婚約者の愛人がまさかの前世の恋人なんです!?

あかさ

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1章

信仰者

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私はハナ・ブラウス様専用のメイドのレイと言う者です。今日はお天気も良く、いいお嬢様日和ですね。

というのも、今日もお嬢様が輝いておられるからです。
ん???なんで私がお嬢様を輝いていると言っているかだって、、それは、、
お嬢様はこの世の神、創造者だからです。これは真実であり真です。世界はお嬢様を中心に回っており、お嬢様は世界に水を与えるお方です。

ん??お嬢様の悪口がどこからともなく聞こえますね。潰しに行こうかしら。あ、今日もお嬢様がお稽古を頑張ってらっしゃる、はぁ、なんと凛々しいお姿なの……
がんばってお嬢様……

「たぅっ!!はっ!!……うわぁぁぁぁぁ!!!!」
「ぎゃーーーー!!!!お嬢様危ない!?」

シュタッ

「大丈夫でしょうか、お嬢様」
「あ、ありがとう!!」

ニコッと眩しい笑顔で私に微笑んでくださるお嬢様のその姿は、本当に、本当に



「うつくしすぎんだろぉぉぉ!!!!!」

ダダダダダダ

「え???」

私が走り去ることに驚きの声を上げる美少女お嬢様、その声もまたお美しいです。好きです!!
ですが、お嬢様に忠誠を誓っている身でもありますので、こういった感情はあまり表に出してはなりませんよね、平常心!!
そう!
真顔です真顔!!!

「今日も、、、お嬢様が可愛すぎる」

「本当に、、愛しい人ですね」

「お嬢様~!!ファンサして~!!」

「こらやめなさい!!バレます」

お嬢様愛好者ロリコンの私達はいつも陰ながらお嬢様を応援し見守り目の保養している。
時々バレそうになるが、、、バレるかバレない、そんな境目で私はドキドキする。
相当やばいのは私も分かるが、それでも、お嬢様を1日3時間は見ないと気が済まないのだ。
お嬢様には惹き付ける何かがある。
そんなお嬢様がメイド私達は大好きだ。
お嬢様はいつも私達に優しく接してくれてる。時々イタズラなさるが、それもまた愛らしいのだ。

「昨日なんて私、お菓子ねだられてやっちゃったわ…」

「まぁ!?羨ましっ!!」

「はぁ、みんなお嬢様大好きマンね。」

メイド長が私達の日常に首を突っ込む、これもいつものことだ。
メイド長もなんやかんや言ってお嬢様に甘い。蜜より砂糖よりも甘い

「あ、私お嬢様にお茶を注がなきゃ」

もう午後の3時、お嬢様の大事な時間に遅れなど、メイドとして、人間として失格、
早く行かなきゃ

「では、御覧遊ばせくださいな~~」

「いいなぁ、レイ、、」

「でも、レイはお嬢様のお気に入りなんだから、」

「はぁ、なんでレイなのかしら、あんな、売女の娘が……」

「おやめ、お嬢様に聞かれるわ……」

私は、お嬢様が大好きだ、裏表もなく分け隔てなく接して、私は五感が鋭い、なので陰口なので日常的に聞こえる。でも、私は1度もお嬢様から陰口なんて言われてない。
そんなお嬢様がいるんだなって思った。
でも、きっとそれはお嬢様だからこそなのだ、、
お嬢様は……
きっと私のことをわかってくれるから、私に信頼を寄せてくれる。私はお嬢様に救われた。なら、お嬢様に生涯尽くす。
ハナ・ブラウス専用メイドの名に恥じぬ行いを……
影でコソコソするやつなんか無視して、私の道を行く。

「お嬢様、おやつのじかんです」

「やった~!!今日はなになに???」

「今日はなんとシュウというお菓子を取り寄せました~」

今日もまたレイはお嬢様に精一杯仕える。

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