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第16章(3)マオside
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しおりを挟む……ん?
来る?……アカリさんが、僕の部屋に……来る?
ふと、アカリさんの言った言葉を、もう一度しっかり復唱しながらその意味を考えた。
『じゃあ、今からマオさんの部屋に行きますね!』
それはつまり……。
こんな夜更けに、アカリさんと密室で二人きりになると言う事だった。
……え?ッ……えぇええーーーッ?!!
「!?ッーー……ッ!!!!」
夢心地から醒めた僕は、声にならない叫び声を上げた。
長くて大変な夜が、今始まろうとしている。
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