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第17話 アイラの治癒魔法
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「きゃあっ」
不意な揺れにアイラの体が大きく前のめりになる。それを慌ててアルトが支え、ビアンカは窓を開けて「なにがありました?」とトールとミィに声をかけた。
「人が倒れています」
返事をしたのはミィ。
馬を止めて、トールはその人のところへ駆け寄っている。
「魔獣か?」
トールの声に、アルトとビアンカが馬車から飛び降りて、そのそばへと駆け寄る。
「まだ、一応全員息はあるね」
「そのようです。あたりに魔獣の気配はありません」
倒れているの3人。いずれも神官の服をきて、それを誰の血かもわからないほど、全員が真っ赤に染めていた。腕や脚はかろうじてつながっているが、引きちぎられるような傷が見てとれた。
ビアンカが魔力探知で魔獣を探すが、それらしい気配はない。念のためと周囲に結界を張って、あたらめて倒れている人をみるが、傷と出血量、この先神殿までの距離を考えると、助かる見込みはない。
「ミィ、治せる?」
アルトの言葉にミィは首を横に振る。
「頑張って1人繋げるかどうかだわ」
ミィの魔力量を考えれば、その答えは当然で、では誰を助ける?となると、パッと見ただけでは傷の有無がわからない状況では判断が難しい。
「私にやらせてください!」
いつのまに馬車から降りてきたのか、アイラがそう叫んだ。
「アイラ⁉︎」
ビアンカが驚いて声をあげる。
こんな状況だとはいえ。あのアイラが許可なく、馬車から降りてくるとは思っていなかった。彼女は、いつだって自分を罰していたから、それを押して出てくるなんて。
「私、治します!お願いします、治癒魔法を使わせてください。お願いします!」
アイラが叫ぶ。
アイラは必死だった。
自分の治癒魔法が、魅了に繋がるかもしれないのは怖いし、嫌だ。またあの目を向けられて、今度こそ、死刑になるかもしれない。
それでも、自分なら治せるかもしれない怪我人が目の前にいて、それを自分のために見殺しにするなんて出来なかった。
お願いしている形ではあるが、止められても、治癒魔法はかける。そう決めて、アイラはアルトの前に立って頭を下げた。
「いいよ、お願い」
アルトの答えは短くて、早かった。
「アルト様」
トールが眉をハの字にしてアルトを見るが、アルトはアイラだけ見て、続けた。
「緊急事態だ。責任はすべて僕が取る。さあ、アイラ、早く!」
「はい!」
アイラは怪我人を見る。
いずれも重症で、一人一人に魔法を掛けていたらおそらく間に合わない。
(なら、一度にかければいい)
使用するのは上級治癒魔法。
(たぶん、お父さんがトールさんにかけたのもそれね)
アイラはふぅ、と小さく息を吐いた。
一度に魔法をかけるなら、その範囲を固定する必要がある。3人はすぐ近くに固まって倒れていた。それなら、その一帯だけに治癒魔法をかけれすむ。
バラバラになっていたらその分だけ場所を固定するのに時間がかかるから、運が良い。
「行きます」
アイラはそうつぶやいて、範囲治癒魔法を展開した。
結果、3人の傷は瞬く間に塞がり、呼吸も正常なものへと戻った。
ただ、出血量や体力は治癒魔法で補うことはできないため、誰も目を覚ましていない。また魔獣に襲われたのではあれば、解毒が必要になる場合があるため、それは別途薬を煎じる必要がある、とアイラがアルトに伝える。
だがアルトはアイラの言葉を「なに、あれ‼︎」と遮った。
「え?」
「あれ、なに⁉︎上級治癒魔法としても一級のレベルだったのはもちろんなんだけどさ⁉︎結界だよね、あれ、え、結界魔法と治癒魔法って組み合わせ可能なの⁇結界で範囲固定して治癒魔法かけるってそれどんな発想から生まれたの⁉︎というか、とんでもない魔力量使ってたけど、アイラ気分悪いとかしんどいとか死にそうとかない?え、ちょっとまって、僕が情報過多で興奮して死にそう、ねぇ、僕いまちゃんと生きてる⁉︎」
「アルト様、ちゃんと生きています。一度落ち着いてください」
