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二章 アスカとルミ②
一 あれから一週間 ─二〇一九年 四月二十八日─ 一(改)
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朝。私は、
ルミの啜り泣く声で目を覚ました。
私の背中が冷たく濡れていく。
小鳥が空気を読まずに囀ずっていた。
カーテンの隙間から差し込む朝日は
まだ淡く、早朝の寝室はまだ薄暗い。
枕元の時計の針も見えにくかった。
布団を被ったままもぞもぞと
寝返りを打った私は、
小さく縮こまって震えている
ルミをぎゅっと抱き締めた。
一つの布団の中で、一つになった私達。
「大丈夫。私はここにいるよ」
声をかけて、優しく頭を撫でる。
そうすると、
胸元で固く結ばれていた
彼女の両手が動き出す。
じわじわと私の体を這い、
腰から背中へと移動していき、
そのままぎゅっと抱き締め返してくる。
絡み合う互いの足。
響き合う互いの吐息。
伝わり合う互いの体温。
私達を包み込む穏やかな温もりは、
やがて炬燵のように熱くなる。
彼女の全てを取り逃がさないように、
私は全身で彼女の体を包む。
一つ脈を打つ度に体が揺れる。
この鼓動は、ルミのもの?
それとも──
「……ありがとう、アスカ。もう大丈夫」
永遠とも思える抱擁。
終わりを示すのは、ルミの役割だ。
「うん、それじゃ……」
抱き締め合っていた腕を解き、
私達は体を起こした。
捲れた布団から放たれた私達の熱気が、
もわもわと頬を撫でながら
天井へと逃げていく。
そして、視線を交わしてお互いに一言。
「おはよう、ルミ」
「うん。おはよう、アスカ」
ルミが私の家に泊まり始めてから一週間。
彼女は驚くほどすんなりと
私の家と店に馴染んだ。
まるで、ずっと前から
一緒に暮らしているかのような、
そんな錯覚を覚えてしまう。
けれど、それはいつも、
現実に飲み込まれて消えていく。
彼女は毎朝、
泣きじゃくりながら目を覚ましていた。
彼氏さんの死に気付かせる不思議な夢。
疑っていたわけではないけど、
どこか懐疑的な自分がいたのも
否定できない。
恋人の失踪や一人きりの部屋という
度重なる不安がもたらした
産物なのではと、心の奥底では
そう考えていた。
だから、私が側にいれば、
不安が解消されて夢を
見なくなるんじゃないかって
期待していた。
数日前の自分の思考が、
遥か遠い昔のことのように感じる。
夢がもたらす感覚──最愛の人を
亡くしたというショックが、
一体どれほどのものなのか。
家族や友人を亡くしたことがない私には
まだわからない。彼女の側にいるのが
私でいいのか、今なお疑問は拭いきれない。
「もう一週間だね」
壁にかけたカレンダーを見ながら、
ルミがぽそりと呟く。
「……アスカはさ、私と初めて
会ったときのこと、覚えてる?」
「覚えてるけど、急になに?」
「いや、アスカと出会えて
本当によかったなぁって思ってさ。
あのとき、あの風が
吹いてなかったら私達は……」
それは、二年前──私が
二十三歳のときのことだ。
地元を離れた私は
店のことを知ってもらうため、
日々ビラ配りに奔走していた。
そんな毎日を送っていたある日のこと、
私とルミを繋ぐ出来事が起きたのだ。
ほどけた靴紐を踏んづけて、
よろめいて、そのとき吹いた強い風。
四方八方に飛び散るチラシ、
慌てふためく私、散らばったチラシを
拾ってくれた優しい人。
その全ての記憶は、今もなお
色鮮やに私の脳に飾られている。
「あのとき出会えてなくても、
その後すぐ出会えたよ。
私とルミなら、きっとね」
「そう……かな?」
「そうだよ」
私やルミが
生涯で出会うことのできる人。
その人数が何人になろうとも、
確率はそれぞれ七十六億分の一。
それは正しく奇跡であり、
もしくは運命とも言える。
そんな出会いが、
ちょっとやそっとの“たられば”で
覆せるわけがない。
さっきの言葉は訂正しようかな。
“きっと”なんて曖昧な
言葉は私達には相応しくない。
私達は“必ず”出会いを果たすんだ。
出会い、親しくなり、そして……
「……アスカ?」
涙の跡が冷たく走る彼女の頬。
きょとんと丸くなる
赤く腫れた彼女の目。
濡れた睫毛が
身を寄せ合って震えている。
もし、
私達の出会いの形を変えられたら、
今という未来も変わるのかな。
もし過去に行けたのなら、
私は一体何をすればいいのだろう。
何をすれば、
この未来を変えられるのだろう。
