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2章
5 大事な弟
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~ルイスside~
俺には双子の弟がいる。弟は秀才で俺なんかよりずっと凄い自慢の弟だ……
でも、そんな弟が変な先輩に絡まれてるらしい、弟はこの頃その先輩の話ししかしてなく……ずっと俺に先輩の話をする。俺はそんな弟が話す先輩が少し嫌いだった。でも、その先輩は学校で有名で、、何故かファンクラブもあるほど、、だから尚更心配をしてしまう、もしかして片割れが俺に隠れてその先輩に何か命令されてるのか……
ルイス「ほ、本当に大丈夫なのか、アース、その先輩とは」
アース「大丈夫だよ……先輩はバカだから俺が守ってあげねぇとダメなの……あんなおっちょこちょいする先輩誰が見捨てるかっての……」
ルイス「アースがそう言うなら……」
アース「なんだよ……俺は普通だけど」
きっとアースはその先輩に毒されてるんだ俺が助けなきゃだって、アースは俺の大事な双子の弟なんだから……
だから、
放課後、先輩と話をつけることにした。
ルイス「……急に呼び出してすみません……徹先輩」
徹「お、おう、たしか、アースの双子の兄だったよな……」
ルイス「はい、そうです……ルイスって言います先輩」
徹「……なんか、アースにお世話になってます。」
先輩は礼儀正しく俺に挨拶をする。何故か少ししおらしく、思ってたのと違った先輩だった。
ルイス「急で悪いのですが……アースになにかしましたか?????」
徹「……ゑ????????」
先輩は驚いたような困惑したような表情をしていた。
徹「……えっと、なんか俺、アースに怒られるようなことしましたか????」
ルイス「いえ、そういう訳じゃありません、ただ事実確認です。この頃アースの態度が急変したので……」
徹「…いや、それはアースに聞いて!?俺じゃアースのこと分かんないよ!?ルイスの方が知ってるんじゃないの!??双子でしょ??ましてや兄弟だよ!家族だよ!?」
ご最もです……だけど、俺はどうしても先輩が気になる。アースが何故そこまでこの先輩に執着する理由、根拠、理屈、事情、俺は知りたい、この先輩がアースにどんなことを吹き込んだのか……
ルイス「葉澄徹先輩…俺はアースが大事なんです。」
徹「お、おう…」
ルイス「ですから、アースは俺が守りたいと思うし、俺の大切な人の1人なんです。」
徹「は、はぁ……」
先輩は返事や相槌をうって俺の話を聞く。噂には聞いたが、物腰穏やかそうな先輩だ。アースの言ってた通り、少し危なっかしそうな先輩でもあった。自分の思ってた存在とまた違う。それでいて、アースが好きそうなタイプだった。
徹「え、えっと、で、本題は」
ルイス「すみません。これだけ言っておきたくて」
徹「おう、」
ルイス「俺はあんたを認めない……」
冷たい眼差しで俺は先輩を見る。先輩は青ざめた表情を見せて俺の顔色を伺う。確かに、自分が先輩に八つ当たりしてるのは分かる。このごろアースが俺を避けてる様子に納得していないからだ。
自分で言うのはなんだが、俺は結構立派な兄をやってるとは思う。成績もそこそこいいし、運動も出来る。友好関係も良く、何不自由ない暮らし、弟が慕ってくれる兄でいることが俺の何よりの夢だ。それなのにアースは俺を避ける。何故だろうか……
アース「……ルイス、何してんの……」
ルイス「へ、アース????」
アース「なんか先輩にようでもあった?? それなら俺も着いて言ったのに」
何故かその時、アースの瞳にはハイライトがないようにも見えたし、何故か態度がいつもより冷たかったのを俺は覚えている。俺はそのときに怒りがフツフツと沸いた目で葉澄徹を見た。
たが、葉澄徹はぎこちない笑みを浮かべて俺を見ていた。
俺には双子の弟がいる。弟は秀才で俺なんかよりずっと凄い自慢の弟だ……
でも、そんな弟が変な先輩に絡まれてるらしい、弟はこの頃その先輩の話ししかしてなく……ずっと俺に先輩の話をする。俺はそんな弟が話す先輩が少し嫌いだった。でも、その先輩は学校で有名で、、何故かファンクラブもあるほど、、だから尚更心配をしてしまう、もしかして片割れが俺に隠れてその先輩に何か命令されてるのか……
ルイス「ほ、本当に大丈夫なのか、アース、その先輩とは」
アース「大丈夫だよ……先輩はバカだから俺が守ってあげねぇとダメなの……あんなおっちょこちょいする先輩誰が見捨てるかっての……」
ルイス「アースがそう言うなら……」
アース「なんだよ……俺は普通だけど」
きっとアースはその先輩に毒されてるんだ俺が助けなきゃだって、アースは俺の大事な双子の弟なんだから……
だから、
放課後、先輩と話をつけることにした。
ルイス「……急に呼び出してすみません……徹先輩」
徹「お、おう、たしか、アースの双子の兄だったよな……」
ルイス「はい、そうです……ルイスって言います先輩」
徹「……なんか、アースにお世話になってます。」
先輩は礼儀正しく俺に挨拶をする。何故か少ししおらしく、思ってたのと違った先輩だった。
ルイス「急で悪いのですが……アースになにかしましたか?????」
徹「……ゑ????????」
先輩は驚いたような困惑したような表情をしていた。
徹「……えっと、なんか俺、アースに怒られるようなことしましたか????」
ルイス「いえ、そういう訳じゃありません、ただ事実確認です。この頃アースの態度が急変したので……」
徹「…いや、それはアースに聞いて!?俺じゃアースのこと分かんないよ!?ルイスの方が知ってるんじゃないの!??双子でしょ??ましてや兄弟だよ!家族だよ!?」
ご最もです……だけど、俺はどうしても先輩が気になる。アースが何故そこまでこの先輩に執着する理由、根拠、理屈、事情、俺は知りたい、この先輩がアースにどんなことを吹き込んだのか……
ルイス「葉澄徹先輩…俺はアースが大事なんです。」
徹「お、おう…」
ルイス「ですから、アースは俺が守りたいと思うし、俺の大切な人の1人なんです。」
徹「は、はぁ……」
先輩は返事や相槌をうって俺の話を聞く。噂には聞いたが、物腰穏やかそうな先輩だ。アースの言ってた通り、少し危なっかしそうな先輩でもあった。自分の思ってた存在とまた違う。それでいて、アースが好きそうなタイプだった。
徹「え、えっと、で、本題は」
ルイス「すみません。これだけ言っておきたくて」
徹「おう、」
ルイス「俺はあんたを認めない……」
冷たい眼差しで俺は先輩を見る。先輩は青ざめた表情を見せて俺の顔色を伺う。確かに、自分が先輩に八つ当たりしてるのは分かる。このごろアースが俺を避けてる様子に納得していないからだ。
自分で言うのはなんだが、俺は結構立派な兄をやってるとは思う。成績もそこそこいいし、運動も出来る。友好関係も良く、何不自由ない暮らし、弟が慕ってくれる兄でいることが俺の何よりの夢だ。それなのにアースは俺を避ける。何故だろうか……
アース「……ルイス、何してんの……」
ルイス「へ、アース????」
アース「なんか先輩にようでもあった?? それなら俺も着いて言ったのに」
何故かその時、アースの瞳にはハイライトがないようにも見えたし、何故か態度がいつもより冷たかったのを俺は覚えている。俺はそのときに怒りがフツフツと沸いた目で葉澄徹を見た。
たが、葉澄徹はぎこちない笑みを浮かべて俺を見ていた。
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