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第2章 封印の祠
第34話 王女 ◇
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イカラム国、最北端。そこには純白の壁にとんがり帽の様な屋根がある大きな建物があった。屋根の先には、イカラムを表す凛々しい神獣の絵が描かれた旗が棚引いている。
その建物の大きさ故か、降り積もった雪を寄せる為には何人もの人を要しあ。
"イカラム城"周辺では、早朝に使用人達による雪掻きが行われる。数時間にも行われるその作業は、使用人達の作業の中でも一、二を争うキツさと言われていた。
「ふぅ~……」
使用人達が手に持っているのは、木製のスコップ。
それは雪で湿ると普段の倍は重くなり、壊れやすい。自前で道具を揃えている者にとって、このスコップを使いこなさなければ家計が危なくなる。
早朝の貴族がまだ来ない寒い時間帯、指先は濡れ、長年やってるベテランの使用人でさえも凍傷になりかねないこの仕事は、例え働き手がない者でも率先してはやりたくないだろう。
しかしーー。
「あ! ラーシア様じゃねぇか!? アレ!!」
腰まで伸びる瑠璃色の髪を左右に揺らし、柔らかでありながら何処か水晶の様な輝きを見せる翡翠の瞳。
温かそうなコートを身に纏っているにも関わらず膨らむ胸部、その全てが調和されている様な容姿に思わず見る者全てが嘆息する。
だが、楽しげに足を弾ませるその姿に使用人達は頬を緩ませた。
「皆んな、お疲れ様」
「「「お疲れ様です」」」
使用人達は頬を緩ませながらも、頭を下げる。
仰々しく、まだ雪が積もった地面にも関わらず膝を躊躇なく付ける使用人達の姿に、その者の身分が透ける。
「毎日言ってるでしょ! そんな事しなくて良いから!」
「いえ、せめてこれだけはさせて頂きたく存じ上げます。貴女は、この国の"王女様"なのですから」
イカラム国、第二王女ラーシア・ズ・イカラムは使用人達の姿を見て大きく息を吐いた。
歳は今年で16歳、成人だ。
「はぁ、分かった。だけど私にもやらせてね。やらせてくれなきゃ、貴方が前にギャンブルでどれくらい負けたのかを奥さんにーー」
「わ、分かりました! 分かりましたからそれはご勘弁を!!」
周囲から笑いが起こる会話に、ラーシアがどれだけ使用人達からの信頼を得ているかが分かるやり取りだ。
「よーし、じゃあやるわよ~!」
ラーシアは使用人達からスコップを借りると、木製のスコップを上手く使いこなしせっせと雪を掻いて行く。手慣れた動きだ。
そんな姿を見て、最近入った若い使用人が先輩へと疑問をぶつける。
「第二王女様って前も雪掻きしてくれてましたよね? 何で雪掻きみたいなこんなキツい仕事やってくれるんですか?」
「あー、それはな? ラーシア様はお優しい方だからだ」
使用人の先輩の応えに納得がいかないのか、若い使用人の眉間に皺が寄る。
「優しい方なのは分かりますけど……王族の方が平民に話し掛けるなんて……」
「普通じゃない、ってか?」
若い使用人は連続して頷く。
本来、王族とは話をしてはならない。
王族から話し掛けるなら良いが、平民から話し掛ける、挨拶をする、馬鹿げた内容の会話をするなんて以ての外だった。
先輩は肩を竦めて応えた。
「何年か前お忍びで街に行った時、平民の兵士に命を助けられたらしい。その自分の命さえも顧みない姿に心を打たれて、改心したんだと」
「改心、ですか?」
「まぁ、所謂……恋ってやつらしい」
「こッ!? こッ!!?」
「バッ!!? バカッ!!!」
先輩は動揺して叫ぼうとする若い使用人の口を急いで塞ぐ。
「ん? どうかした?」
「い、いえ、何でもありません」
「遊んでないで、チャッチャッと終わらせるわよ?」
「はい!」
ラーシアからの声掛けに、先輩はオデコの汗を拭う様な仕草をしてまた話し続ける。
「それで平民との交流も増えたらしい。平民って普段どんな事するの? とか、どういう物が平民は好むの? とかだ。一応、本人は隠してるみたいだから気を付ける様に……!!」
若い使用人はうんうんと頷いた後、少しして首を傾げる。
「その、ラーシア様が見初めた兵士はどうなったんですか?」
「どうもこうも、ラーシア様が探しに行った時には兵士を辞めてたんだと」
「なるほど……まぁ、物語みたいにはいかないですよね」
「まぁな。それより雪掻きだ。早くやらないと、上級の奴等に折檻されかねないぞ~」
使用人には、王族や貴族のお世話をする使用人が存在する。
貴族の次男三男、家に利益をもたらさない良家の子女は、『上級使用人』として王家へと仕える。
雪掻きなどの雑用をこなすのが、『下級使用人』たる平民の仕事だった。
先輩は木製のスコップを肩に担ぎ、雪のある方へと歩み寄るーーその時だった。
「た、大変ですッ!!!」
