6 / 17
1章
信仰者
しおりを挟む私はハナ・ブラウス様専用のメイドのレイと言う者です。今日はお天気も良く、いいお嬢様日和ですね。
というのも、今日もお嬢様が輝いておられるからです。
ん???なんで私がお嬢様を輝いていると言っているかだって、、それは、、
お嬢様はこの世の神、創造者だからです。これは真実であり真です。世界はお嬢様を中心に回っており、お嬢様は世界に水を与えるお方です。
ん??お嬢様の悪口がどこからともなく聞こえますね。潰しに行こうかしら。あ、今日もお嬢様がお稽古を頑張ってらっしゃる、はぁ、なんと凛々しいお姿なの……
がんばってお嬢様……
「たぅっ!!はっ!!……うわぁぁぁぁぁ!!!!」
「ぎゃーーーー!!!!お嬢様危ない!?」
シュタッ
「大丈夫でしょうか、お嬢様」
「あ、ありがとう!!」
ニコッと眩しい笑顔で私に微笑んでくださるお嬢様のその姿は、本当に、本当に
「うつくしすぎんだろぉぉぉ!!!!!」
ダダダダダダ
「え???」
私が走り去ることに驚きの声を上げる美少女お嬢様、その声もまたお美しいです。好きです!!
ですが、お嬢様に忠誠を誓っている身でもありますので、こういった感情はあまり表に出してはなりませんよね、平常心!!
そう!
真顔です真顔!!!
「今日も、、、お嬢様が可愛すぎる」
「本当に、、愛しい人ですね」
「お嬢様~!!ファンサして~!!」
「こらやめなさい!!バレます」
お嬢様愛好者の私達はいつも陰ながらお嬢様を応援し見守り目の保養している。
時々バレそうになるが、、、バレるかバレない、そんな境目で私はドキドキする。
相当やばいのは私も分かるが、それでも、お嬢様を1日3時間は見ないと気が済まないのだ。
お嬢様には惹き付ける何かがある。
そんなお嬢様がメイドは大好きだ。
お嬢様はいつも私達に優しく接してくれてる。時々イタズラなさるが、それもまた愛らしいのだ。
「昨日なんて私、お菓子ねだられてやっちゃったわ…」
「まぁ!?羨ましっ!!」
「はぁ、みんなお嬢様大好きマンね。」
メイド長が私達の日常に首を突っ込む、これもいつものことだ。
メイド長もなんやかんや言ってお嬢様に甘い。蜜より砂糖よりも甘い
「あ、私お嬢様にお茶を注がなきゃ」
もう午後の3時、お嬢様の大事な時間に遅れなど、メイドとして、人間として失格、
早く行かなきゃ
「では、御覧遊ばせくださいな~~」
「いいなぁ、レイ、、」
「でも、レイはお嬢様のお気に入りなんだから、」
「はぁ、なんでレイなのかしら、あんな、売女の娘が……」
「おやめ、お嬢様に聞かれるわ……」
私は、お嬢様が大好きだ、裏表もなく分け隔てなく接して、私は五感が鋭い、なので陰口なので日常的に聞こえる。でも、私は1度もお嬢様から陰口なんて言われてない。
そんなお嬢様がいるんだなって思った。
でも、きっとそれはお嬢様だからこそなのだ、、
お嬢様は……
きっと私のことをわかってくれるから、私に信頼を寄せてくれる。私はお嬢様に救われた。なら、お嬢様に生涯尽くす。
ハナ・ブラウス専用メイドの名に恥じぬ行いを……
影でコソコソするやつなんか無視して、私の道を行く。
「お嬢様、おやつのじかんです」
「やった~!!今日はなになに???」
「今日はなんとシュウというお菓子を取り寄せました~」
今日もまたレイはお嬢様に精一杯仕える。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
悪役令嬢として断罪? 残念、全員が私を庇うので処刑されませんでした
ゆっこ
恋愛
豪奢な大広間の中心で、私はただひとり立たされていた。
玉座の上には婚約者である王太子・レオンハルト殿下。その隣には、涙を浮かべながら震えている聖女――いえ、平民出身の婚約者候補、ミリア嬢。
そして取り巻くように並ぶ廷臣や貴族たちの視線は、一斉に私へと向けられていた。
そう、これは断罪劇。
「アリシア・フォン・ヴァレンシュタイン! お前は聖女ミリアを虐げ、幾度も侮辱し、王宮の秩序を乱した。その罪により、婚約破棄を宣告し、さらには……」
殿下が声を張り上げた。
「――処刑とする!」
広間がざわめいた。
けれど私は、ただ静かに微笑んだ。
(あぁ……やっぱり、来たわね。この展開)
「身分が違う」って言ったのはそっちでしょ?今さら泣いても遅いです
ほーみ
恋愛
「お前のような平民と、未来を共にできるわけがない」
その言葉を最後に、彼は私を冷たく突き放した。
──王都の学園で、私は彼と出会った。
彼の名はレオン・ハイゼル。王国の名門貴族家の嫡男であり、次期宰相候補とまで呼ばれる才子。
貧しい出自ながら奨学生として入学した私・リリアは、最初こそ彼に軽んじられていた。けれど成績で彼を追い抜き、共に課題をこなすうちに、いつしか惹かれ合うようになったのだ。
悪役令嬢が美形すぎるせいで話が進まない
陽炎氷柱
恋愛
「傾国の美女になってしまったんだが」
デブス系悪役令嬢に生まれた私は、とにかく美しい悪の華になろうとがんばった。賢くて美しい令嬢なら、だとえ断罪されてもまだ未来がある。
そう思って、前世の知識を活用してダイエットに励んだのだが。
いつの間にかパトロンが大量発生していた。
ところでヒロインさん、そんなにハンカチを強く嚙んだら歯並びが悪くなりますよ?
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる