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8章:学園に入学したらしい
119話:尾行って素敵☆
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私、星舞華美は璃杏様を抱えた雪都を尾行中なのですわ!
え?何故か?ふっふっふっ!よくぞ聞いてくれましたわ!!
私は実は転生者なんですわ!
しかも、ここの世界は私がドハマリしていた乙女ゲームの世界なんですわ!
でも、いざ転生したら私はまさかの悪役令嬢!!びっくりしましたわ!!
破滅を回避しようと奮闘した結果!婚約解消は出来ませんでしたけどなんとか、破滅せずにここまで来れましたわ!!
それに、私はなにより驚いたのが、璃杏様でしたわ。
オドオドしていて暗い感じの設定だったのに、いざ、パーティーであったら、オドオドはしていたものの暗い感じではありませんでしたし、前髪も目の下までではなくちゃんと目が見えて可愛くて可愛くて綺麗でしたわ!!!
だから、是非ともお友達になろうとお声をかけて、そこから仲良くなったんですわ~。
そして、なんやかんや乙女ゲームのストーリーはかけ離れた部分もかなりありましたけれど、ここは、ゲームに酷似したただの世界だったのかも~なんて、思っていたら、まさか!!!
雪都が璃杏様の顔を覗き込んだら、璃杏様が驚いて椅子ごと倒れて頭を打った時、私は思ったんですわ・・・あれ?これ、どっかで見たことがありますわ・・・っと!!!
それもそのはず!!これは、雪都ルート・ハッピーエンドに近づくシーン!!
ここで、気絶した・そのまま起き上がるって言う選択肢か出てくるのよね。
いまでも謎だわ。あの選択肢は!
そのまま起き上がるって選択するとノーマルエンドになって、気絶したを選択するとハッピーエンドに到達したんですわ。
そして、璃杏様は気絶をしてしまいましたわ!!
これは!見に行くしかないじゃありませんの!!!
というわけで、尾行してるんですわ!!
雪都は器用に璃杏様を抱き抱えたまま保健室の扉を開けて礼をして入っていきましたわ。
私はそっと扉の隙間から中を除く。
雪都は璃杏様をベッドにゆっくり下ろして・・・髪を撫でたあぁああああ!??
な、なな、なにしてるんですの!?
いや、ちょっと驚いただけですわ。
むしろ!美味しい場面をご馳走様ですって言いたいくらいですわ!!
雪都は璃杏様のことが好きだったのね・・・初めて知ったわ。
でも、璃杏様と雪都はすっごくお似合いよ!
雪都は頼りになるし優しいし紳士的だって御屋敷の使用人たちが言っていましたもの!!私も思ってますわよ!!
璃杏様は人のことを思いやれてとても優しい方ですわ!!あと、可愛いし美しい!
笑った顔がたまらないんですわあああ!!
ほわほわして可愛くてこっちまで癒されてしまいますわ~。
はっ!それより、今雪都と璃杏様が何してるか見ないと!!
扉の隙間から覗き込むと雪都は椅子に座り璃杏様を見ている後ろ姿が見えた。
もし、ゲーム通りのハッピーエンドになるとしたら璃杏様が起きるのはお昼頃だと思いますわ。
そのときもう一度雪都を尾行してハッピーエンドを見に・・・い、いや、そんなことしたら2人ゆっくりできませんわ!で、でもでも、見たいですわああああ!!!・・・・・・ちょ、ちょっとだけならいいかしら??
少しくらいなら大丈夫よね!!
「華美?何をしてるんですか?保健室の中を覗いたりなんかして。」
くすくすと笑いながら声をかけてきたものすっごく聞き覚えのある声が聞こえた。
私はゆっくり振り向くと私の婚約者であり私の破滅ルートへの導き手でもある礼央王子殿下がいましたわ。
にっこにっこと笑っておりますわ。
礼央様は正統派王子系の見た目をしてるけど、腹黒王子だから信用できませんわ!!
たしかに、美味しいお菓子とかお話とかもしてくれたり、私の欲しいものを聞いてきてくれたりしてくれますが、私はまだ信用してませんわ!!・・・ちょっとだけ。
「な、ななな、なんでもありませんわ!!雪都と璃杏様の素敵場面を見たかったわけじゃありませんわあああああ!!!!!」
私はそのまま走って教室に向かいましたわ。
「ふふっ。本当にいつ見ても楽しくて愛おしい婚約者だ。」
愛おしそうに走っていった華美を見送る礼央。
礼央はチラリと保健室の中を覗いてそのまま自分の教室へと歩いて行った。
え?何故か?ふっふっふっ!よくぞ聞いてくれましたわ!!
私は実は転生者なんですわ!
しかも、ここの世界は私がドハマリしていた乙女ゲームの世界なんですわ!
でも、いざ転生したら私はまさかの悪役令嬢!!びっくりしましたわ!!
破滅を回避しようと奮闘した結果!婚約解消は出来ませんでしたけどなんとか、破滅せずにここまで来れましたわ!!
それに、私はなにより驚いたのが、璃杏様でしたわ。
オドオドしていて暗い感じの設定だったのに、いざ、パーティーであったら、オドオドはしていたものの暗い感じではありませんでしたし、前髪も目の下までではなくちゃんと目が見えて可愛くて可愛くて綺麗でしたわ!!!
だから、是非ともお友達になろうとお声をかけて、そこから仲良くなったんですわ~。
そして、なんやかんや乙女ゲームのストーリーはかけ離れた部分もかなりありましたけれど、ここは、ゲームに酷似したただの世界だったのかも~なんて、思っていたら、まさか!!!
雪都が璃杏様の顔を覗き込んだら、璃杏様が驚いて椅子ごと倒れて頭を打った時、私は思ったんですわ・・・あれ?これ、どっかで見たことがありますわ・・・っと!!!
それもそのはず!!これは、雪都ルート・ハッピーエンドに近づくシーン!!
ここで、気絶した・そのまま起き上がるって言う選択肢か出てくるのよね。
いまでも謎だわ。あの選択肢は!
そのまま起き上がるって選択するとノーマルエンドになって、気絶したを選択するとハッピーエンドに到達したんですわ。
そして、璃杏様は気絶をしてしまいましたわ!!
これは!見に行くしかないじゃありませんの!!!
というわけで、尾行してるんですわ!!
雪都は器用に璃杏様を抱き抱えたまま保健室の扉を開けて礼をして入っていきましたわ。
私はそっと扉の隙間から中を除く。
雪都は璃杏様をベッドにゆっくり下ろして・・・髪を撫でたあぁああああ!??
な、なな、なにしてるんですの!?
いや、ちょっと驚いただけですわ。
むしろ!美味しい場面をご馳走様ですって言いたいくらいですわ!!
雪都は璃杏様のことが好きだったのね・・・初めて知ったわ。
でも、璃杏様と雪都はすっごくお似合いよ!
雪都は頼りになるし優しいし紳士的だって御屋敷の使用人たちが言っていましたもの!!私も思ってますわよ!!
璃杏様は人のことを思いやれてとても優しい方ですわ!!あと、可愛いし美しい!
笑った顔がたまらないんですわあああ!!
ほわほわして可愛くてこっちまで癒されてしまいますわ~。
はっ!それより、今雪都と璃杏様が何してるか見ないと!!
扉の隙間から覗き込むと雪都は椅子に座り璃杏様を見ている後ろ姿が見えた。
もし、ゲーム通りのハッピーエンドになるとしたら璃杏様が起きるのはお昼頃だと思いますわ。
そのときもう一度雪都を尾行してハッピーエンドを見に・・・い、いや、そんなことしたら2人ゆっくりできませんわ!で、でもでも、見たいですわああああ!!!・・・・・・ちょ、ちょっとだけならいいかしら??
少しくらいなら大丈夫よね!!
「華美?何をしてるんですか?保健室の中を覗いたりなんかして。」
くすくすと笑いながら声をかけてきたものすっごく聞き覚えのある声が聞こえた。
私はゆっくり振り向くと私の婚約者であり私の破滅ルートへの導き手でもある礼央王子殿下がいましたわ。
にっこにっこと笑っておりますわ。
礼央様は正統派王子系の見た目をしてるけど、腹黒王子だから信用できませんわ!!
たしかに、美味しいお菓子とかお話とかもしてくれたり、私の欲しいものを聞いてきてくれたりしてくれますが、私はまだ信用してませんわ!!・・・ちょっとだけ。
「な、ななな、なんでもありませんわ!!雪都と璃杏様の素敵場面を見たかったわけじゃありませんわあああああ!!!!!」
私はそのまま走って教室に向かいましたわ。
「ふふっ。本当にいつ見ても楽しくて愛おしい婚約者だ。」
愛おしそうに走っていった華美を見送る礼央。
礼央はチラリと保健室の中を覗いてそのまま自分の教室へと歩いて行った。
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