イカラム城の門前にて、疲れ切った様子の兵士が馬に乗って現れる。
兵士の様子に門番である兵士が駆け寄り、それに遅れてラーシアが歩み寄る。
「落ち着いて。どうしたの?」
「い、今! 外門が破られアイスウルフの大群が街へと雪崩れ込んで来ました!!」
兵士の叫びに、使用人達から小さな悲鳴が上がる。
此処に居る使用人の多くは、イカラムの城下町で育った平民達。家族が襲われていても可笑しくはない。
兵士は落ち着く事なく、息も絶え絶えに馬上から降り言葉を紡ぐ。
「そ、そして! アイスウルフ以外にも……」
「その他にも魔物が居たの!?」
「いえ………ーーです」
「え? 何? 聞こえないわ」
兵士は告げる。
ラーシアにしか聞こえない声量で。
「……魔王です。魔王が出現しました」
「それは……本当?」
「ハッ! しかとこの目で!!」
膝を着く兵士を尻目にラーシアは考え込む。
(錯乱して言ってる可能性もある……)
実際に魔王が現れたと言われるのは四十年前。ある街が丸々姿を消すという所業をしでかしてからも魔王は現れた。しかし、その全ては偽物だと判別されている。
ハッキリ言って今回も兵士の見間違いだったという方がラーシアには納得出来た。
「……梟の翼から連絡は?」
「い、いえ、『魔王』の連絡が先かと思いまして……」
この魔物の異常行動。しかもそれがアイスウルフと来ればーー。
「祠の方で何かあったとも考えられるわね……」
魔王の線は低い。なら、此処は素直に最高の戦力を送るべきだろう。
「魔法師団を至急向かわせて。民に被害を出さない様に、速やかに殲滅させて」
「ハッ!」
~~~
魔王が現れたという日から数日が経ち、ラーシアは深いフードが付いた外套を纏い、街に出ていた。
「ハァ……まさか怒られるとは」
魔王が出た。その対応として魔法師団を出した。そこまでは良い。
ただ結果が伴わなかった。魔法師団はアイスウルフの殲滅に成功。しかし、逆に『魔王』には返り討ちされたと言う。
『何を勝手な事をしてる!! イカラムの戦力である魔法師団を勝手に出動させるだけに留まらず、魔法師団が負けた? どれだけこれが国の威信にーー』
『フッ……そんなマトモな判断も出来ないとは』
国王である父、第一王子である兄から手痛いお叱りを受けたラーシアは大きく白い息を吐いた。
しかし、自分のやった事は間違いだったとは思えなかった。
(早くに行動を起こさなければ、もっと人的被害は大きかった)
今回の実質的な被害は『魔王』による外門の破壊、兵士数十人の重軽傷。
四十年前に街が丸々無くなった事と比べれば可愛いものだ。
まぁ、まだ街が無くなるという可能性が無くなったという訳でもないのだがーー。
(さて……難しい事は忘れて! 今日はハッチャケよう!!)
ラーシアは一人でに自身の拳を高く突き上げた。
視線の先にあるは、下級使用人に聞いた路地裏にある隠れた名店と噂の酒場だった。
その建物の大きさ故か、降り積もった雪を寄せる為には何人もの人を要しあ。
"イカラム城"周辺では、早朝に使用人達による雪掻きが行われる。数時間にも行われるその作業は、使用人達の作業の中でも一、二を争うキツさと言われていた。
「ふぅ~……」
使用人達が手に持っているのは、木製のスコップ。
それは雪で湿ると普段の倍は重くなり、壊れやすい。自前で道具を揃えている者にとって、このスコップを使いこなさなければ家計が危なくなる。
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しかしーー。
「あ! ラーシア様じゃねぇか!? アレ!!」
腰まで伸びる瑠璃色の髪を左右に揺らし、柔らかでありながら何処か水晶の様な輝きを見せる翡翠の瞳。
温かそうなコートを身に纏っているにも関わらず膨らむ胸部、その全てが調和されている様な容姿に思わず見る者全てが嘆息する。
だが、楽しげに足を弾ませるその姿に使用人達は頬を緩ませた。
「皆んな、お疲れ様」
「「「お疲れ様です」」」
使用人達は頬を緩ませながらも、頭を下げる。
仰々しく、まだ雪が積もった地面にも関わらず膝を躊躇なく付ける使用人達の姿に、その者の身分が透ける。
「毎日言ってるでしょ! そんな事しなくて良いから!」
「いえ、せめてこれだけはさせて頂きたく存じ上げます。貴女は、この国の"王女様"なのですから」
イカラム国、第二王女ラーシア・ズ・イカラムは使用人達の姿を見て大きく息を吐いた。
歳は今年で16歳、成人だ。
「はぁ、分かった。だけど私にもやらせてね。やらせてくれなきゃ、貴方が前にギャンブルでどれくらい負けたのかを奥さんにーー」
「わ、分かりました! 分かりましたからそれはご勘弁を!!」
周囲から笑いが起こる会話に、ラーシアがどれだけ使用人達からの信頼を得ているかが分かるやり取りだ。
「よーし、じゃあやるわよ~!」
