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第8章(4)アカリside
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しおりを挟む生きていて、良かったーー。
港街の広場で、家族4人で楽しく遊べて、私は心からそう思ったの。
彼も、子供達も、互いに親子である事を知らない。
なのに、自然とその雰囲気は和んでいた。
そして、彼が微笑ってくれた。
一緒に暮らしていた時のように、楽しそうに、幸せそうに微笑ってくれたの。
『俺の夢、叶えて?
アカリと子供と、ずっと家族で幸せに暮らしたい』
ーーここだよ。
貴方が私に願ってくれた夢は、ここにあるよ?
私は、心の中で叫び続ける。
何度も何度も、叫び続けるよ。
……
…………。
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