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第1章(2)アカリside
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【約束の日】
結局、あやふやな気持ちのまま……。
ユウさんと約束した日を迎えてしまった。
ヒナタとの仲も相変わらずで……。
ユウさんが着ぐるみショーに誘ってくれた事を話すと、一瞬すごく嬉しそうな表情を浮かべたヒナタも……。私に気を使っているのか、すぐに喜ぶのをやめてしまった。
そして今。
家の建物の下で待ち合わせをしている間も、無邪気に喜ぶヒカルとは反対にヒナタは俯いたまま。
このまま出掛けていいものか、と悩んでいると……。
「アカリ、お待たせ!
ヒナタちゃん、ヒカル君、おはよ!」
「あ~!ゆーしゃん!」
ユウさんを見付けると、ヒカルは私と繋いでいた手を放して彼の元へ一目散。
ユウさんはそんなヒカルを抱き上げると、いつものように笑顔で高い高いをしてくれる。
嬉しそうな、ヒカルの姿。
私の隣にいるヒナタも、その光景を静かに見つめていた。
「……ぷっ、どした?女子2人!
なんかテンション低くないか?まだ寝ぼけてるのか~?」
そんな私とヒナタの様子を見て、ヒカルを抱いたユウさんが顔を覗き込むように言った。
私はパッ笑顔を作ると、首を横に振る。
「いえ、何でもないです。
おはようございます。今日はよろしくお願いします!」
「おう!楽しもうな!
……。ん~?ヒナちゃん、どうした~?」
私にも明るく笑顔を見せてくれるユウさん。
……でも。いつもならヒカルと一緒になってくっ付いて行くヒナタが大人しい事を、不思議に思ったのだろう。
ユウさんはヒカルを下に降ろすと、ヒナタの前に屈んで目線を合わせながら頭を撫でた。
「……」
しかし、ヒナタは何も答えないままユウさんから視線を逸らす。
「……ヒナタ。
ほら、ユウさんに”おはよう”は?」
さすがに、私とヒナタの不仲をユウさんにまで影響させなくない。
結局、あやふやな気持ちのまま……。
ユウさんと約束した日を迎えてしまった。
ヒナタとの仲も相変わらずで……。
ユウさんが着ぐるみショーに誘ってくれた事を話すと、一瞬すごく嬉しそうな表情を浮かべたヒナタも……。私に気を使っているのか、すぐに喜ぶのをやめてしまった。
そして今。
家の建物の下で待ち合わせをしている間も、無邪気に喜ぶヒカルとは反対にヒナタは俯いたまま。
このまま出掛けていいものか、と悩んでいると……。
「アカリ、お待たせ!
ヒナタちゃん、ヒカル君、おはよ!」
「あ~!ゆーしゃん!」
ユウさんを見付けると、ヒカルは私と繋いでいた手を放して彼の元へ一目散。
ユウさんはそんなヒカルを抱き上げると、いつものように笑顔で高い高いをしてくれる。
嬉しそうな、ヒカルの姿。
私の隣にいるヒナタも、その光景を静かに見つめていた。
「……ぷっ、どした?女子2人!
なんかテンション低くないか?まだ寝ぼけてるのか~?」
そんな私とヒナタの様子を見て、ヒカルを抱いたユウさんが顔を覗き込むように言った。
私はパッ笑顔を作ると、首を横に振る。
「いえ、何でもないです。
おはようございます。今日はよろしくお願いします!」
「おう!楽しもうな!
……。ん~?ヒナちゃん、どうした~?」
私にも明るく笑顔を見せてくれるユウさん。
……でも。いつもならヒカルと一緒になってくっ付いて行くヒナタが大人しい事を、不思議に思ったのだろう。
ユウさんはヒカルを下に降ろすと、ヒナタの前に屈んで目線を合わせながら頭を撫でた。
「……」
しかし、ヒナタは何も答えないままユウさんから視線を逸らす。
「……ヒナタ。
ほら、ユウさんに”おはよう”は?」
さすがに、私とヒナタの不仲をユウさんにまで影響させなくない。
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