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一章 不思議なメモ帳
現実から夢へ
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夢を見るメモ帳
緑「私、、この匂い好きだな」
木々の間にまばらに光が指す中、隣で深呼吸する彼女が呟く
圭吾「うん、僕も、緑の匂い好きだ」
緑「え~けいちゃん、私の匂い嗅いでるの?」
圭吾「違うよ、森の緑の匂いだよ」
緑「もう、冗談だよ!可愛いヤツめ~うりうり!」
僕の半分しか背丈がない、緑は背伸びして僕の頭を撫で回した、そうして彼女は木々の間を駆け回り
緑「けいちゃん!楽しいね!」
僕に眩しい笑顔を見せてくれる、あぁこの景色がずっと見れたらいいのに
緑「けいちゃん、大好き!」
緑は真正面から、言ってくれた
圭吾「うん、俺も、、その、、」
緑「その?なぁに~?はっきり言ってくれないと分からないよ?」
ニヤニヤしやがって、、僕はたまらず緑の紙を掻き乱した
緑「きゃっ!もうけいちゃん!」
ヒュゴ、1つ強い風が吹き森の匂いが強まった
緑「けいちゃん、ずっと一緒にいようね」
緑が優しく微笑みかける中、圭吾は静かにその言葉を受け止めた。「ずっと一緒にいようね」という言葉に、僕の胸には温かい感情が広がっていった。
彼女と共に過ごす時間が永遠に続けば、それこそ至福の時だろうと思った。しかし、彼女が微笑んでいる中で、僕は悲しみを感じていた。「居れたら良かったのに」という言葉が僕の心に強く残っていた。もし彼女が今も僕と一緒にいたら、どれだけ幸せだったろうか。
リリリリリリ
アラームの音が鳴り響く中、圭吾はその夢から覚めた。久しぶりに見た緑の夢だったが、その夢には深い意味があるのだろうか。僕は、もう一度その夢を見たいと願った。毎晩、その夢を見ることができたら、どれだけ幸せだろうか。僕はそんなことを考えながら、今日も一日を始めた。
圭吾「おはよう、おばあちゃん」
祖母に話しかけると、いつものように優しく返してくれる
絹恵「けいちゃん、おはよう、あら?何かあった?大丈夫?」
圭吾「、、、うんうん、何も無いよ大丈夫、ちょっと寝つきが悪かっただけだから」
絹恵「そう?ならいいけど、じゃご飯食べちゃいましょ!、おじいさんとたろちゃんももうすぐ帰ってくるでしょうから」
そういえば2人が居ない
圭吾「2人はどこに?」
絹恵「お散歩よ、朝早く行ってたからもうすぐ帰ってくるわ」
帰ってきた祖父母と、愛犬の太郎と朝ごはんを済ませ、僕は出かける支度をした
圭吾「おばあちゃん、行ってきます」
絹恵「けいちゃん、もう行くの?」
圭吾「うん、今日は学校の前に、病院に寄りたいから」
絹恵「そう、わかったわ気をつけていってらっしゃい」
家から出ると、春にしては日差しがかなり強かった、今日は暑くなるぞ
隣もちょうど出かけるタイミングだったようだ、出てきた人物と目が会い、挨拶を交わした
圭吾「おはよう、青」
青「おはようございます」
青は隣に住む、同級生の幼馴染で、緑の妹だ
青「圭吾さん、今日は早いですね」
圭吾「うん、ちょっと病院に行こうと思って、青は?」
青「私も行こうと思ってました、一緒に行きますか?」
圭吾「そうだね、行こうか」
僕は青とふたりで病院を目指した
にしても今日は暑い、青は大丈夫かな?
圭吾「青、大丈夫?今日暑いよね」
「はい、ご心配なく」と青は冷静に答えた。彼女はクールというか、余計なことは口にしないタイプだ。
そのままスタスタ歩いて行ってしまった
僕はその後を追いかけるようについて行った
しばらくして、病院が見えてきた
受付で面会の手続きをする、提示された病室に行き、彼女に会いに行く
加瀬 緑、青の姉で僕の幼馴染で、僕の恋人だ
圭吾「おはよう緑」
圭吾「今日はまだ春先だってのに、暑いんだよ、ね青」
青「そうですね、、おはようお姉ちゃん」
返事は無い、、緑は答えない
圭吾「、、、今日もダメか」
緑は交通事故に会い昏睡状態になっている、ここ1年ほどだ
僕は梳かすように、緑の髪に触れた、暖かい、、この温もりが唯一、緑が生きているのだと実感出来る
青は緑の手を握っている、彼女も緑の事が大好きなのだ、だからこうして彼女も足繁く病室に通っているのだ
青「お姉ちゃん、、、」
圭吾「青、そろそろ行こっか」
青「、、、はい」
名残惜しいが、時間だ学校に行かなければ、僕と青は病室を後にし、学校へと向かった
にしても暑い、ほんとにまだ春か?
