものみたいだ。

「いくぞ、伊桜里。とりあえずパフェの試食と作戦会議だ」

 えらそうに命じてくる瑞獣さまの従者になったつもりはない。
 だから、互いを補い合うバディとして彼に応える。

「パフェを堪能したかったら、使えそうな意見を多少は出してから、ですよ」


 
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感想 10

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みんなの感想(10件)

柚木ゆず
2025.09.14 柚木ゆず

本日も、改めてお邪魔させていただいております。

こんなことがあったな。ここは、こうだったな。などなど。初見の時を思い出しながら、みなさんの世界を覗かせていただきました。
やはり。素敵な作品は、何度拝読しても色あせませんね。
今回も、素敵な時間を過ごさせていただきました……!

2025.09.17 初椛

 こんにちは。作品を読みに来ていただき、ありがとうございます。
 通知に気づいてなくて返信遅くなりました。
 すみません…。
 いろんなジャンルを読むので、読書体験ってツアーみたいで素敵だなと日々思っています。
 柚木さまの読書に少しでも色を添えられていたらうれしいです!

解除
柚木ゆず
2025.08.23 柚木ゆず
ネタバレ含む
2025.08.24 初椛

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
 今回、ランキングや告知などから、いろいろな作家さんのお話を読むことができたのも創作モチベーションにつながりました!(と言ってもこのお話は創ったという感覚があまりなく、彼らの日々を写し取ったようなものですが)

 伊桜里さんは普通の女の子で、悩みも感覚もわりと普遍的なようで、やはり人はひとりひとり違って輝いている!というのを具現化したような主人公だなと完結後に思いました。
 彼らの会話や日常をまたお見せできる機会があれば嬉しいです!
 メッセージ本当にありがとうございます!

解除
広原琉璃
2025.08.21 広原琉璃
ネタバレ含む
2025.08.22 初椛

 完結まで走りきれてうれしいです!
 皆さんの作品を読んで励まされ、すごいなと感心して休まず続けられた気がします!
 柏翁さんや夏凪、瀬尾さんあたりはまだまだ書いてない部分があるので、また続きを書く機会があればなあと思ってます! 
 お付き合いいただき、ありがとうございました!

解除

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