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第1章(3)ツバサside
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しおりを挟むそれを確かめる事で前に進めるかは、分からない。
もしかしたらより天使を傷付け、状況は悪化するかも知れない。
でも、俺は信じていた。
琴李はレノアの前世。
同じ魂を持っている。
俺は琴李の事はよく知らないが、レノアの事は知っている。そして、信じている。
とても美しい心を持っている彼女が、自分を大切に想ってくれている人を簡単に忘れる筈はない、とーー……。
どれだけ天使を救いたいと言う気持ちが俺にあっても、本当の意味で天使を救う事が出来るのはたった1人。他の誰でもない、彼女なのだから……。
俺は天使を過去に連れて行くと同時に、心の中で彼女に呼び掛けた。
ランの死後、閉ざされて閉まっていた彼女の心の中に、「レノア。レノア」と、何度もその名前を呼び続けた。
……
…………。
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