青も暑そうだ、少しふらついてるように見える
圭吾「青、大丈夫か?」
青「、、はい、、暑いですが何とか、でもちょっときついですね、、、」
青が弱音を口にするなんて珍しい、うん、ダメだな
圭吾「青、コンビニかどこかで、少し涼まない?」
青「、、、学校に遅れてしまいますけど、しょうがないですね、、私も賛成です」
こうして、涼を求め歩き出したふたりだが、見つからない、、、おかしい、こんなになかったものだったろうか、、、
熱で視界が揺れているようだった
青「あ、あれ」
青が、指さした方にコンビニではないが雑貨店の方なものがあった、あそこはどうだろ?見るにボロボロだが、、
まぁ、飲み物ぐらい売ってるか、青と顔を見合わせ、雑貨屋に向かうことにした
外見通り、店内も、、なかなかのものだった
しかし空調は効いているようで、奥の棚には飲み物も陳列されてい僕と青は、何とか干からびずに済んだ
いらっしゃい、そう店内の奥から聞こえた
どうやらここの店員さんらしい、店員さんに会釈し、僕と青は選んだ飲み物を持ってレジに行った
圭吾「ここは僕がだすから」
青「いえ、自分の分は自分で買います」
圭吾「まあまあ、そう言わずにもうレジに置いちゃったしね」
青はあまり納得いってなかったが渋々と言った感じで引いてくれた
店員さんがお客さんこんなのもオススメだよとメモ帳を渡してきた、特段必要もなかったが、涼ませても貰ったし、快く買わせてもらうことにした。
まいどぉあり~
雑貨店を後にし、購入した飲み物を青に渡す
青「圭吾さん追加で何買ったんですか?」
圭吾「ああ、メモ帳だよ、なんかオススメだって言われて買っちゃった」
青「そうなんですね、あ、飲み物ありがとうございます」
僕が差し出していた、サイダーを青は受けとった、僕もスッキリ飲みたかったから、コーラーにした、やっぱり暑い時は炭酸でコーラーだよな
2人で子陰に隠れ購入した飲み物を喉に流す
これは学校は遅刻だな、、、
圭吾「行こっか」
青とふたりで早歩きで学校に向かった
学校には遅刻したが、その日の授業は終わり放課後となった、特に予定もない僕はさっさと帰路に着くのであった、緑のところにもう一度寄ろうかな、青にも声をかけよう
そう思い立ち、隣のクラスの青のもとへ向かった
圭吾「青は、、?帰ったかな?」
教室に彼女の姿は見えなかった、クラスの人間に胃聞いてみたがいつの間にか出てたらしい
もう帰ってしまったのだろう、それとも病院に行ったか、とにかく僕も行ってみることにした
案の定病室に彼女の姿はあった
彼女の名前を呼ぶと、振り返り挨拶してくれた
青「圭吾さん、また来てくれたんですね」
圭吾「うん、青こそ早いね学校終わってすぐ来たの?」
青「はい、そうですね」
僕も彼女の横に腰掛けさせてもらい、緑と話をした、時間いっぱいまで病室にいた
また来るよ、緑
そう言って僕達は病室を後にした
家の前で青と別れる前
青「圭吾さん明日も病院行きますか?」
圭吾「そうだね、行くと思う、一緒に行く?」
青「分かりました、それでは朝10時待ち合わせでお願いします」
圭吾「了解、じゃあまた明日」
ガチャ
圭吾「ただいま」
自宅では特にやることも無く、就寝前になった
ベットに寝転んでいるとふと、今日買ったメモ帳が気になった
どんなものだろう、ページをめくってみると
説明書の方なものが書かれていた
【このメモ帳は、任意の夢を見ることができます、例えば遠くに住んでいて普段会えない人、話せなくなった人、もしくは死んでしまった人そんな人の名前を書いてみてください
枕の下に敷いて寝るとその人が夢に出てきます、さぁ話してみてください、特別な人と、ただし1日につき1枚です
注意事項・このメモ帳は00:00になったら使えるよ】
、、、、なんだこれは
本当か?本当なら、、どんなにいいか、、
圭吾「まさかね、、」
ベットに潜り寝ようとしたが、、、気になる、もし本当に彼女に会えるなら、、、
一縷の望みをかけて、僕は彼女の緑のなまえを書いた、そして枕の下に入れ、、眠りについた
緑「私、、この匂い好きだな」
木々の間にまばらに光が指す中、隣で深呼吸する彼女が呟く
