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留学に必要な成績を揃えるのは楽ではなかった。授業を真面目に受けて、課題を図書館で片付けて、分からないところをジョルジュや先生に聞く。時間はあっという間に過ぎ去った。
二年生の期末試験では、概ね良好な成績を修めることができた。今回も学年で十番くらいだ。今日は昼過ぎに交換留学生が発表される。私はドキドキしながら、中庭に向かった。既に掲示板の前に人だかりができていた。掲示板の前でナディアが泣き喚いている。
「どうして、どうしてなの。ずっと私が一番だったはずよ。将来外交官になりたいからって、完璧な志望理由も書いたのに。」
何事だろうと思って掲示板を覗く。交換留学生発表の掲示には、『ソフィ・ラルカンジュ』とあった。選ばれたんだ。私が思わずニコリと微笑むと、ナディアがキリッと私を睨みつけた。
「なんで『二流』令嬢が交換留学生に選ばれるのよ。絶対に不正だわ。」
随分と人聞きが悪い。とても残念な気持ちにもなった。私が反論しようとすると、ジョルジュが私の前に出て言った。
「君、ナディア嬢だっけ?どうしてか、教えてあげようか?」
「はぁ?あなたが何を知っていると言うのよ。」
彼女の家格は男爵。ジョルジュも大概だが、彼女もひどいなと思った。そういえば友達が一人もおらず、勉強に集中するために、生徒会も辞めたと聞いた。
「交換留学生の選考は、多面的に人物を評価したいという、エスポワール側の希望があるからだよ。確かに君の成績は素晴らしい。でもソフィだって成績自体は申し分ない。さらに彼女はアカデミー音楽祭で金賞を取り、プロのヴァイオリニストからも推薦状を得た。比べるまでもないだろう。」
「そうよ!ソフィ様は美しいだけじゃない!」
「成績だって十番前後、もう二流じゃないわ。」
「ヴァイオリンは天才的よ。」
「ファンクラブの私たちにもやさしいし。」
ファンクラブの子たちがぞろぞろ集まってきて、口々に私をほめだした。少し気恥ずかしい。すると、周りにいた他の学生たちもひそひそ話を始めた。
「一日中、図書館で勉強している令嬢が、総合力でソフィ様に敵う訳がないだろう。」
「男爵令嬢なのに口の利き方も知らないのかしら。あれじゃ普通の文官も勤まらないんじゃない?」
そこまで言われると、ナディアは我に返ったのか、顔を真っ赤にして、走り去った。彼女もレイモン殿下が変に煽てなければ、ここまで調子に乗ることはなかったのではなかろうか。
「――おい、留学に行くって本当なのか?聞いてないぞ。」
一難去ってまた一難。今度は青ざめた顔のレイモン殿下が現れた。そういえば、ちょうど一年前この場所で、婚約破棄を言い渡されたんだっけ。
「ええ、ジョルジュ様が、エスポワールに帰ると仰ったので、私もヴァイオリンへの造詣を深めるために、留学してみたいと思い、応募しました。」
「ジョルジュ殿下。いい加減、俺たちを揶揄うのはやめてくれ。俺は彼女とよりを戻したいと君にも相談したはずだ。」
でんか?聞き間違いと思って、ジョルジュとレイモン殿下の顔を交互に見る。
「ああ、ソフィ、そろそろ言おうと思ってたんだけど、黙っててごめん。子爵令息って言うのは実は嘘なんだ。僕はエスポワールの第一王子。親の体調が悪いらしくてね。早く立太子して欲しいと言われて、今回、帰国を早めることにしたんだ。」
少しバツが悪そうに、ジョルジュが言った。
「えええええ!」
周囲もざわめく。私も思わず情けない声が出た。
「へっ!?どうして、隣国の第一王子がこんなところに?」
「本国だと周りがペコペコしてて全然学園生活が楽しめないじゃん。だから身分を隠して留学していたんだ。」
色々と合点がいった。プライドの高いレイモン殿下が、ジョルジュに軽口を叩かれても文句を言わなかったこと、王家所有の国宝・ジュピターを私に貸し出せたこと。
「レイモン殿下、どうして君がソフィと寄りを戻せると思っているの?覆水盆に返らずだよ。もともと君の話を聞いて、どんな怠惰な令嬢かと思って話してみたら、とんでもなく思慮深くて、努力家ないい子だし。皇妃が若さと美しさに嫉妬しているのを真に受けるなんて、本当に君は本質が見えない人なんだな。」
「なっ!あれは母上がソフィのことをダメだダメだというからつい……。」
皇妃が嫉妬……?私にだけやたら当たりが強かったのはそのせいか。
「怠慢な婚約者に活を入れたつもりが、完全にフラれちゃったんだから、そりゃ焦るよね。」
「お前、いい加減しろ。後からソフィの置かれていた状況について、母上や皇宮に確認した。理不尽なことも多かった。確かに勉強に集中できないのを責められない状況だ。――すまなかった、ソフィ、私を許して欲しい。一年ちゃんと考えて、君以上に素晴らしい令嬢はこの国にいないと分かった。だから、また私の婚約者に戻って欲しい。」
「ねえ、ソフィどうする?」
「許すも何も……。過去のことは水に流しますが、レイモン殿下との婚約は既に破棄されております。再びあなたと婚約を結び直すことはありません。」
「そこをどうにかできないか?母上がベアトリスを推しているんだ。このままでは彼女と婚約することになる。」
ベアトリスは皇妃の遠縁だ。皇妃が彼女を推す意味はよく分かる。
