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第2章 人との交流
第24話 何か欲しいよね…
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「おー、少し増えたな」
翌々日、俺は洞窟の中のホワイトラビット達を見て呟いた。
「キュキュッ!!」
「「キュッ!」」
どうやらこのホワイトラビット達、自然召喚されるのは時間毎に決まっているらしく、これもDPと同様、0時に召喚されるらしい。
しかも位階が1の所為か、ホワイトラビットしか出てこない。
そのホワイトラビット達であったが、夜中に召喚される事もあって、毎回ルイエにしばかれており、最初に2度ぶたれたホワイトラビットがリーダーに、部屋を周り回っている。
ルイエを起こさない様に。
ルイエさんは偉大。
そして皆んなはエンペルとサーナが結界内で遊び、ガギルとジャルデは何やらコソコソと難しい話をしている。ワームもルイエと同様寝ている。あと1時間もすれば食事の時間だ。
俺も何かしたいところだが、何もする事がない。寝るぐらいなら、何かしていたい俺はボードを操作する。
因みに今のダンジョン情報がこれだ。
**********
名 ダンジョン
位階 1
主 アノム
領域 洞窟内
月日 28日
モンスター数 4
・ワーム
・ホワイトラビット×3
罠数 0
施設数 3
・トイレ
・暖房(小)×2
※結界はダンジョン外に設置した為、含まれない。
侵入者 5
Dスキル 移動
DP 1004 P
**********
ダンジョン情報もやっと騒々しくなって来た。最小は0が多かったダンジョン情報だが、罠数以外0の数字が存在しない。
壮観だ。
何より…このDP。
念願の1000 P。
何に使おうか。
そんな事を思っていると、何か背後から視線を感じる。凄い、何と言うか、怨念が篭った様な。
俺はゆっくりと振り向く。
そこにはーーー
「…俺の忘れてないだろうな?」
「わ、忘れてないに決まってるだろ?」
ガギルがジト目で此方を見ていた。ついでにジャルデも。
「研究施設…作ってくれるんだよな?」
ガギルがドンドン近づいて来て、顔が数センチまで近づく。
「い、いや、まだこのDPじゃ、ちょっと無理なんだよな…」
部屋だけなら兎も角、その研究で使う部品が1つ1つDPが高い。
変な形をしたコップに、火をつける物、水を出す所、物の重さを計る物、色々ある。
本当に申し訳無いんだけど…。
『なら、魔法工学についての本を出してはくれないか?』
ガギルについてどう言い訳するか考えていると、ジャルデが言う。
何だそれ?
本だけで良いなら良いけど…それだとガギルはーーー
「ま、魔法工学っ!!」
ガギルは目をキラキラと輝かせながら、此方を見ている。
おー…何かガギルの琴線に触れたらしい。
「あー、じゃあそれで良いか?」
あるか分からないけど。
「あ、あぁ! 問題ない!!」
大きく頷くガギル。
よし、なら探してみますか。
俺はボードで魔法工学の本を探す。
普通、ダンジョンに必要性がある物しか出せない筈だが…あるか?
次々とボードのページを捲り、探す。
「えーっと…おっ!」
*****
魔法工学の教科書Ⅰ…魔法工学についての基礎が記されている。魔法を使った工学。300DP
*****
わお。中々するんだな。
だけどサーナを助ける時も頑張ったし、今まで研究施設を作りたいと言っていたガギルだ。我儘は言わない。
俺は魔法工学の教科書ⅠをDPを使って出すと、ガギルへと渡す。
「ほら、どうだ?」
パラパラパラとガギルとジャルデが本の中身を見る。
ガギルそんなじっくり見て分かるのか?