圭吾「うん、僕も、緑の匂い好きだ」
緑「え~けいちゃん、私の匂い嗅いでるの?」
圭吾「違うよ、森の緑の匂いだよ」
緑「もう、冗談だよ!可愛いヤツめ~うりうり!」
僕の半分しか背丈がない、緑は背伸びして僕の頭を撫で回した、そうして彼女は木々の間を駆け回り
緑「けいちゃん!楽しいね!」
僕に眩しい笑顔を見せてくれる、あぁこの景色がずっと見れたらいいのに
緑「けいちゃん、大好き!」
緑は真正面から、言ってくれた
圭吾「うん、俺も、、その、、」
緑「その?なぁに~?はっきり言ってくれないと分からないよ?」
ニヤニヤしやがって、、僕はたまらず緑の紙を掻き乱した
緑「きゃっ!もうけいちゃん!」
ヒュゴ、1つ強い風が吹き森の匂いが強まった
緑「けいちゃん、ずっと一緒にいようね」
緑が優しく微笑みかける中、圭吾は静かにその言葉を受け止めた。「ずっと一緒にいようね」という言葉に、僕の胸には温かい感情が広がっていった。
彼女と共に過ごす時間が永遠に続けば、それこそ至福の時だろうと思った。しかし、彼女が微笑んでいる中で、僕は悲しみを感じていた。「居れたら良かったのに」という言葉が僕の心に強く残っていた。もし彼女が今も僕と一緒にいたら、どれだけ幸せだったろうか。
リリリリリリ
アラームの音が鳴り響く中、圭吾はその夢から覚めた。久しぶりに見た緑の夢だったが、その夢には深い意味があるのだろうか。僕は、もう一度その夢を見たいと願った。毎晩、その夢を見ることができたら、どれだけ幸せだろうか。僕はそんなことを考えながら、今日も一日を始めた。
圭吾「おはよう、おばあちゃん」
祖母に話しかけると、いつものように優しく返してくれる
絹恵「けいちゃん、おはよう、あら?何かあった?大丈夫?」
圭吾「、、、うんうん、何も無いよ大丈夫、ちょっと寝つきが悪かっただけだから」
絹恵「そう?ならいいけど、じゃご飯食べちゃいましょ!、おじいさんとたろちゃんももうすぐ帰ってくるでしょうから」
そういえば2人が居ない
圭吾「2人はどこに?」
絹恵「お散歩よ、朝早く行ってたからもうすぐ帰ってくるわ」
帰ってきた祖父母と、愛犬の太郎と朝ごはんを済ませ、僕は出かける支度をした
圭吾「おばあちゃん、行ってきます」
絹恵「けいちゃん、もう行くの?」
圭吾「うん、今日は学校の前に、病院に寄りたいから」
絹恵「そう、わかったわ気をつけていってらっしゃい」
家から出ると、春にしては日差しがかなり強かった、今日は暑くなるぞ
隣もちょうど出かけるタイミングだったようだ、出てきた人物と目が会い、挨拶を交わした
圭吾「おはよう、青」
青「おはようございます」
青は隣に住む、同級生の幼馴染で、緑の妹だ
青「圭吾さん、今日は早いですね」
圭吾「うん、ちょっと病院に行こうと思って、青は?」
青「私も行こうと思ってました、一緒に行きますか?」
圭吾「そうだね、行こうか」
僕は青とふたりで病院を目指した
にしても今日は暑い、青は大丈夫かな?
圭吾「青、大丈夫?今日暑いよね」
「はい、ご心配なく」と青は冷静に答えた。彼女はクールというか、余計なことは口にしないタイプだ。
そのままスタスタ歩いて行ってしまった
僕はその後を追いかけるようについて行った
しばらくして、病院が見えてきた
受付で面会の手続きをする、提示された病室に行き、彼女に会いに行く
加瀬 緑、青の姉で僕の幼馴染で、僕の恋人だ
圭吾「おはよう緑」
圭吾「今日はまだ春先だってのに、暑いんだよ、ね青」
青「そうですね、、おはようお姉ちゃん」
返事は無い、、緑は答えない
圭吾「、、、今日もダメか」
緑は交通事故に会い昏睡状態になっている、ここ1年ほどだ
僕は梳かすように、緑の髪に触れた、暖かい、、この温もりが唯一、緑が生きているのだと実感出来る
青は緑の手を握っている、彼女も緑の事が大好きなのだ、だからこうして彼女も足繁く病室に通っているのだ
青「お姉ちゃん、、、」
圭吾「青、そろそろ行こっか」
青「、、、はい」
名残惜しいが、時間だ学校に行かなければ、僕と青は病室を後にし、学校へと向かった
にしても暑い、ほんとにまだ春か?
