スノウ

☆リサーナ☆

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第8章(4)紫夕side

8-4-6

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俺は日記を閉じて、サクラさんが遺してくれたもう一つのデータを開いた。
そこに書かれていたのは、確かにたちばなが記していたサクラさんを使った人型魔物の研究データ。

親父を殺したのはたちばな
そして、サクラさんとゆきを苦しめたのはたちばな
俺の大切な人達を傷付けるアイツを、絶対に許さねぇーー。

俺の、覚悟は決まった。
パソコンを閉じて棚に置くと立ち上がり、そっとゆきの頭を撫でた。

「俺が絶対に助けてやる。
お前が目覚めるまでに全部片付けてくるから……。そしたら、俺とお前と、白黒の猫と一緒に暮らそう?
で、春になったら、桜を見に連れてってやるからな?」

いけないと、分かっていたが触れたかった。

「……ゆき
何があっても、愛してる」

俺はゆきの酸素マスクを一瞬外して、その唇に口付けた。

……そして、…………。

「……行ってくるな」

酸素マスクを付け直すと、もう一度ゆきの頭を撫でて……。俺はパソコンを持って、ゆきの病室を後にした。

全てを終わらせる、俺の最終決戦に向かう為にーー……。

……
…………。
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