「まったく分からない!!」
堂々とガギルは言う。流石に分かったら怖いよな。器用でこういうの好きなのは分かるけど。
『まぁ、私が色々教えてやる。安心しろ』
ジャルデがガギルの肩に手を置いて、自信満々に言う。それにガギルが「ジャルデ…!」と感動している所悪いがーーー
「…随分素直だな」
コイツは本来何年も前に魔物を狩っていた人間の魔導師、しかも霊王と死後も伝わってる有名人だ。
こんなに親切なのは明らかに可笑しいんだが…。
俺はジャルデをジッと見つめる。
『お前は中々に規格外だと言う事は理解しているつもりだ。態々害する気はない。それに…』
「ん? 何だ?」
ジャルデが口澱む。そして俯く。
『それに1人で居るのも寂しかったし…』
「…ん? 何か言ったか?」
『な、何でもない!!』
ジャルデは顔を真っ赤にし、本に夢中になっているガギルの元へと飛んで行った。
うん。
…俺は空気を読めない訳ではない。
翌々日、俺は洞窟の中のホワイトラビット達を見て呟いた。
「キュキュッ!!」
「「キュッ!」」
どうやらこのホワイトラビット達、自然召喚されるのは時間毎に決まっているらしく、これもDPと同様、0時に召喚されるらしい。
しかも位階が1の所為か、ホワイトラビットしか出てこない。
そのホワイトラビット達であったが、夜中に召喚される事もあって、毎回ルイエにしばかれており、最初に2度ぶたれたホワイトラビットがリーダーに、部屋を周り回っている。
ルイエを起こさない様に。
ルイエさんは偉大。
そして皆んなはエンペルとサーナが結界内で遊び、ガギルとジャルデは何やらコソコソと難しい話をしている。ワームもルイエと同様寝ている。あと1時間もすれば食事の時間だ。
俺も何かしたいところだが、何もする事がない。寝るぐらいなら、何かしていたい俺はボードを操作する。
因みに今のダンジョン情報がこれだ。
**********
名 ダンジョン
位階 1
主 アノム
領域 洞窟内
月日 28日
モンスター数 4
・ワーム
・ホワイトラビット×3
罠数 0
施設数 3
・トイレ
・暖房(小)×2
※結界はダンジョン外に設置した為、含まれない。
侵入者 5
Dスキル 移動
DP 1004 P
**********
ダンジョン情報もやっと騒々しくなって来た。最小は0が多かったダンジョン情報だが、罠数以外0の数字が存在しない。
壮観だ。
何より…このDP。
念願の1000 P。
何に使おうか。
そんな事を思っていると、何か背後から視線を感じる。凄い、何と言うか、怨念が篭った様な。
俺はゆっくりと振り向く。
そこにはーーー
「…俺の忘れてないだろうな?」
「わ、忘れてないに決まってるだろ?」
ガギルがジト目で此方を見ていた。ついでにジャルデも。
「研究施設…作ってくれるんだよな?」
ガギルがドンドン近づいて来て、顔が数センチまで近づく。
「い、いや、まだこのDPじゃ、ちょっと無理なんだよな…」
部屋だけなら兎も角、その研究で使う部品が1つ1つDPが高い。
変な形をしたコップに、火をつける物、水を出す所、物の重さを計る物、色々ある。
本当に申し訳無いんだけど…。
『なら、魔法工学についての本を出してはくれないか?』
ガギルについてどう言い訳するか考えていると、ジャルデが言う。
何だそれ?
本だけで良いなら良いけど…それだとガギルはーーー
「ま、魔法工学っ!!」
ガギルは目をキラキラと輝かせながら、此方を見ている。
おー…何かガギルの琴線に触れたらしい。
「あー、じゃあそれで良いか?」
あるか分からないけど。
「あ、あぁ! 問題ない!!」
大きく頷くガギル。
よし、なら探してみますか。
俺はボードで魔法工学の本を探す。
普通、ダンジョンに必要性がある物しか出せない筈だが…あるか?
次々とボードのページを捲り、探す。
「えーっと…おっ!」
*****
魔法工学の教科書Ⅰ…魔法工学についての基礎が記されている。魔法を使った工学。300DP
*****
わお。中々するんだな。
だけどサーナを助ける時も頑張ったし、今まで研究施設を作りたいと言っていたガギルだ。我儘は言わない。
俺は魔法工学の教科書ⅠをDPを使って出すと、ガギルへと渡す。
「ほら、どうだ?」
パラパラパラとガギルとジャルデが本の中身を見る。
ガギルそんなじっくり見て分かるのか?
「まったく分からない!!」
堂々とガギルは言う。流石に分かったら怖いよな。器用でこういうの好きなのは分かるけど。
『まぁ、私が色々教えてやる。安心しろ』
ジャルデがガギルの肩に手を置いて、自信満々に言う。それにガギルが「ジャルデ…!」と感動している所悪いがーーー
「…随分素直だな」
コイツは本来何年も前に魔物を狩っていた人間の魔導師、しかも霊王と死後も伝わってる有名人だ。
こんなに親切なのは明らかに可笑しいんだが…。
俺はジャルデをジッと見つめる。
『お前は中々に規格外だと言う事は理解しているつもりだ。態々害する気はない。それに…』
「ん? 何だ?」
ジャルデが口澱む。そして俯く。
『それに1人で居るのも寂しかったし…』
「…ん? 何か言ったか?」
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ジャルデは顔を真っ赤にし、本に夢中になっているガギルの元へと飛んで行った。
うん。
…俺は空気を読めない訳ではない。
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