「アスカ……なに?」
「ううん、なんでもない。
それよりほら、顔洗ってきな」
「そだね。
顔パリパリだし、行ってくる」
私は知っている。過去は
絶対に変えられないということを。
過去を変えられるとなれば、
恐らく誰もがこぞって
後悔の残るあの日に飛ぶ。
それが一日前なのか、一週間前なのか、
一ヶ月前なのか、一年前なのか。
何にせよ、
改編の影響を受けるのは“今”だ。
何十、何百、何千、何億人もの
過去改編の影響を、“今”が受け止める。
たった一つしかない“今”に、
幾層にも折り重なった
タイムパラドックスや
バタフライエフェクトが
津波のように押し寄せる。
そんなんで、
綺麗な世界が創れるとは思えない。
私は知っている。過去ではなく
未来なら変えられることを。
現在進行形の今をどう動くかで
形作られる未来が変わる。
溶き卵がメレンゲになってしまったのなら、
元の溶き卵に戻すという無理難題よりも、
そこから何の料理を作ろうかを考える方が
懸命だ。
「あー、さっぱりしたぁ。
って、まだ布団畳んでないの?」
「今から畳むところだったの」
「とか言って、
二度寝するつもりだったんでしょ?」
ルミが、からかい混じりに
つんつんと頬を突っついてくる。
今日もまた、無事に
切り替えが済んだようで何よりだ。
「いいよ、まだ寝てて。
朝御飯できたら起こしてあげるから」
最後に私の頭をわしゃわしゃ撫でてから、
ルミはパジャマのまま
寝室から出ていった。
彼女に撫で回されて
ぼさぼさになった髪をそのままに、
私はポスンと布団に倒れ込む。
シーツや枕に染み込んだ彼女の匂いが、
優しく子守唄を歌ってくれた。
「今日で、一週間か……」
あの日のことを思い出す度、
右手にはあの嫌な感触が甦る。
天に向けて手を伸ばすと、
その輪郭が光によって溶かされていく。
仏様の後光かと思いきや、
何てことないただの蛍光灯だ。
蜘蛛の糸なんて下りてくるはずもない。
右手が苦しい。
ルミを叩いてしまったあの瞬間は、
彼女の笑顔が永遠に失われることへの
悲しみが私の中に満ちていた。
けれど、直後に私は、
自分の本性に気付いてしまった。
私は彼氏さんのことなど
どうでもいいと思っている。
私が心配しているのは
あくまでもルミであって、
彼女には笑っていてほしくて、
そのために彼氏さんには
生きていてほしい。
ただそれだけなんだ。
あの日あの時、
自分の本性に気付いて以来、
私の胸に巣食う感情。
罪悪感だと
何度もそう言い聞かせようとして、
でもできなかった。
ルミへの感情を無視しようとすると、
とても苦しくなる。
私は、彼女に軽蔑されることが怖い。
恋人が行方不明になって、
友人が真っ直ぐな目で
捜索に協力してくれて、
でも実は恋人の心配なんか
最初からしていなかった。
もしそう打ち明けられたなら、
私だったら穏やかではいられない。
命の危機も考えられる失踪者のことを
最優先に考える。それが人として
当然の行動だろう。もっとも、
私はそれができていなかったのだから、
偉そうな口は利けない。
でも──
『だから、それまでは一緒にいさせて……』
ルミはそんな私を受け入れてくれた。
「本当に許してくれたのかな」
正直、怖い。本当は心の奥底で
軽蔑しているのかもしれない。
こんな不安、彼氏さんのことを
真面目に考えるようにすれば
すぐに解消される。
それがわかっているのに、
私にはそれができない。
できるわけがない。
だって、私は……
目を閉じると、何かを焼く
美味しそうな音が微かに聞こえてきた。
ルミの啜り泣く声で目を覚ました。
私の背中が冷たく濡れていく。
小鳥が空気を読まずに囀ずっていた。
カーテンの隙間から差し込む朝日は
まだ淡く、早朝の寝室はまだ薄暗い。
枕元の時計の針も見えにくかった。
布団を被ったままもぞもぞと
寝返りを打った私は、
小さく縮こまって震えている
ルミをぎゅっと抱き締めた。
一つの布団の中で、一つになった私達。
「大丈夫。私はここにいるよ」
声をかけて、優しく頭を撫でる。
そうすると、
胸元で固く結ばれていた
彼女の両手が動き出す。
じわじわと私の体を這い、
腰から背中へと移動していき、
そのままぎゅっと抱き締め返してくる。
絡み合う互いの足。
響き合う互いの吐息。
伝わり合う互いの体温。
私達を包み込む穏やかな温もりは、
やがて炬燵のように熱くなる。
彼女の全てを取り逃がさないように、
私は全身で彼女の体を包む。
一つ脈を打つ度に体が揺れる。
この鼓動は、ルミのもの?
