8 / 8
8. *
しおりを挟む
新居は兄さんの家の近くに借りた。結婚式の後、家に戻ると、ミロは疲れていたのかすぐに眠ってしまった。
「ミロは寝たかい?」
「ええ。疲れてたのね。」
「じゃあ、これからは大人の時間だな。」
レーヴィが後ろから私を抱き寄せて、私の耳の後ろにキスを落とした。今日は朝から認識阻害薬を飲んでいない。レーヴィの甘い香りで頭がいっぱいで、彼に早くすべてを暴いてもらいたくて、ずっとうずうずしていた。きっとレーヴィも同じなのだろう。待ちきれないという顔でうっとりこちらを見つめている。
私たちは夫婦の寝室に移った。部屋に入るとすぐ、私は彼に抱きついて、キスをせがんだ。
「レーヴィ、ちゅーして。」
「あの夜と全く一緒だな。なんてかわいいんだ。狼を本気にさせたのを後悔させてやる。」
彼は噛みつくように私の唇をしゃぶり、そのまま舌が口の中に入る。舌と舌が絡み合い、口の中のいろいろなところを刺激していく。
「ああ、もう無理だ。早くベッドに行こう。」
レーヴィはお姫様抱っこで私を持ち上げ、ベッドに下ろした。ナイトドレスを開けさせ、あらわになった膨らみに勢いよくしゃぶりついた。その頂を何度も舐めあげた。
「あ、あん!そこばっかりいや。」
もう一つの頂きも指でくりくりと摘まみ上げられ、お腹の下の方が疼く。
「ほら、こんなに先端を硬くして、もっと欲しいって言っているぞ。」
甘い匂いと先端の刺激で頭がいっぱいで、もう他のことは何も考えられない。
「あ、ああ、あっ!」
何かが来る!と思った時だった。彼は突然しゃぶるのをやめて、首筋にキスを落とした。
「ふふ、いい目だな。でも俺は一年、いや七年待たされたんだぞ。」
それからまた、深い口づけを交わしながら、彼の指先がゆっくりと股の方に伸びた。下履きの上から、敏感な花芽をまさぐる。上下に動く指の動きが気持ちよくて、思わず腰を揺らす。
「ふふ。こんなに腰を揺らして、中はどうなっているんだ。」
レーヴィが私の下履きを下ろした。そして何かを確かめるようにレーヴィの指が花びらや蜜口に触れていく。
「蜜があふれ出しているね。でもまだ足りない。」
レーヴィは私の足を大きく開き、先ほどは布越しに触れていた花芽にしゃぶりついた。
「きゃあ、そこは汚いからやめて。」
「俺の番に汚いところなんてない。」
舐められたり、吸われたり、先程よりも強く腹の疼きがこみ上げてくる。
「やああ、ダメそこ。ああ、あ。」
もう少しで、達する。だが、またその前に止められてしまった。
「ふふ。あとでしっかりイカせてやるから。まずはちゃんと解さないと。」
レーヴィは蜜口を指でなぞり、今度は一本、二本と蜜壺に指を入れた。浅いところを何度もすられてまた達しそうになったところで、指の動きが止まった。――絶対にわざとだ。
「ねえ、レーヴィ。もっと……して欲しいの。」
そう言ってちょっと恥ずかしかったけど、おねだりのキスをした。
「……もう可愛すぎなんだよ。」
彼はトラウザーを下ろすと、熱を帯びた屹立が顔を覗かせた。それを私の秘所に押し入れた。形をなじませるように、そのまましばらく動かずにいた。
「ああソニヤの中、あったかい。気持ちいい。少し動かすぞ。」
初めは言葉通り、ゆっくりだった。だが段々と律動が早くなる。
「もっと!もっと奥を突いて。」
「ソニヤ。そんなに煽るな。」
レーヴィがさらに激しく強く腰を打ち付けた。
「あ、あっ、ああ、もうだめ。イっちゃう。」
「ああ、俺もだ。」
達すると同時に、私の胎に彼の子種が出されるのが分かった。私はレーヴィにしがみつくように抱きついた。
「レーヴィ、好き。大好き。しばらくこのままつながっていたい。」
「ソニヤ、愛している。久しぶりに会って、俺ばかりあの夜のことが忘れられなくて、君のことが好きでどうしようかと思ったけど、君にもそう言ってもらえてうれしい。」
また深いキスする。私の胎で、レーヴィの欲望がまた硬くなっていくのを感じた。
「レーヴィ、もしかして。えっ。」
「まさか一回で終わるとでも思ったのか?ミロに兄弟が欲しいと頼まれたんだ。今晩は寝かさない。」
