スノウ

☆リサーナ☆

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番外編①マリィside

①-1-2

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どんな形でも、その相手が誰であろうと、人を愛する事はとても素晴らしい事なのよ?

だから、その気持ちを大切にしてほしい。
結ばれる事が全てじゃない。
「好き」になれた気持ちを、「愛」を知れたその事を、何よりも幸せだと思ってほしい。

堂々と、胸を張ってーー……。

……
…………。

「ね?この男性ひと、マリィの恋人?」

「!……え?」

ゆきちゃんに尋ねられて、アタシは思わず飲んでいた紅茶のカップを下皿にぶつけてカチンッと鳴らしてしまった。

今日はゆきちゃんとオペレーターの李乃りのちゃんの家へ、生まれた子猫を見せてもらいに行った。
その帰りに、まだ紫夕しゆうちゃんが本部への用事で帰宅していなかった事から、アタシの家にゆきちゃんを招き一緒にティータイム中。
ゆきちゃんに昔の紫夕しゆうちゃんを見せてあげたくて、古いアルバムを出してあげたら……。その中に挟まっていた一枚の写真を手に持ったゆきちゃんが、ある人を指差しながらアタシを見て微笑む。

この子には、敵わないわねーー……。

私は微笑み返して、ティーカップをテーブルに置くとゆきちゃんに尋ねる。

「どうして、そう思うの?」

「えっ?……だって、マリィのこの男性ひとを見る瞳、すごく綺麗だし。その隣でこの男性ひともすごく楽しそうだから」

"違うの?"そう言いた気に、ゆきちゃんは首を傾げた。純粋なその瞳に嘘がつける筈もなくアタシは答える。

「そうよ。アタシの、大好きな男性ひと

「やっぱり?優しそうな人だね!」

ゆきちゃんは嬉しそうにそう言うと、もう一度写真に目を戻してじっと眺めていた。

本当に、すごい子ね。

何故なら、そのゆきちゃんが見ている写真は集合写真。アタシや紫夕しゆうちゃん、風磨ふうまちゃん達同期が、二十歳くらいの時に何人かで集まって撮った一枚なのだ。
その中で、確かにアタシは彼を見ているが、隣に居る彼はただ微笑っているだけ……。それなのに、雰囲気だけで恋人だって見抜くなんてね。
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