それとも──
「……ありがとう、アスカ。もう大丈夫」
永遠とも思える抱擁。
終わりを示すのは、ルミの役割だ。
「うん、それじゃ……」
抱き締め合っていた腕を解き、
私達は体を起こした。
捲れた布団から放たれた私達の熱気が、
もわもわと頬を撫でながら
天井へと逃げていく。
そして、視線を交わしてお互いに一言。
「おはよう、ルミ」
「うん。おはよう、アスカ」
ルミが私の家に泊まり始めてから一週間。
彼女は驚くほどすんなりと
私の家と店に馴染んだ。
まるで、ずっと前から
一緒に暮らしているかのような、
そんな錯覚を覚えてしまう。
けれど、それはいつも、
現実に飲み込まれて消えていく。
彼女は毎朝、
泣きじゃくりながら目を覚ましていた。
彼氏さんの死に気付かせる不思議な夢。
疑っていたわけではないけど、
どこか懐疑的な自分がいたのも
否定できない。
恋人の失踪や一人きりの部屋という
度重なる不安がもたらした
産物なのではと、心の奥底では
そう考えていた。
だから、私が側にいれば、
不安が解消されて夢を
見なくなるんじゃないかって
期待していた。
数日前の自分の思考が、
遥か遠い昔のことのように感じる。
夢がもたらす感覚──最愛の人を
亡くしたというショックが、
一体どれほどのものなのか。
家族や友人を亡くしたことがない私には
まだわからない。彼女の側にいるのが
私でいいのか、今なお疑問は拭いきれない。
「もう一週間だね」
壁にかけたカレンダーを見ながら、
ルミがぽそりと呟く。
「……アスカはさ、私と初めて
会ったときのこと、覚えてる?」
「覚えてるけど、急になに?」
「いや、アスカと出会えて
本当によかったなぁって思ってさ。
あのとき、あの風が
吹いてなかったら私達は……」
それは、二年前──私が
二十三歳のときのことだ。
地元を離れた私は
店のことを知ってもらうため、
日々ビラ配りに奔走していた。
そんな毎日を送っていたある日のこと、
私とルミを繋ぐ出来事が起きたのだ。
ほどけた靴紐を踏んづけて、
よろめいて、そのとき吹いた強い風。
四方八方に飛び散るチラシ、
慌てふためく私、散らばったチラシを
拾ってくれた優しい人。
その全ての記憶は、今もなお
色鮮やに私の脳に飾られている。
「あのとき出会えてなくても、
その後すぐ出会えたよ。
私とルミなら、きっとね」
「そう……かな?」
「そうだよ」
私やルミが
生涯で出会うことのできる人。
その人数が何人になろうとも、
確率はそれぞれ七十六億分の一。
それは正しく奇跡であり、
もしくは運命とも言える。
そんな出会いが、
ちょっとやそっとの“たられば”で
覆せるわけがない。
さっきの言葉は訂正しようかな。
“きっと”なんて曖昧な
言葉は私達には相応しくない。
私達は“必ず”出会いを果たすんだ。
出会い、親しくなり、そして……
「……アスカ?」
涙の跡が冷たく走る彼女の頬。
きょとんと丸くなる
赤く腫れた彼女の目。
濡れた睫毛が
身を寄せ合って震えている。
もし、
私達の出会いの形を変えられたら、
今という未来も変わるのかな。
もし過去に行けたのなら、
私は一体何をすればいいのだろう。
何をすれば、
この未来を変えられるのだろう。
「アスカ……なに?」
「ううん、なんでもない。
それよりほら、顔洗ってきな」
「そだね。
顔パリパリだし、行ってくる」
私は知っている。過去は
絶対に変えられないということを。
過去を変えられるとなれば、
