【R18】聖刻の白き処女たち

馬衣蜜柑

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8. 終章:朝の礼拝 ——終わらない支配

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夜が明ける。
重厚な鐘の音が、冷え切った朝の空気を震わせた。
清廉な一日を告げる合図であると同時に、昨夜の狂乱を封じ込める幕引きの合図でもあった。

礼拝堂へと続く回廊を、ノエル、エレノア、そしてセレフィナの三人は肩を並べて歩いていた。

「……っ」
不意にセレフィナの膝が折れそうになり、ノエルがその細い腰を支える。
「……大丈夫?」
「ええ……ありがとう」

交わされる言葉は短く、視線はどこか虚ろだ。
ほぼ一睡もできぬまま、朝まで「教育」と「懺悔」の波に揉まれ続けた三人の身体は、芯まで蕩けきっていた。

清浄衣の下、三人の秘部には今もシスターたちの指先が残した熱が居座り、一歩踏み出すたびに、注ぎ込まれた「罪」が内壁を伝って重く滑り落ちかける。

ノエルとエレノアは、自分たちが陥れたはずのセレフィナと、今は同じ「疼き」を共有していることに、共犯者のような悦びを感じていた。

重い扉が開き、三人は礼拝堂の中へと足を踏み入れる。
ステンドグラスから差し込む冷たい朝日は、すべてを浄化するように美しい。
だが、教壇の上に立つ二人を見た瞬間、三人の息が止まった。

そこには、シスター・ベアトリスとシスター・マルガレータが、一点の乱れもない漆黒の聖職衣を纏って立っていた。

昨夜、狂ったように指導棒を突き立て、冷徹な言葉で辱めを与えていた女たち。
今は、何事もなかったかのように慈愛に満ちた表情を湛え、厳格な面持ちで聖歌の旋律を奏でている。

その凛とした佇まいは、非の打ち所がないほど聖女そのものであった。

(……信じられない)

あの唇が、自分たちの蜜を啜り。
あの指先が、自分たちの急所を執拗に締め上げ。
あの瞳が、快楽に壊れる自分たちを冷ややかに見下ろしていた。

そのギャップが、三人の脳を激しく揺さぶる。
恐怖、憎しみ、嫉妬……。

不意に、教壇の上の二人が、示し合わせたように三人の方を向いた。

ベアトリスの鋭い眼光。
マルガレータの妖艶な微笑。

一瞬の視線の交錯だった。
だが、その瞬間、三人の下腹部は昨夜の絶頂を思い出したかのように、ドクンと甘く疼き、熱いものが溢れ出した。

もはや、自由になりたいとは誰も思わなかった。 むしろ、今日の聖務が終わった後、再びあの闇の中で「教育」されることを、三人の肉体は狂おしいほどに欲していた。

シスターと目が合った瞬間、下腹部が甘く疼く。
彼女たちは理解した。
自分たちはもう、この聖なる地獄から一生逃れられないのだということを。

(完)



物語を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この美しくも背徳的な寄宿学校の物語が、あなたの心に残る一編となれば幸いです。

もしまた、彼女たちの「その後」や、新たな物語を読みたくなったらいつでもお声がけください。

これからも「女性が気軽に読めてえっちな気持ちが盛り上がる物語」を共有できれば幸いです。
また次の物語でお会いしましょう!
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