スノウ

☆リサーナ☆

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第4章(1)紫夕side

4-1-5

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***

「やあ。久し振りだな、紫夕しゆう

風磨ふうま、久し振り!」

会議室に向かう途中、偶然にも廊下で風磨ふうまに会う事が出来た。
会議、って言われると堅苦しくて、正直苦手なのだが風磨ふうまに会えた事でかなり俺の肩の力が抜ける。

「この間……っても、もうだいぶ前だけど、バイクありがとな」

「いやいや。お役に立てたようで何よりだよ。
マリィから聞いた話では、ずいぶんと上手くいってるようじゃないか。ゆき君と」

「ん?……ああ。まあ、な」

風磨ふうまにまでゆきの話題を振られて、本当に今から会議なのに大丈夫か?って位に俺の表情は緩んでしまう。

「ところで、その鼻栓はどうした?鼻血か?」

「!っ、あ、いや~これは……ははっ!」

……しかし。
会議室に踏み込んだ瞬間、俺の気持ちは一変する。

「!っーー……たちばなッ」

扉を開けて真っ先に目に飛び込んで来たのは、会議室のホワイトボードの前に立つたちばなの姿だった。

「おやおや。久し振りだね、望月もちづき君。元気そうで何よりだ。
真白ましろ君も、元気にしてる、かな?」

たちばなも俺に気付いてニヤリと笑うと、ワザとゆきの名前を出して挑発してきやがった。

挑発だと分かっている。
でも、あの日の事を……。コイツに傷付けられたゆきの姿を思い出したら、また怒りが込み上げて来そうだった。
けれど、そんな俺を風磨ふうまが止めてくれる。

紫夕しゆう、もう会議が始まる。席に着こう」

「!っ、……ああ」

肩をポンポンッと叩かれて、俺と風磨ふうまは隣同士の席に座った。

風磨ふうま、サンキュ」

小さな声でお礼を言うと、風磨ふうまはパチッとウインクして返事を返してくれた。


……
…………そして、会議が始まった。

今回の会議の内容は、最近この辺りに現れた魔物ーベヒモスーの討伐についてだった。
ベヒモスは、顔が水牛のようで頭には鋭く立派な角、口も進化して尖った牙が生えている。身体は大きな獅子ライオンのようで、硬い筋肉に腕は太くその先には鋭く大きな爪。首から背中、更に尾っぽへかけて燃えるような立派な立て髪が生えている。
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