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第5章(4)アルバートside

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そして、更に……。

「何かあったら、私が支えます。
私は夢の配達人であると同時に、アカリさんの夫。そして、貴方の家族です。
いざとなった時は、頼って下さい。
アカリさんと結婚したあの日から、貴方の大切なものも、私の大切なものですから……」

自分とアカリが結婚した事で、私の将来の計画が乱れたのではないか?と、きっと彼は気に掛けていてくれた。

ハッキリと口にはしなかったが、もし私に万が一の事があれば……。
ヴァロン君は夢の配達人を辞めてでも、私の後継者になる道を選んでくれていたと思う。


血の繋がりよりも深い絆があるのだと。
それを、彼は教えてくれた。

……
…………。

〈回想終了〉
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