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1章

令嬢のための英才教育

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「今日からハナ令嬢の教育をするプリッツです。よろしくおねがいいたします」

目の前には気強そうな20代くらいの女の人……

……マジか!!!い、いつの間に教育係なんて出来てたの????うっそ、そんなの初めて聞いたんだけど……大変、計画が狂う!私のプランが!私の平穏な生活がなくなっちゃうーーー!!!!私、どうなっちゃうのぉ!!??

「え、あ、は、はひっ、よ、よろひゅくおねがいひましひゅっ、」

「……挨拶からお教えしなくてはなりませんね、まぁ、今日は自己紹介だけですので、」

よ、良かったよ……心の準備が追いつかなくて大変だったけど、今日ははまだ自己紹介だけか、ホッとするのもつかの間だった

「明日から本腰なので、期待してくださいませ……お嬢様」

鋭い目付きが私を見遣る……

、た、たしゅけて……怖いよぉ……明日からどんな教育されんの、私は前世は確かにお嬢様だったけど、、そんな怖い教育は受けてなかったよォ……誰がたしゅけて、怖いよぉ、私がいつでも冷静でいられるとおもうなよぉ、あ、やだ、こっち睨んでる。たしゅけてぇ~、瑠花~!?

「は、はい、期待しときます。ぷ、プリッツ????」

「何故疑問形なのかは後でお聞きしますが、私の目の前ではしたない行動をした場合はそれなりの処罰もあるので、くれぐれもご注意くださいませ……」

「わ、わかり、ましゅた。」

「プリッツ、ハナが怯えてるからあんまりいじめちゃダメだよ、ねっ???」

「公爵様、、甘やかしては行けませんよ前々からそう言ってますよね。」

「は、はい、スミマセン」

この王宮ではプリッツが1番強そう、ママも負けてなさそうだけどね……

「そうよ~プリッツの言う通り、甘やかしは許しませんからね。」

「そうですね!!公爵夫人のおっしゃる通りです!!」

我が母はプリッツの先生だったらしく、プリッツは中々、母に楯突くことが出来ないらしい……
ママーーー!!!その情報早く言ってくれたら私は大事にはいたらなかったのにーーー!!!!!その権力で私を助けてーーー!!!

「まぁ、ハナが礼儀正しく、品のある女の子になってほしいから、ママはハナのこと応援するわよ~」

お母様、、うそんっ、、たしゅけてぇ、怖いよぉ、プリッツさん怖いからたしゅけてよぉ、あ、プリッツさん、こわい、こわいよぉ、こっちそんな睨まないでよ、あ、パピーも睨まれてる。や、やっぱり、女は強しだね。パパ一応、すごい人なんだけど、こんなことできるのお二人だけですぜい、お父様、公爵の権力はここでは薄かったようだ。。まぁ、確かに作法とかだったら女の人の方が知ってるイメージあるな。
あ、これ男女差別とかにならない!?大丈夫だよね。

「ま、ママ~……」

「お嬢様……ママではなく、お母様、もしくは公爵夫人ではないですか?????」

圧が、圧が物凄くやばい、なになに、そんなにヤバいの何、こ、こわいよぉ、たしゅけて、たしゅけてぇぇぇ!!!!!!!

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