青も暑そうだ、少しふらついてるように見える
圭吾「青、大丈夫か?」
青「、、はい、、暑いですが何とか、でもちょっときついですね、、、」
青が弱音を口にするなんて珍しい、うん、ダメだな
圭吾「青、コンビニかどこかで、少し涼まない?」
青「、、、学校に遅れてしまいますけど、しょうがないですね、、私も賛成です」
こうして、涼を求め歩き出したふたりだが、見つからない、、、おかしい、こんなになかったものだったろうか、、、
熱で視界が揺れているようだった
青「あ、あれ」
青が、指さした方にコンビニではないが雑貨店の方なものがあった、あそこはどうだろ?見るにボロボロだが、、
まぁ、飲み物ぐらい売ってるか、青と顔を見合わせ、雑貨屋に向かうことにした
外見通り、店内も、、なかなかのものだった
しかし空調は効いているようで、奥の棚には飲み物も陳列されてい僕と青は、何とか干からびずに済んだ
いらっしゃい、そう店内の奥から聞こえた
どうやらここの店員さんらしい、店員さんに会釈し、僕と青は選んだ飲み物を持ってレジに行った
圭吾「ここは僕がだすから」
青「いえ、自分の分は自分で買います」
圭吾「まあまあ、そう言わずにもうレジに置いちゃったしね」
青はあまり納得いってなかったが渋々と言った感じで引いてくれた
店員さんがお客さんこんなのもオススメだよとメモ帳を渡してきた、特段必要もなかったが、涼ませても貰ったし、快く買わせてもらうことにした。
まいどぉあり~
雑貨店を後にし、購入した飲み物を青に渡す
青「圭吾さん追加で何買ったんですか?」
圭吾「ああ、メモ帳だよ、なんかオススメだって言われて買っちゃった」
青「そうなんですね、あ、飲み物ありがとうございます」
僕が差し出していた、サイダーを青は受けとった、僕もスッキリ飲みたかったから、コーラーにした、やっぱり暑い時は炭酸でコーラーだよな
2人で子陰に隠れ購入した飲み物を喉に流す
これは学校は遅刻だな、、、
圭吾「行こっか」
青とふたりで早歩きで学校に向かった
学校には遅刻したが、その日の授業は終わり放課後となった、特に予定もない僕はさっさと帰路に着くのであった、緑のところにもう一度寄ろうかな、青にも声をかけよう
そう思い立ち、隣のクラスの青のもとへ向かった
圭吾「青は、、?帰ったかな?」
教室に彼女の姿は見えなかった、クラスの人間に胃聞いてみたがいつの間にか出てたらしい
もう帰ってしまったのだろう、それとも病院に行ったか、とにかく僕も行ってみることにした
案の定病室に彼女の姿はあった
彼女の名前を呼ぶと、振り返り挨拶してくれた
青「圭吾さん、また来てくれたんですね」
圭吾「うん、青こそ早いね学校終わってすぐ来たの?」
青「はい、そうですね」
僕も彼女の横に腰掛けさせてもらい、緑と話をした、時間いっぱいまで病室にいた
また来るよ、緑
そう言って僕達は病室を後にした
家の前で青と別れる前
青「圭吾さん明日も病院行きますか?」
圭吾「そうだね、行くと思う、一緒に行く?」
青「分かりました、それでは朝10時待ち合わせでお願いします」
圭吾「了解、じゃあまた明日」
ガチャ
圭吾「ただいま」
自宅では特にやることも無く、就寝前になった
ベットに寝転んでいるとふと、今日買ったメモ帳が気になった
どんなものだろう、ページをめくってみると
説明書の方なものが書かれていた
【このメモ帳は、任意の夢を見ることができます、例えば遠くに住んでいて普段会えない人、話せなくなった人、もしくは死んでしまった人そんな人の名前を書いてみてください
枕の下に敷いて寝るとその人が夢に出てきます、さぁ話してみてください、特別な人と、ただし1日につき1枚です
注意事項・このメモ帳は00:00になったら使えるよ】
、、、、なんだこれは
本当か?本当なら、、どんなにいいか、、
圭吾「まさかね、、」
ベットに潜り寝ようとしたが、、、気になる、もし本当に彼女に会えるなら、、、
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