恐らく誰もがこぞって
後悔の残るあの日に飛ぶ。
それが一日前なのか、一週間前なのか、
一ヶ月前なのか、一年前なのか。
何にせよ、
改編の影響を受けるのは“今”だ。
何十、何百、何千、何億人もの
過去改編の影響を、“今”が受け止める。
たった一つしかない“今”に、
幾層にも折り重なった
タイムパラドックスや
バタフライエフェクトが
津波のように押し寄せる。
そんなんで、
綺麗な世界が創れるとは思えない。
私は知っている。過去ではなく
未来なら変えられることを。
現在進行形の今をどう動くかで
形作られる未来が変わる。
溶き卵がメレンゲになってしまったのなら、
元の溶き卵に戻すという無理難題よりも、
そこから何の料理を作ろうかを考える方が
懸命だ。
「あー、さっぱりしたぁ。
って、まだ布団畳んでないの?」
「今から畳むところだったの」
「とか言って、
二度寝するつもりだったんでしょ?」
ルミが、からかい混じりに
つんつんと頬を突っついてくる。
今日もまた、無事に
切り替えが済んだようで何よりだ。
「いいよ、まだ寝てて。
朝御飯できたら起こしてあげるから」
最後に私の頭をわしゃわしゃ撫でてから、
ルミはパジャマのまま
寝室から出ていった。
彼女に撫で回されて
ぼさぼさになった髪をそのままに、
私はポスンと布団に倒れ込む。
シーツや枕に染み込んだ彼女の匂いが、
優しく子守唄を歌ってくれた。
「今日で、一週間か……」
あの日のことを思い出す度、
右手にはあの嫌な感触が甦る。
天に向けて手を伸ばすと、
その輪郭が光によって溶かされていく。
仏様の後光かと思いきや、
何てことないただの蛍光灯だ。
蜘蛛の糸なんて下りてくるはずもない。
右手が苦しい。
ルミを叩いてしまったあの瞬間は、
彼女の笑顔が永遠に失われることへの
悲しみが私の中に満ちていた。
けれど、直後に私は、
自分の本性に気付いてしまった。
私は彼氏さんのことなど
どうでもいいと思っている。
私が心配しているのは
あくまでもルミであって、
彼女には笑っていてほしくて、
そのために彼氏さんには
生きていてほしい。
ただそれだけなんだ。
あの日あの時、
自分の本性に気付いて以来、
私の胸に巣食う感情。
罪悪感だと
何度もそう言い聞かせようとして、
でもできなかった。
ルミへの感情を無視しようとすると、
とても苦しくなる。
私は、彼女に軽蔑されることが怖い。
恋人が行方不明になって、
友人が真っ直ぐな目で
捜索に協力してくれて、
でも実は恋人の心配なんか
最初からしていなかった。
もしそう打ち明けられたなら、
私だったら穏やかではいられない。
命の危機も考えられる失踪者のことを
最優先に考える。それが人として
当然の行動だろう。もっとも、
私はそれができていなかったのだから、
偉そうな口は利けない。
でも──
『だから、それまでは一緒にいさせて……』
ルミはそんな私を受け入れてくれた。
「本当に許してくれたのかな」
正直、怖い。本当は心の奥底で
軽蔑しているのかもしれない。
こんな不安、彼氏さんのことを
真面目に考えるようにすれば
すぐに解消される。
それがわかっているのに、
私にはそれができない。
できるわけがない。
だって、私は……
目を閉じると、何かを焼く
美味しそうな音が微かに聞こえてきた。
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