ラーシアは使用人達からスコップを借りると、木製のスコップを上手く使いこなしせっせと雪を掻いて行く。手慣れた動きだ。
そんな姿を見て、最近入った若い使用人が先輩へと疑問をぶつける。
「第二王女様って前も雪掻きしてくれてましたよね? 何で雪掻きみたいなこんなキツい仕事やってくれるんですか?」
「あー、それはな? ラーシア様はお優しい方だからだ」
使用人の先輩の応えに納得がいかないのか、若い使用人の眉間に皺が寄る。
「優しい方なのは分かりますけど……王族の方が平民に話し掛けるなんて……」
「普通じゃない、ってか?」
若い使用人は連続して頷く。
本来、王族とは話をしてはならない。
王族から話し掛けるなら良いが、平民から話し掛ける、挨拶をする、馬鹿げた内容の会話をするなんて以ての外だった。
先輩は肩を竦めて応えた。
「何年か前お忍びで街に行った時、平民の兵士に命を助けられたらしい。その自分の命さえも顧みない姿に心を打たれて、改心したんだと」
「改心、ですか?」
「まぁ、所謂……恋ってやつらしい」
「こッ!? こッ!!?」
「バッ!!? バカッ!!!」
先輩は動揺して叫ぼうとする若い使用人の口を急いで塞ぐ。
「ん? どうかした?」
「い、いえ、何でもありません」
「遊んでないで、チャッチャッと終わらせるわよ?」
「はい!」
ラーシアからの声掛けに、先輩はオデコの汗を拭う様な仕草をしてまた話し続ける。
「それで平民との交流も増えたらしい。平民って普段どんな事するの? とか、どういう物が平民は好むの? とかだ。一応、本人は隠してるみたいだから気を付ける様に……!!」
若い使用人はうんうんと頷いた後、少しして首を傾げる。
「その、ラーシア様が見初めた兵士はどうなったんですか?」
「どうもこうも、ラーシア様が探しに行った時には兵士を辞めてたんだと」
「なるほど……まぁ、物語みたいにはいかないですよね」
「まぁな。それより雪掻きだ。早くやらないと、上級の奴等に折檻されかねないぞ~」
使用人には、王族や貴族のお世話をする使用人が存在する。
貴族の次男三男、家に利益をもたらさない良家の子女は、『上級使用人』として王家へと仕える。
雪掻きなどの雑用をこなすのが、『下級使用人』たる平民の仕事だった。
先輩は木製のスコップを肩に担ぎ、雪のある方へと歩み寄るーーその時だった。
「た、大変ですッ!!!」
イカラム城の門前にて、疲れ切った様子の兵士が馬に乗って現れる。
兵士の様子に門番である兵士が駆け寄り、それに遅れてラーシアが歩み寄る。
「落ち着いて。どうしたの?」
「い、今! 外門が破られアイスウルフの大群が街へと雪崩れ込んで来ました!!」
兵士の叫びに、使用人達から小さな悲鳴が上がる。
此処に居る使用人の多くは、イカラムの城下町で育った平民達。家族が襲われていても可笑しくはない。
兵士は落ち着く事なく、息も絶え絶えに馬上から降り言葉を紡ぐ。
「そ、そして! アイスウルフ以外にも……」
「その他にも魔物が居たの!?」
「いえ………ーーです」
「え? 何? 聞こえないわ」
兵士は告げる。
ラーシアにしか聞こえない声量で。
「……魔王です。魔王が出現しました」
「それは……本当?」
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実際に魔王が現れたと言われるのは四十年前。ある街が丸々姿を消すという所業をしでかしてからも魔王は現れた。しかし、その全ては偽物だと判別されている。
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「ハッ!」
~~~
魔王が現れたという日から数日が経ち、ラーシアは深いフードが付いた外套を纏い、街に出ていた。
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魔王が出た。その対応として魔法師団を出した。そこまでは良い。
ただ結果が伴わなかった。魔法師団はアイスウルフの殲滅に成功。しかし、逆に『魔王』には返り討ちされたと言う。
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『フッ……そんなマトモな判断も出来ないとは』
国王である父、第一王子である兄から手痛いお叱りを受けたラーシアは大きく白い息を吐いた。
しかし、自分のやった事は間違いだったとは思えなかった。
(早くに行動を起こさなければ、もっと人的被害は大きかった)
今回の実質的な被害は『魔王』による外門の破壊、兵士数十人の重軽傷。
四十年前に街が丸々無くなった事と比べれば可愛いものだ。
まぁ、まだ街が無くなるという可能性が無くなったという訳でもないのだがーー。
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