小物クズ領主の勘違い英雄譚 ~極悪非道な悪徳貴族……に勘違いされた小物貴族の成り上がり~

田島はる

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第21話 バラギット訪問と暗殺未遂

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 バラギット率いる一団が開拓地に到着すると、ライゼルが居を構える屋敷までやっきた。

 ライゼルの他、オーフェンやカチュア、アニエスが出迎える中、バラギットが馬を降りた。

「叔父上! お待ちしておりました」

「ライゼルか。少し見ぬ間に、大きくなったものよ」

 最後に会ったのが5年前というということもあり、再び会えた感動もひとしおだ。

 感動の再開に花を咲かせるライゼルを、オーフェンが微笑ましく眺めていると、ふと、バラギットの脇に見慣れない老人が控えているのが目に止まった。

「そちらの御仁は……」

「お初にお目にかかります。ローガインと申します。かつては皇帝陛下の元で官吏を務めておりました。この年になり勇退を考えていたところ、バラギット様に拾われ……今は相談役として、何かと知恵を絞っております」

「それはそれは……」

 ローガインと名乗る老人の言葉に、オーフェンが首を傾げた。

 帝国の元官僚が辺境の、しかも宗家ではなく分家の家に召し抱えられているなど、普通では考え難い。

 この男、本当にただの相談役なのか……

「おや……?」

 ライゼルの背後に控えていたアニエスを見て、ローガインが眉をひそめた。

「ふむ……どこかで会ったことは?」

 ローガインが顔を覗き込むと、アニエスが顔を真っ青にした。

「……………………いえ。きっと、人違いでしょう」

「そうですか……」

 興味がなくなったのか、ローガインが視線を戻す。

「今日は叔父上のために御前試合を開催します。ぜひ楽しんでいってください」

「ほう……楽しみにしてるよ」

 笑顔で屋敷へ迎えるライゼルとは裏腹に、作り物のような笑みを浮かべバラギットは屋敷に入っていくのだった。





 バラギットをもてなすべく御前試合の準備が進められる間、旅の疲れを癒すべく、屋敷で紅茶が振舞われていた。

 室内には護衛の姿もなく、二人っきりで窓から町の様子を眺める。

 砂糖の代わりに出されたジャムを紅茶入れ、バラギットが静かに口をつけた。

「……時にライゼル、開拓は順調か?」

「それはもう! 優秀な家臣に恵まれたおかげで、万事つつがなく進んでいます」

「それを聞いて安心したよ。……この辺りで複数の盗賊が出たと聞いたもので、心配していたんだ」

「ご心配には及びません。優秀な部下たちが、すべて片付けてくれました。……今ごろは、労働者として灌漑整備に港の建設にと駆り出されていることでしょう」

 ライゼルの話を聞いて、バラギットは静かに顔を曇らせた。

 扇動した盗賊たちを使って開拓を進めているとは聞いたが、本当だったか……

 内心密かに歯噛みするバラギットをよそに、ライゼルがこれ見よがしに声を潜めた。

「そうそう、そういえば、盗賊たちが気になることを漏らしていましてね。領内に現れた盗賊たち……どうやら、何者かに扇動されたらしいのですよ」

「…………なるほど」

 ライゼルの言葉に、バラギットの顔が引きつった。

 コイツ、わかって言ってるのか。

 今まさに自分が相対している相手こそ、盗賊を扇動した張本人だということに。

「……叔父上も気を付けてくださいね。どこに黒幕が潜んでいるか、わかったものではないので」

「……………………気をつけよう」

 自分がその黒幕だと明かすわけにもいかず、悶々とするバラギットなのだった。





 ライゼルとバラギットが二人きりで話をする中、オーフェンは密かに廊下から聞き耳を立てていた。

 バラギットの側近についていた、ローガインとかいう男、ただの官吏とは思えない。

 あの様子、佇まいからして、おそらくは、帝国内部でも相当の役職を持っていたはずだ。

(ライゼル様、申し訳ありません。事が済みましたら、いくらでもお叱りを受けますゆえ……)

 内心で謝りながらも、壁に耳をあて静かに室内の様子を窺うのだった。





適当に雑談を交わして場を温めると、バラギットは本題を切り出した。

「ところで、もう借金のことなど気にしなくていいと言ったら、どうする?」

「……どういうことでしょうか?」

「そもそも、お前がこんなに苦労しているのは、兄上が……お前の父上の残した借金が原因だろう。それを、お前が一生かけて返さければならないなんて、バカらしいとは思わないか?」

 自分の知るライゼルという男は、元来怠惰で無能な怠け者だったはずだ。

 事実、借金が指数関数的に膨れ上がっていくと知っていながら散財をやめられなかったし、オーフェンの諫言を聞かずワガママ放題に振舞っていた。

 今は領地改革に精を出しているのかもしれないが、ライゼルの本質はこちら側なのだ。

 ちょっとしたきっかけを与えれば、すぐにこちらに傾くだろう。

 どうせあのライゼルのこと。見え見えのエサであろうと、すぐに食いつくはずだ。

「そのために開拓を進め、収入を増やすべく改革を進めています」

「そのために一生を棒に振ってもいいと思っているのか?」

「……………………」

 バラギットの問いに、ライゼルが押し黙る。

 ……そろそろ頃合いか。

「今回は、ライゼルに一つ提案があって来たんだ」

「提案、ですか?」

 バラギットが頷く。

「バルタザール家の家督を譲ってほしい。そうすれば、当主でなくなったお前は借金から解放される」

「……………………」

「もちろん、必要な金は俺が面倒を見よう。生活も今まで通りで構わないぞ。毎日好きなものを食べ、一日中寝てもいい。一生遊んで暮らしたっていいんだぞ」

 もちろん、これらはすべてウソだ。

 ライゼルが当主の座を手放させるためにでっち上げた話で、ライゼルが当主の座を降りたが最後、幽閉するなり適当に放り出すまでの方便にすぎない。

 だが、これで十分だ。

 人間は自分にとって都合の悪い真実よりも、自分にとって都合のいいウソを信じたくなる生き物だ。

 目の前の逃れられない残酷な現実を忘れ、ひと時の都合のいい夢を信じたくなる。

 ……たとえそれが破滅に向かうものだったとしても、ひと時の夢にすがり地獄に転がり落ちるものだ。

 ゆえに、ライゼルは信じたくて信じたくてたまらないはずだ。

 一生かけて返さねばならない借金のことなど忘れ、昔のように贅沢三昧で遊んで暮らしたいと思うはずだ。

「……………………」

 案の定、バラギットの提案にライゼルが考え込んだ。

 考える、ということは、やはりライゼルにも思うところがあったということ。

 あとはこちらで背中を押してやれば、簡単に家督を手放すことだろう。

 バラギットが最後の一押しをしようとしたところで、不意に部屋がノックされた。

「失礼します」

 入ってきたのはカチュアだった。

「紅茶のおかわりをお持ちしました」

 空いたカップに紅茶を注ぐ傍ら、カチュアがライゼルにだけ聞こえる声で、静かに耳打ちした。

(ライゼル様、廊下でオーフェン様が聞き耳を立てていました)

(なんだと!?)

 ということは、先ほどまでの会話をすべて聞かれていたということになる。

 本音を言えば、借金のために一生を棒に振りたくはない。一生楽して遊んで暮らしていたい。

 とはいえ、これを素直に言ってしまえば、廊下で聞き耳を立てているオーフェンに対し「借金返すのアホらしいわw」と言ってることになり、これまで稼いできた信頼を落としてしまう。

 バラギットが何の話をしようとしているのかわからないが、ここでライゼルの取れる選択は、一つしかない。

「借金のために人生を棒に振るとは思っていません」

「なに!?」

「先ほども述べた通り、私には優秀な家臣がついています。……彼らが支えてくれる限り、私の将来は明るいでしょう。
 ……それに、先頭に立って彼らが働いてくれているというのに、私が船を降りるわけにはいかないでしょう」

