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第3章 (2)夏がきて……。
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そして迎えた、一週間後。
「っ……バ、バロン。
私、おかしくないかしら?」
さっきからこの質問をもう何度したか分からない。
今日はいよいよ、アルク様が来られる日。
私にとって、初めての親戚との顔合わせだ。
私は朝から自室にこもって準備をしながら、ソワソワと落ち着かなかった。
普段よりもお洒落をさせられた見慣れない自分は、鏡で何度も確認するが”可愛いや綺麗”ではなく”違和感の塊”でしかない。
「大丈夫ですよ。
お似合いですから、自信をお持ち下さい」
そんな私とは対照的に、いつも通りの姿勢を崩さないバロン。
部屋をウロウロと徘徊する私に椅子を引いて座るよう促してくれる。
今日のドレスはバロンが選んでくれた。
ローザが用意した物の中からなるべくデザインがシンプルで色も派手じゃない、薄ピンク色のドレス。
お化粧も、髪の毛も、なるべく自然にしてくれて、こういう恰好が苦手な私が疲れないように考慮しながら仕立ててくれた彼。
そして迎えた、一週間後。
「っ……バ、バロン。
私、おかしくないかしら?」
さっきからこの質問をもう何度したか分からない。
今日はいよいよ、アルク様が来られる日。
私にとって、初めての親戚との顔合わせだ。
私は朝から自室にこもって準備をしながら、ソワソワと落ち着かなかった。
普段よりもお洒落をさせられた見慣れない自分は、鏡で何度も確認するが”可愛いや綺麗”ではなく”違和感の塊”でしかない。
「大丈夫ですよ。
お似合いですから、自信をお持ち下さい」
そんな私とは対照的に、いつも通りの姿勢を崩さないバロン。
部屋をウロウロと徘徊する私に椅子を引いて座るよう促してくれる。
今日のドレスはバロンが選んでくれた。
ローザが用意した物の中からなるべくデザインがシンプルで色も派手じゃない、薄ピンク色のドレス。
お化粧も、髪の毛も、なるべく自然にしてくれて、こういう恰好が苦手な私が疲れないように考慮しながら仕立ててくれた彼。
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