「ええっ!」
私の身体は一晩中、狼レーヴィに貪りつくされた。
それから七年の空白を埋めるように、私たちは毎日のように身体をつなげ、すぐにミロの兄弟を授かった。後に村一番の子だくさん夫婦になったのは言うまでもない。
「ミロは寝たかい?」
「ええ。疲れてたのね。」
「じゃあ、これからは大人の時間だな。」
レーヴィが後ろから私を抱き寄せて、私の耳の後ろにキスを落とした。今日は朝から認識阻害薬を飲んでいない。レーヴィの甘い香りで頭がいっぱいで、彼に早くすべてを暴いてもらいたくて、ずっとうずうずしていた。きっとレーヴィも同じなのだろう。待ちきれないという顔でうっとりこちらを見つめている。
私たちは夫婦の寝室に移った。部屋に入るとすぐ、私は彼に抱きついて、キスをせがんだ。
「レーヴィ、ちゅーして。」
「あの夜と全く一緒だな。なんてかわいいんだ。狼を本気にさせたのを後悔させてやる。」
彼は噛みつくように私の唇をしゃぶり、そのまま舌が口の中に入る。舌と舌が絡み合い、口の中のいろいろなところを刺激していく。
「ああ、もう無理だ。早くベッドに行こう。」
レーヴィはお姫様抱っこで私を持ち上げ、ベッドに下ろした。ナイトドレスを開けさせ、あらわになった膨らみに勢いよくしゃぶりついた。その頂を何度も舐めあげた。
「あ、あん!そこばっかりいや。」
もう一つの頂きも指でくりくりと摘まみ上げられ、お腹の下の方が疼く。
「ほら、こんなに先端を硬くして、もっと欲しいって言っているぞ。」
甘い匂いと先端の刺激で頭がいっぱいで、もう他のことは何も考えられない。
「あ、ああ、あっ!」
何かが来る!と思った時だった。彼は突然しゃぶるのをやめて、首筋にキスを落とした。
「ふふ、いい目だな。でも俺は一年、いや七年待たされたんだぞ。」
それからまた、深い口づけを交わしながら、彼の指先がゆっくりと股の方に伸びた。下履きの上から、敏感な花芽をまさぐる。上下に動く指の動きが気持ちよくて、思わず腰を揺らす。
「ふふ。こんなに腰を揺らして、中はどうなっているんだ。」
レーヴィが私の下履きを下ろした。そして何かを確かめるようにレーヴィの指が花びらや蜜口に触れていく。
「蜜があふれ出しているね。でもまだ足りない。」
レーヴィは私の足を大きく開き、先ほどは布越しに触れていた花芽にしゃぶりついた。
「きゃあ、そこは汚いからやめて。」
「俺の番に汚いところなんてない。」
舐められたり、吸われたり、先程よりも強く腹の疼きがこみ上げてくる。
「やああ、ダメそこ。ああ、あ。」
もう少しで、達する。だが、またその前に止められてしまった。
「ふふ。あとでしっかりイカせてやるから。まずはちゃんと解さないと。」
レーヴィは蜜口を指でなぞり、今度は一本、二本と蜜壺に指を入れた。浅いところを何度もすられてまた達しそうになったところで、指の動きが止まった。――絶対にわざとだ。
「ねえ、レーヴィ。もっと……して欲しいの。」
そう言ってちょっと恥ずかしかったけど、おねだりのキスをした。
「……もう可愛すぎなんだよ。」
彼はトラウザーを下ろすと、熱を帯びた屹立が顔を覗かせた。それを私の秘所に押し入れた。形をなじませるように、そのまましばらく動かずにいた。
「ああソニヤの中、あったかい。気持ちいい。少し動かすぞ。」
初めは言葉通り、ゆっくりだった。だが段々と律動が早くなる。
「もっと!もっと奥を突いて。」
「ソニヤ。そんなに煽るな。」
レーヴィがさらに激しく強く腰を打ち付けた。
「あ、あっ、ああ、もうだめ。イっちゃう。」
「ああ、俺もだ。」
達すると同時に、私の胎に彼の子種が出されるのが分かった。私はレーヴィにしがみつくように抱きついた。
「レーヴィ、好き。大好き。しばらくこのままつながっていたい。」
「ソニヤ、愛している。久しぶりに会って、俺ばかりあの夜のことが忘れられなくて、君のことが好きでどうしようかと思ったけど、君にもそう言ってもらえてうれしい。」
また深いキスする。私の胎で、レーヴィの欲望がまた硬くなっていくのを感じた。
「レーヴィ、もしかして。えっ。」