 冗談めかして肩をすくめるライゼル。

 バラギットの知るライゼルであれば、こんな言葉はありえない。

 怠惰で無能で世間知らずな男が、こんな責任感のある発言をするわけがない。

 そうでなければ、悪い夢を見ているとしか思えない。

 内心頭を抱えるバラギットとは裏腹に、ライゼルが人を食ったような笑みを浮かべた。

「さては叔父上、私を試していましたね? さしずめ、本当にバルタザール家を建て直せるのか見定めるべく、甘言を弄したのでしょう? その手には乗りませんよ」

 先ほどの提案をすべて冗談と流し、紅茶に口をつけるライゼル。

「ふー……」

 天井を仰ぎ、大きく息を吐きだす。

「あくまで当主の座を降りるつもりはない、か……」

 考えたくはなかったが、ライゼルは本当に変わったらしい。

 目の前の男は、以前の怠惰でワガママで甘ったれた男ではないようだ。

 しかし、これも計算通りだ。

 すでに屋敷の各所には伏兵を忍ばせてある。

 こちらが合図を出せば、一斉に屋敷を制圧し、ライゼルの身柄を拘束することができるだろう。

 そうすれば、あとは無理やりにでも家督を譲ってもらい、当主の座を降りてもらえばいい。

 交渉が失敗するのは残念だが、こちらもそれを織り込み済みで計画を立てている。

 いくらライゼルが成長したとはいえ、こちらの策が上回っているのに変わりはない。

 外に控える兵に目配せすると、バラギットはその場に立ち上がった。

「……見くびっていたよ、ライゼル。お前の決意を。お前という人間を。……甘党なお前のことだ。これだけ甘い餌を用意すれば、すぐに食いつくと思ったんだが……」

「叔父上? 何を……」

「こうなったら仕方がない。力づくで譲ってもらうまで――ぐっ!?」

 潜ませていた兵たちに合図を出そうとしたところで、突然バラギットが腹を押さえた。

「ぐ、あぁぁあああ!!!」

 なんだ、これは。なぜ今腹が痛くなる。

 まさか、毒を盛られたとでもいうのか。

 そこまで考えて頭を振る。

 ありえない。道中で毒を盛られるようなことはなかったはずだ。

 屋敷についてからも、カチュアの淹れた紅茶にしか口をつけていない。

 ライゼルと同じものにしか口をつけていないはず。

 じゃあ、なぜ――

 そこまで考えて、テーブルに乗せられた、ジャムのビンに気がついた。

 あの甘党なライゼルが、紅茶に入れる用のジャムには一切手を付けなかった。

 その時点で気づくべきだった。

(まさか、盛っていたのか。ジャムに、毒を……!)

 まさかライゼルは、最初からこうなることを見越して、毒を盛っていたとでもいうのか。

 こちらの思惑も、行動も、すべて見透かした上で……

「ぐっ……」

 甘かったのは自分の方だ。

 完全に見誤っていた。ライゼルの知略を。

 初めから確信していたのだろう。

 バラギットが盗賊たちを扇動していたと。その上で、次は直接実力行使に来るものと察知し、交渉の席で先んじて毒を仕込んだのだ。

 なんという深謀遠慮。二手三手先を見通す戦略眼か。

「叔父上!? 大丈夫ですか! 叔父上!」

 その場にうずくまるバラギットに、ライゼルが駆け寄る。

「く、来るな!」

 バラギットがライゼルをはねのける。

 毒で弱った今のバラギットでは、苦もなくライゼルに捕らえられてしまうだろう。

 その前にここから逃げなくては……

「カチュアー! 来てくれ! 叔父上が大変なんだ!」

「なに!?」

 増援を呼んだだと!?

 ライゼルと合わせてカチュアの相手までしなければならないとなると、勝ち目はゼロに等しい。

 捕まれば一巻の終わりだ。

 ――かくなる上は、これしかない。

「――!」

 バラギットは窓を突き破ると、そのまま二階から地面に飛び落ちた。

「お、叔父上!?!?!?!?」

 窓の外からライゼルの声が聞こえる。

「くそ……」

 屋敷からの脱出には成功したが、腹だけでなく全身が痛い。

(ちくしょう……どうして俺が、こんな目に……)





ライゼルの声を聞きつけて、カチュアが部屋に駆けつけた。

「どうなさったのですか!?」

「叔父上が腹を押さえてうずくまったと思ったら、急に窓から飛び出したんだ!」

「バラギット様が!?」

 窓から外を見ると、二階から落ちたらしいバラギットが地面を這いつくばっている。

「……何がどうしてそうなったのですか!?」

「こっちが聞きたいよ!」

 声を荒らげるライゼルを尻目に、ふとテーブルの上に置いてあったジャムが目に留まった。

「ライゼル様、これ……」

 カチュアがテーブルの上にあったジャムを手に取る。

「ライゼル様の荷物の中にあった、カビの生えていたジャムですよね!? なぜここにあるんですか!」

「表面のカビだけとったから、大丈夫かなって……」

「ダメに決まってるじゃないですか!」

 ジャムの入った瓶を片手に、カチュアに叱られるライゼルなのだった。





(とにかく今は、一刻も早くこの場を離れなくては……)

 バラギットが這いつくばりながら屋敷の敷地を出ようとすると、目の前に武装した獣人の一団が見えた。

「大将! 御前試合の準備ができました! いつでも始められますぜ!」

「大将の前で日頃の成果を披露できると聞いて、みんなウズウズしてまさぁ!」

 間違いない。ライゼルの私兵の獣人たちだ。

 バラギットの前で御前試合を開催すると聞いていたが、準備が完了したので報告にやってきたらしい。

 しかし、毒殺されかけた今ならわかる。

 御前試合をするという話自体、バラギットを警戒させずに兵を動かすための方便だったのだろう。

 毒殺できなかった時に実力行使するための兵として忍ばせておくつもりだったのだろうが、ただ兵をうろうろさせてはこちらを警戒させてしまう。

 そのために御前試合をするとウソをついたのだとすると、すべての辻褄があう。

「あれ? あそこに倒れてるのって、バラギット様じゃねえの?」

「……本当だ。おーい、大丈夫っすか?」

 倒れているバラギットを見つけ、獣人たちが駆け寄ってくる。

「やめろ……来るな……」

「ケガしてるみたいだぜ。……とにかく、ライゼル様のところに連れていかないと……」

「俺に近づくな――――!!!!!」

 駆け寄ってくる獣人たちを払いのけて、バラギットは一目散に逃走するのだった。
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