アイラの施した治癒魔法に、アルト以外も驚愕していたが、興奮のあまり鼻血でも吹きそうなアルトをみて、1番最初に落ち着いたビアンカがそう声をかけた。
「落ち着けるわけないじゃん⁉︎」
「それでも落ち着いてください。とりあえず、彼らを神殿まで運ばないといけないのですから」
ビアンカが神官たちを指差すと、「そう、そうなんだけど…そうなんだけど…」とアルトは唸る。
これはもう少しダメですね、と区切りとつけて、ビアンカはアイラに向き直す。
「アイラの体調は大丈夫ですか?」
「え?あ、はい、問題ないです」
はっとしたアイラに微笑んで、「辛いかもしれないけれど」と前置きしてからビアンカは続けた。
「アンクレット、私たちと、彼らに向けてもらっていいですか?」
「あ…、はい」
治癒魔法をかけた相手やその周囲にいた人間が魅了にかかっているかどうかの確認だというのはすぐにわかった。アンクレットは魔力を基に感知する。目を覚ましていなくても、診断は可能だ。
ビアンカをはじめとする、魔封じを持つ人間は、白。そして、先ほど魔法を掛けられた3人は、3人とも、宝石が赤く染まった。
魅了にかかっている、という証拠だ。
「…、やっぱり、治癒魔法が鍵なんだねぇ」
いつのまにか少し落ち着いたらしいアルトがアンクレットを覗き込み、自分の顎をさすりながらそういった。
「まあ、なんにせよ、彼らを神殿へ運ぼう!すぐに目を覚ますとも思えないけど、一応眠りの魔法掛けておいて、馬車の中に入れようか。僕考え事したいから御者席に座るよ。ミィとビアンカ、アイラとこの人たちのフォローよろしくね」
「ストップ」
「なに、トール」
「ビアンカ様がいるなら大丈夫だとは思うが、神官みんな男だろ。一人くらい男が中にいるべきだと思うぞ」
「そういうもの?」
「だと思うけどな、俺は」
トールの気遣いに、ビアンカがありがとうございますと答えたため、結果、行きと同じメンバーが馬車に乗り込み、それに眠った3人の神官が加わることとなった。多少狭くなるが問題なく乗れるくらいには中は広い。
考え事をしたいと言っていた通り、馬車が動き始めてから、アルトはずっとぶつぶつと一人でつぶやきながら外を見ている。
なんとなく居た堪れなくなっているアイラに、ビアンカが声をかけた。
不意な揺れにアイラの体が大きく前のめりになる。それを慌ててアルトが支え、ビアンカは窓を開けて「なにがありました?」とトールとミィに声をかけた。
「人が倒れています」
返事をしたのはミィ。
馬を止めて、トールはその人のところへ駆け寄っている。
「魔獣か?」
トールの声に、アルトとビアンカが馬車から飛び降りて、そのそばへと駆け寄る。
「まだ、一応全員息はあるね」
「そのようです。あたりに魔獣の気配はありません」
倒れているの3人。いずれも神官の服をきて、それを誰の血かもわからないほど、全員が真っ赤に染めていた。腕や脚はかろうじてつながっているが、引きちぎられるような傷が見てとれた。
ビアンカが魔力探知で魔獣を探すが、それらしい気配はない。念のためと周囲に結界を張って、あたらめて倒れている人をみるが、傷と出血量、この先神殿までの距離を考えると、助かる見込みはない。
「ミィ、治せる?」
アルトの言葉にミィは首を横に振る。
「頑張って1人繋げるかどうかだわ」
ミィの魔力量を考えれば、その答えは当然で、では誰を助ける?となると、パッと見ただけでは傷の有無がわからない状況では判断が難しい。
「私にやらせてください!」
いつのまに馬車から降りてきたのか、アイラがそう叫んだ。
「アイラ⁉︎」
ビアンカが驚いて声をあげる。
こんな状況だとはいえ。あのアイラが許可なく、馬車から降りてくるとは思っていなかった。彼女は、いつだって自分を罰していたから、それを押して出てくるなんて。
「私、治します!お願いします、治癒魔法を使わせてください。お願いします!」
アイラが叫ぶ。
アイラは必死だった。
自分の治癒魔法が、魅了に繋がるかもしれないのは怖いし、嫌だ。またあの目を向けられて、今度こそ、死刑になるかもしれない。
それでも、自分なら治せるかもしれない怪我人が目の前にいて、それを自分のために見殺しにするなんて出来なかった。
お願いしている形ではあるが、止められても、治癒魔法はかける。そう決めて、アイラはアルトの前に立って頭を下げた。
「いいよ、お願い」
アルトの答えは短くて、早かった。
「アルト様」
トールが眉をハの字にしてアルトを見るが、アルトはアイラだけ見て、続けた。
「緊急事態だ。責任はすべて僕が取る。さあ、アイラ、早く!」
「はい!」
アイラは怪我人を見る。
いずれも重症で、一人一人に魔法を掛けていたらおそらく間に合わない。
(なら、一度にかければいい)
使用するのは上級治癒魔法。
(たぶん、お父さんがトールさんにかけたのもそれね)
アイラはふぅ、と小さく息を吐いた。
一度に魔法をかけるなら、その範囲を固定する必要がある。3人はすぐ近くに固まって倒れていた。それなら、その一帯だけに治癒魔法をかけれすむ。
バラバラになっていたらその分だけ場所を固定するのに時間がかかるから、運が良い。
「行きます」
アイラはそうつぶやいて、範囲治癒魔法を展開した。
結果、3人の傷は瞬く間に塞がり、呼吸も正常なものへと戻った。
ただ、出血量や体力は治癒魔法で補うことはできないため、誰も目を覚ましていない。また魔獣に襲われたのではあれば、解毒が必要になる場合があるため、それは別途薬を煎じる必要がある、とアイラがアルトに伝える。
だがアルトはアイラの言葉を「なに、あれ‼︎」と遮った。
「え?」
「あれ、なに⁉︎上級治癒魔法としても一級のレベルだったのはもちろんなんだけどさ⁉︎結界だよね、あれ、え、結界魔法と治癒魔法って組み合わせ可能なの⁇結界で範囲固定して治癒魔法かけるってそれどんな発想から生まれたの⁉︎というか、とんでもない魔力量使ってたけど、アイラ気分悪いとかしんどいとか死にそうとかない?え、ちょっとまって、僕が情報過多で興奮して死にそう、ねぇ、僕いまちゃんと生きてる⁉︎」
「アルト様、ちゃんと生きています。一度落ち着いてください」
アイラの施した治癒魔法に、アルト以外も驚愕していたが、興奮のあまり鼻血でも吹きそうなアルトをみて、1番最初に落ち着いたビアンカがそう声をかけた。
「落ち着けるわけないじゃん⁉︎」
「それでも落ち着いてください。とりあえず、彼らを神殿まで運ばないといけないのですから」
ビアンカが神官たちを指差すと、「そう、そうなんだけど…そうなんだけど…」とアルトは唸る。
これはもう少しダメですね、と区切りとつけて、ビアンカはアイラに向き直す。
「アイラの体調は大丈夫ですか?」
「え?あ、はい、問題ないです」
はっとしたアイラに微笑んで、「辛いかもしれないけれど」と前置きしてからビアンカは続けた。
「アンクレット、私たちと、彼らに向けてもらっていいですか?」
「あ…、はい」
治癒魔法をかけた相手やその周囲にいた人間が魅了にかかっているかどうかの確認だというのはすぐにわかった。アンクレットは魔力を基に感知する。目を覚ましていなくても、診断は可能だ。
ビアンカをはじめとする、魔封じを持つ人間は、白。そして、先ほど魔法を掛けられた3人は、3人とも、宝石が赤く染まった。
魅了にかかっている、という証拠だ。
「…、やっぱり、治癒魔法が鍵なんだねぇ」
いつのまにか少し落ち着いたらしいアルトがアンクレットを覗き込み、自分の顎をさすりながらそういった。
「まあ、なんにせよ、彼らを神殿へ運ぼう!すぐに目を覚ますとも思えないけど、一応眠りの魔法掛けておいて、馬車の中に入れようか。僕考え事したいから御者席に座るよ。ミィとビアンカ、アイラとこの人たちのフォローよろしくね」
「ストップ」
「なに、トール」
「ビアンカ様がいるなら大丈夫だとは思うが、神官みんな男だろ。一人くらい男が中にいるべきだと思うぞ」
「そういうもの?」
「だと思うけどな、俺は」
トールの気遣いに、ビアンカがありがとうございますと答えたため、結果、行きと同じメンバーが馬車に乗り込み、それに眠った3人の神官が加わることとなった。多少狭くなるが問題なく乗れるくらいには中は広い。
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