スノウ

☆リサーナ☆

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第1章(3)紫夕side

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性的虐待をされていた挙句、「汚い」とののしられ……。毎回毎回、その後の始末まで、させられてたんだ。

全てが、繋がる。
必要以上に風呂に入りたがったり、手を洗ったり、匂いを気にしたり……。ゆきは自分が、「汚い」って、ずっと思っていたのだと……。


ゆきが、俺を見つめていた。
そんなコイツに、今俺が

「大丈夫。お前は綺麗だ。汚くなんてない」

……そんな言葉を掛けても、きっと届かない。
だから、俺は自分がしてやれる事で、それを教えてやろうと思った。

ゆき、こっち来い」

そっと抱き寄せて、俺はゆきを姫抱っこすると、自分のベッドへ連れて行った。
不思議そうなゆきを寝かせて、自分も隣に横になり、布団を掛けてから腕枕をしてやる。
そして、真っ直ぐ瞳を見つめて言った。

「……いいか。
愛し合った後は、こうやって一緒に寝るんだ」

俺がそう言うと、ゆきはまた、少し首を傾げた。

「どうだ?気持ち良いだろ?」

俺は実は愛し合っている時よりも、こうやって裸で一緒に寝る方が好きだったりした。
だから、ゆきにも、知ってもらいたかった。

でも、ゆきは暫くしてからポツリと呟く。

「ベタベタで気持ち悪い。汗臭い……」

「っ、お前な~……」

せっかく俺なりに考えて伝えようとしてやってるのに、ゆきは相変わらずクールだった。

やっぱり、こんなんじゃダメか……。

そう思って軽く溜め息を吐く。
けど、そんな俺にゆきは言葉を続けた。

「……けど」

「ん?」

「あったかい、………」

「!っ、はぁ……?!」

「あったかい」の言葉の後に、ゆきは俺の胸板に頬を寄せると……。そのまま、すうっと眠りに落ちて、俺の腕の中で静かに寝息を立て始めた。

「っ、……っ~~~!!」

そのツンデレな反応と、めちゃくちゃ可愛い寝顔に心が撃ち抜かれて、どうしようもない愛おしさが込み上がった俺は、暫くもだえが止まらなかった。
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感想 33

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