「まさか一回で終わるとでも思ったのか?ミロに兄弟が欲しいと頼まれたんだ。今晩は寝かさない。」
「ええっ!」
私の身体は一晩中、狼レーヴィに貪りつくされた。
それから七年の空白を埋めるように、私たちは毎日のように身体をつなげ、すぐにミロの兄弟を授かった。後に村一番の子だくさん夫婦になったのは言うまでもない。
20
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
ずっと好きだった獣人のあなたに別れを告げて
木佐木りの
恋愛
女性騎士イヴリンは、騎士団団長で黒豹の獣人アーサーに密かに想いを寄せてきた。しかし獣人には番という運命の相手がいることを知る彼女は想いを伝えることなく、自身の除隊と実家から届いた縁談の話をきっかけに、アーサーとの別れを決意する。
前半は回想多めです。恋愛っぽい話が出てくるのは後半の方です。よくある話&書きたいことだけ詰まっているので設定も話もゆるゆるです(-人-)
番ではなくなった私たち
拝詩ルルー
恋愛
アンは薬屋の一人娘だ。ハスキー犬の獣人のラルフとは幼馴染で、彼がアンのことを番だと言って猛烈なアプローチをした結果、二人は晴れて恋人同士になった。
ラルフは恵まれた体躯と素晴らしい剣の腕前から、勇者パーティーにスカウトされ、魔王討伐の旅について行くことに。
──それから二年後。魔王は倒されたが、番の絆を失ってしまったラルフが街に戻って来た。
アンとラルフの恋の行方は……?
※全5話の短編です。
【完結】番(つがい)でした ~美しき竜人の王様の元を去った番の私が、再び彼に囚われるまでのお話~
tea
恋愛
かつて私を妻として番として乞い願ってくれたのは、宝石の様に美しい青い目をし冒険者に扮した、美しき竜人の王様でした。
番に選ばれたものの、一度は辛くて彼の元を去ったレーアが、番であるエーヴェルトラーシュと再び結ばれるまでのお話です。
ヒーローは普段穏やかですが、スイッチ入るとややドS。
そして安定のヤンデレさん☆
ちょっぴり切ない、でもちょっとした剣と魔法の冒険ありの(私とヒロイン的には)ハッピーエンド(執着心むき出しのヒーローに囚われてしまったので、見ようによってはメリバ?)のお話です。
別サイトに公開済の小説を編集し直して掲載しています。
番を辞めますさようなら
京佳
恋愛
番である婚約者に冷遇され続けた私は彼の裏切りを目撃した。心が壊れた私は彼の番で居続ける事を放棄した。私ではなく別の人と幸せになって下さい。さようなら…
愛されなかった番。後悔ざまぁ。すれ違いエンド。ゆるゆる設定。
※沢山のお気に入り&いいねをありがとうございます。感謝感謝♡
麗しのラシェール
真弓りの
恋愛
「僕の麗しのラシェール、君は今日も綺麗だ」
わたくしの旦那様は今日も愛の言葉を投げかける。でも、その言葉は美しい姉に捧げられるものだと知っているの。
ねえ、わたくし、貴方の子供を授かったの。……喜んで、くれる?
これは、誤解が元ですれ違った夫婦のお話です。
…………………………………………………………………………………………
短いお話ですが、珍しく冒頭鬱展開ですので、読む方はお気をつけて。
【完結】旦那に愛人がいると知ってから
よどら文鳥
恋愛
私(ジュリアーナ)は旦那のことをヒーローだと思っている。だからこそどんなに性格が変わってしまっても、いつの日か優しかった旦那に戻ることを願って今もなお愛している。
だが、私の気持ちなどお構いなく、旦那からの容赦ない暴言は絶えない。当然だが、私のことを愛してはくれていないのだろう。
それでも好きでいられる思い出があったから耐えてきた。
だが、偶然にも旦那が他の女と腕を組んでいる姿を目撃してしまった。
「……あの女、誰……!?」
この事件がきっかけで、私の大事にしていた思い出までもが崩れていく。
だが、今までの苦しい日々から解放される試練でもあった。
※前半が暗すぎるので、明るくなってくるところまで一気に更新しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる