248 / 297
番外編 虹の雫〜リディアside〜
1-4
しおりを挟む
【リディア19歳/サヤの家】
「リディア、白金バッジ昇格おめでとう!」
「ありがとう。
サヤも仕事決まったんでしょ?
ずっと好きだった劇場で働くんだっけ?良かったわね!」
飲み物の入った互いのグラスをカチンッと合わせて、私達は乾杯した。
「えへへ、ありがとう。
大好きな演劇の側で働けるなんて最高!
あ~毎日が楽しみ~!」
溢れる笑顔を抑え切れず微笑むサヤ。
小柄な彼女は小動物のように可愛くて、茶色の長い髪とパッチリした瞳が印象的。
悪い男が付かないように見張りたくなる。
「今公演してる舞台がね、また良いの!
はぁ~あんな素敵な恋、したいなぁ~」
自分の頬を押さえてポ~ッとするサヤ。
夢見る少女。
もう、私には忘れてしまった感情だ。
王子様なんていない。
男なんて、嫌い。
目の前のサヤみたいに、可愛くなれない。
同じ年なのに、全然違う。
綺麗で純粋なサヤ。
濁って汚れた私。
サヤの事が大好きな分、サヤが良い子だと知っている分……。時々辛くなる。
「……そうそう!
白金バッジになって最初の仕事が決まったの!
報酬いくらだと思う?5億よ、5億!」
「!……ご、5億ッ?!
う、嘘でしょ~?見た事ないよ~そんなお金!」
私が話題を変えると、サヤは顔を真っ青にして汗をかいていた。
コロコロ変わるサヤの表情。
私の嫌な部分に、気付かないでと……祈ってた。
私には、仕事の話しかなかった。
自分で選んだ道なのに、時々すごく寂しくて、悲しい。
……
…………。
「リディア、白金バッジ昇格おめでとう!」
「ありがとう。
サヤも仕事決まったんでしょ?
ずっと好きだった劇場で働くんだっけ?良かったわね!」
飲み物の入った互いのグラスをカチンッと合わせて、私達は乾杯した。
「えへへ、ありがとう。
大好きな演劇の側で働けるなんて最高!
あ~毎日が楽しみ~!」
溢れる笑顔を抑え切れず微笑むサヤ。
小柄な彼女は小動物のように可愛くて、茶色の長い髪とパッチリした瞳が印象的。
悪い男が付かないように見張りたくなる。
「今公演してる舞台がね、また良いの!
はぁ~あんな素敵な恋、したいなぁ~」
自分の頬を押さえてポ~ッとするサヤ。
夢見る少女。
もう、私には忘れてしまった感情だ。
王子様なんていない。
男なんて、嫌い。
目の前のサヤみたいに、可愛くなれない。
同じ年なのに、全然違う。
綺麗で純粋なサヤ。
濁って汚れた私。
サヤの事が大好きな分、サヤが良い子だと知っている分……。時々辛くなる。
「……そうそう!
白金バッジになって最初の仕事が決まったの!
報酬いくらだと思う?5億よ、5億!」
「!……ご、5億ッ?!
う、嘘でしょ~?見た事ないよ~そんなお金!」
私が話題を変えると、サヤは顔を真っ青にして汗をかいていた。
コロコロ変わるサヤの表情。
私の嫌な部分に、気付かないでと……祈ってた。
私には、仕事の話しかなかった。
自分で選んだ道なのに、時々すごく寂しくて、悲しい。
……
…………。
0
あなたにおすすめの小説
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
【R18】熱い夜の相手は王太子!? ~婚約者だと告げられましたが、記憶がございません~
世界のボボブラ汁(エロル)
恋愛
激しい夜を過ごしたあと、私は気づいてしまった。
──え……この方、誰?
相手は王太子で、しかも私の婚約者だという。
けれど私は、自分の名前すら思い出せない。
訳も分からず散った純潔、家族や自分の姿への違和感──混乱する私に追い打ちをかけるように、親友(?)が告げた。
「あなた、わたくしのお兄様と恋人同士だったのよ」
……え、私、恋人がいたのに王太子とベッドを共に!?
しかも王太子も恋人も、社交界を騒がすモテ男子。
もしかして、そのせいで私は命を狙われている?
公爵令嬢ベアトリス(?)が記憶を取り戻した先に待つのは── 愛か、陰謀か、それとも破滅か。
全米がハラハラする宮廷恋愛ストーリー……になっていてほしいですね!
※本作品はR18表現があります、ご注意ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる