どうやら異世界転生しても最強魔法剣士になってしまった模様

あっきー

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第2章

43.真の目的

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リカルドの言葉にキサギが眉を寄せる。


「……穏やかではないですね」


「先日、ジェノヴィア王宮にザガンと名乗る上位魔人が現れた……そして、シエラ姫に呪いを掛けようとしたが、白竜ジェノヴァが現れ、加護を発動したお陰で事なきを得たそうだ」


新たな上位魔人の名を聞かされただけでなくジェノヴィアの王宮で起こった事件に、キサギは「ふむ」と小さく呟き少し顔を俯かせながら思考を巡らす。


「……ザガンが人間に呪い?……竜に、では無く?…。」


「ザガンという名の上位魔人は、己が四魔闘将であると口にしたそうだ」


キサギはその言葉に思わずギョッとし、弾かれるように顔を上げる。


「四魔闘将?!……なるほど、それで我々にこの話を持って来たわけですね」


「あぁ。君はこのギルドで、その一角であるベリアルを影とはいえ退けた。そしてカンタバロでのクエストで四魔闘将の情報も知り得、魔人の不穏な同行に懸念を抱いていると、マティアスからも昨日話を聞いている。あまりのタイミングの良さに驚愕したよ」


「……私も驚愕していますよ」


漸くキサギの顔から苦笑いとはいえ、笑みがこぼれた。


だがすぐに笑みを消し真剣な表情に戻ると、リカルドを真っ直ぐに見据える。


「因みにリカルド殿下は四魔闘将という名は?」


「いや、昨日マティアスから聞かされるまで耳にした事もない」


「そうですか……」


眉を顰めながら首を横に振るリカルドに、キサギが残念そうに呟いた。


鋭利な目元を緩める事なく、至極真面目にリカルドが話を本題へと振る。


「我々としては、昨日マティアスから齎された情報と、ジェノヴィアに現れたザガンが自称とはいえど四魔闘将の一角である事……全てを併せて見ても、この件は君達神楽旅団に依頼をするに値すると判断した。君達にザガン討伐を依頼したい」


目の前のキサギをしっかり見据えながら、リカルドはそう口にした。


キサギは辟易とした表情を惜しげもなく晒し、大きく溜息を吐く。


「このタイミングの良さというか悪さというか……そうなるのは自明の理ですよね……まぁ上位魔人の討伐という事であればお断りする理由などありません……けどもぉ……」


片手で額を覆い、何とも弱々しい声音でキサギが呟く。


キサギとて討伐のクエストであれば冒険者なので、仕事としてきちんと向き合い受諾するのが当然であると理解している。


ただ王族関連での厄介事の遭遇率の異様な高さが、キサギを辟易とさせる要因と言っても過言ではない。


振り返ればつい先日冒険者登録に訪れ、グエン達との模擬戦に完全勝利後、魔獣戦からの突然意図しなかったベリアルとの遭遇が全ての始まりだった。


異例の昇級からの上位魔獣アモンの討伐。


これはキサギにとって予想外にコクヨウと出会えたのでまだ幸運だったとも言えるが、そこで第3王子のルシアンや伯爵令息グリードといった王侯貴族の若者達の面倒事に振り回されている。


そして、さして日をおかずに今度は他国の王族との遭遇……。


加えて目の前にも王族……。


(……エンカウント率、ホント尋常じゃない)


既に王侯貴族アレルギーを発症するキサギの内心が荒れるのも致し方ない。


しかもザガンは上位魔人の最上位ともいえる、四魔闘将の一角を自称している。


それが本当なのか嘘なのかまだ不明ではあるものの、先のベリアルやアモンそしてフォラスの討伐を振り返ってみても、キサギや旅団にとってさして難しいクエストではなかった。


とはいえ魔人特有の狂人さや、低い階位の魔法攻撃とはいえ傷もつかず耐えうるタフさ、そして最上位魔人に対する妄信っぷりを目の当たりにした事を鑑みて、これを厄介だと言わずに何と言えば良いのか。


ただのんびりスローライフを夢見るキサギの内心が、その道のりが困難過ぎやしないかと辟易してしまう。


思い描いていた冒険者ライフとは何かちょっと違う、とそう思いながらも、キサギは胸の内の忿懣をギュウギュウとやるせない気持ちで押し込めた。


「ところでジェノヴィアにもS級冒険者っていましたよね?彼らを押し退けて、その依頼を我々が受けても良いものなのですか?」


デスクで様子を伺っていたマティアスへとキサギが向き直り、問いかける。


「あちらのS級冒険者パーティはタイミングの悪い事に、現在別のクエストに出たばかりで現在は他国にいる。頭を悩ませたロレンツォ陛下が、旧友であるランバート殿下に相談したそうだ」


マティアスが首を横に振りながら重い溜息を吐いた。


「あぁ……なるほど。それは確かにお困りでしょう」


さすがに冒険者達も受諾したクエストを放棄する訳にはいかない。


これまた何ともタイミングの悪さに苦笑いを浮かべた暫く後、キサギは「ん~」と小さく唸りながら思考を巡らせ少し首を傾げる。


「因みにジェノヴィアの王族の方々は、いつまでこちらに滞在予定なのですか?」


「滞在日程は5日間だ……それがどうかしたか?」


「……いえ、己の番がザガンに狙われているというこんな時に、執着心の強い竜がそんな長い間誰かに任せ、よく離れて平気でいられるなぁと思いまして……ジェノヴィアにいた時の竜は、シエラ姫にベッタリというわけではなかったのですか?」


「いや、まさか。2人はシエラ姫が生まれた時から常に一緒だと聞いている」


リカルドの話を聞くに、竜の特性とも言える番に対する異常な執着は、普通の者達から見れば発狂してもおかしくない程なのだとか。


どうやらシエラもジェノヴァを番だと正しく認識している事で成立しているのだそうだ。


ただ、今回は彼女がどうしても兄妹水入らずで過ごしたいと説得し、それに折れたジェノヴァが特別に許したということらしい。


リカルドの言葉にキサギがピンとくると、「ふむ」と得心したように小さな声を洩らす。


「ああ、やっぱり。何かおかしいと思ったら、これで合点がいきました。それ、ジェノヴァは許した訳ではありませんよ」


「どういう事だ?」


「ジェノヴァはシエラ姫の説得に乗ったフリをして、敢えて身を切る思いで彼女を遠ざけた……だって、ザガンの目的はシエラ姫ではないですから」


彼女から言い放たれた言葉にリカルドが驚愕に目を剥く。


「……シエラ姫ではない?それはどういう事だ?現に奴は王宮に現れ、皆の前で彼女に呪いを掛けようとしたんだぞ?」


リカルドの言葉にバリーやマティアスも同意の意思を見せ頷いている。


「ザガンが呪いをかけてまでも、シエラ姫を欲しがったと?頭のおかしい魔人が?まさか、そんな馬鹿な事を思っていらっしゃらないですよね?お美しい姫ではいらっしゃいますが、何か特筆した能力を持つとか聞いた事ないんですけど……それ、間違いなくシエラ姫を囮にしようとしたのでしょう」


「囮?」


「だってザガンの真の目的は、白竜ジェノヴァですから」


「なんだと?!」


「どういう事だ?キサギ」


驚愕の声を上げるリカルドに加え、マティアスも眉間に皺を寄せながらキサギを注視する。


「話を聞いていて、ずっと引っ掛かりがあったんですよね。だってリカルド殿下の判断基準は、人間目線なんですもの。そりゃおかしいはずだわ。確かに普通の人間なら王族への怨恨で呪いをかけたり、金銭目的で誘拐を企てるでしょう。ですが、魔人にとって人間の地位などなんら興味の対象にはなりません。上位魔人の変態っぷりを知らない殿下にはわからないかもしれませんが、ザガンはただ単にジェノヴァと戦いたいだけじゃないかしら?」


その呆気ない答えに、旅団以外の誰もが口を開いたままに固まる。


キサギがこの答えに辿り着くには容易い。


何せキサギ自体、ベリアルと対峙した際にそれをまざまざと体感した上に、お気に入り認定までされている。


そしてフォラスも同様に精霊王アウリスとの戦いに愉悦を覚え、未だ精霊王が眠りについているにも関わらず目覚めまで我慢出来ずにドヴァール山へ現れていたのだ。


「……は?……まさか……たったそれだけだと言うのか?」


なんとか絞り出すように掠れた声を吐き出すリカルドに、キサギが苦笑いを浮かべる。


「彼らは己の快楽に忠実です。誰かを苦しめて悦に浸るというのが一般的に知られていますが、どうも習性的に強い者と戦う事のほうが更に愉悦を覚えるようです。ドヴァールで討伐したフォラスもそういった節が見られましたし、現に私、現在進行形でベリアルにロックオンされてますからねぇ」


あまりにもあっけらかんと、キサギがやれやれといった様子で肩をすくめながら答える。


まだ信じられない他の3人は驚愕の事実に口をポカンと開けたままだ。


「だが……そんな事の為にシエラ姫に呪いを掛けようなどと……」


マティアスが渋い顔を浮かべながら、どうにか声を絞り出す。


「ザガンにとってはそんな事ではないのでしょう。何しろジェノヴァはシエラ姫を伴い、来週にはこの世界からいなくなってしまうのですから。そうなれば流石にザガンとはいえ、ジェノヴァの世界へ行く事など出来ない」


「……漸く300年の眠りから目覚めた己の快楽を満たすかもしれない存在がいなくなるくらいなら、シエラ姫に呪いをかけてでもジェノヴァをこの世界に留め置こう思っても不思議ではない、ということか……」


「はい。最悪、彼女を殺してジェノヴァを狂わせ、この世界を闘技場に見立てて戦いに興じようとでもしたのか、はたまた世界を破滅に追い込もうとしたのか……まぁ彼ら魔人の考える事など、こちらが理解出来る範疇にはない。いずれにせよ、私の勘は外れていないと思いますよ」


「な、何という事だ……」


衝撃の事実にマティアスが両手で頭を抱えながら呻くような声を上げ、デスクで項垂れる。


「シエラ姫が国にいない今であれば、ザガンがまたジェノヴァにチョッカイを出しに現れても、彼は安心して立ち向かえますからね。最悪彼女が側にいれば、気になって戦いに集中出来ないでしょうから」


たが本当にザガンが四魔闘将の一角であれば、最悪ジェノヴィア王国は消し飛ぶ可能性とて捨てきれない。


「まぁ竜の加護があれば大丈夫か」などとキサギは呑気に頭に浮かべる。


「だからジェノヴァはシエラ姫の要求を素直に受け入れて、彼女を己から遠ざけたのか!……だがもしもジェノヴァに何かあったとしたら……竜の加護が消え、ジェノヴィア王国に甚大な被害が出るぞ!最悪、周辺諸国にも被害が及ぶ!これはただの上位魔人討伐などとは言えないではないか!何とか回避する方法はないのか?!」


想像を遥かに超えた事態にリカルドが何とか冷静を保とうとするも、それも虚しく不安と混乱に駆られ思わず声を張り上げた。


キサギはそれをやれやれといった感じで見据え、肩をすくめてみせる。


「なくはないですよ?要はザガンの興味をジェノヴァから他へ向ければ、ジェノヴィアの危機は回避出来ると思います」


余裕の態度でゆったりとソファーに凭れ掛かるキサギへと、室内全員の視線が一斉に向けられる。


その視線がまるでその興味の対象となり得る存在が、目の前で余裕をかます「お前」だと無言の圧力をかけるかのように。


向けられる視線が全身に突き刺さるような感覚に、キサギが思わず憮然とした表情を浮かべ、対面からこちらを見つめるリカルドにジト目を向ける。


「……何ですか。その目は」


「先程言っていたな。魔人は強者との戦いをより求めると……やはりこの案件を君達旅団に依頼して正解だったな。君達程の強者ならば、ザガンの興味が向く事は間違いないと言えよう」


「まぁ出来なくはないですけど……ぶっちゃけ今のところまだ何かチョッカイを出された訳ではないにしても、上位魔人はベリアルだけで私お腹一杯なんですが」


不快げに口を尖らせながら、キサギから愚痴がこぼれる。


「ザガンの興味が旅団に向けばシエラ姫とジェノヴァの危険は取り除かれる。だが、それだけではない。君が杞憂する魔人の制約の件。あれの情報も奴から聞き出せるかもしれん」


冷静を取り戻し至極真面目な表情でリカルドがそう答えると、キサギは重い溜息を一つ吐き出す。


「全く、他人事だと思って……簡単に言ってくれるじゃないですか……」


呆れた表情を浮かべながら、せめてもの抗議で目の前のリカルドにジトリとした視線を投げつけてやる。


















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