「レイモン殿下!早くわたくしにお決めになって下さいまし!このベアトリス、王家に嫁ぐ覚悟はできております。」
「さすが、ベアトリス様!」
どこから現れたのか、ベアトリスが胸を張って私たちの前に姿を現した。太鼓持ちのミラベルも一緒だ。彼女たちのいいところは、いつでも自信満々なところだ。
「ははは!レイモン殿下とベアトリス嬢、とてもお似合いじゃないか?身分もそれ以外も。」
ジョルジュがケラケラ笑っている。レイモン殿下が唇を噛んだ。
「レイモン殿下、私はジョルジュ殿下とこれからもアンサンブルがしたくて、この留学に申し込んだんです。私はエスポワールに行きます。」
レイモン殿下が膝から崩れ落ちる。我が強いベアトリスの尻に敷かれる殿下が容易に想像できて、ほんの少しだけ哀れに思った。
「それじゃあ、ソフィ。僕からの求婚は受けてくれるかい?」
「ええっ!ジョルジュ殿下、それはご冗談が過ぎます。」
「いや、冗談じゃないよ。僕は逆境でもくじけず、また可憐に華を咲かせる君を素晴らしいと思った。君こそ、希望の国、エスポワールの王妃にふさわしい。どうか僕の妃になって欲しい。」
ジョルジュが跪いて、私へ求婚を申し入れた。
「わ、私がエスポワールの王妃……。」
いきなりのことで、動揺していると、ジョルジュがいつもの軽い笑いを浮かべた。
「もちろん、文化も言語も違う国だから、返事はエスポワールに留学して、国の生活に慣れてからでいい。両親も君に会いたがっているから、王城にも招待するよ。それと僕のことは今まで通り、ジョルジュと呼んで欲しい。うれしい返事を待っている。」
「はい。エスポワールで王様、王妃様に会えるのが楽しみです。」
「あら!今度は公爵家同士から、王族同士の付き合いになるってことね。よろしくね、ソフィ様。」
ベアトリスが、手を差し出した。固く握手を交わす。
「おい!お前ら勝手に話を進めるな!」
レイモン殿下の叫びは、ファンクラブの子たちの割れんばかりの拍手と歓声でかき消された。一年前『二流』と蔑まれ婚約破棄された中庭で、今年は皆からの祝福を受け、隣国の王子の手を取り、エスポワールへ留学する。
『ざまぁ』大成功だ。
二年生の期末試験では、概ね良好な成績を修めることができた。今回も学年で十番くらいだ。今日は昼過ぎに交換留学生が発表される。私はドキドキしながら、中庭に向かった。既に掲示板の前に人だかりができていた。掲示板の前でナディアが泣き喚いている。
「どうして、どうしてなの。ずっと私が一番だったはずよ。将来外交官になりたいからって、完璧な志望理由も書いたのに。」
何事だろうと思って掲示板を覗く。交換留学生発表の掲示には、『ソフィ・ラルカンジュ』とあった。選ばれたんだ。私が思わずニコリと微笑むと、ナディアがキリッと私を睨みつけた。
「なんで『二流』令嬢が交換留学生に選ばれるのよ。絶対に不正だわ。」
随分と人聞きが悪い。とても残念な気持ちにもなった。私が反論しようとすると、ジョルジュが私の前に出て言った。
「君、ナディア嬢だっけ?どうしてか、教えてあげようか?」
「はぁ?あなたが何を知っていると言うのよ。」
彼女の家格は男爵。ジョルジュも大概だが、彼女もひどいなと思った。そういえば友達が一人もおらず、勉強に集中するために、生徒会も辞めたと聞いた。
「交換留学生の選考は、多面的に人物を評価したいという、エスポワール側の希望があるからだよ。確かに君の成績は素晴らしい。でもソフィだって成績自体は申し分ない。さらに彼女はアカデミー音楽祭で金賞を取り、プロのヴァイオリニストからも推薦状を得た。比べるまでもないだろう。」
「そうよ!ソフィ様は美しいだけじゃない!」
「成績だって十番前後、もう二流じゃないわ。」
「ヴァイオリンは天才的よ。」
「ファンクラブの私たちにもやさしいし。」
ファンクラブの子たちがぞろぞろ集まってきて、口々に私をほめだした。少し気恥ずかしい。すると、周りにいた他の学生たちもひそひそ話を始めた。
「一日中、図書館で勉強している令嬢が、総合力でソフィ様に敵う訳がないだろう。」
「男爵令嬢なのに口の利き方も知らないのかしら。あれじゃ普通の文官も勤まらないんじゃない?」
そこまで言われると、ナディアは我に返ったのか、顔を真っ赤にして、走り去った。彼女もレイモン殿下が変に煽てなければ、ここまで調子に乗ることはなかったのではなかろうか。
「――おい、留学に行くって本当なのか?聞いてないぞ。」
一難去ってまた一難。今度は青ざめた顔のレイモン殿下が現れた。そういえば、ちょうど一年前この場所で、婚約破棄を言い渡されたんだっけ。
「ええ、ジョルジュ様が、エスポワールに帰ると仰ったので、私もヴァイオリンへの造詣を深めるために、留学してみたいと思い、応募しました。」
「ジョルジュ殿下。いい加減、俺たちを揶揄うのはやめてくれ。俺は彼女とよりを戻したいと君にも相談したはずだ。」
でんか?聞き間違いと思って、ジョルジュとレイモン殿下の顔を交互に見る。
「ああ、ソフィ、そろそろ言おうと思ってたんだけど、黙っててごめん。子爵令息って言うのは実は嘘なんだ。僕はエスポワールの第一王子。親の体調が悪いらしくてね。早く立太子して欲しいと言われて、今回、帰国を早めることにしたんだ。」
少しバツが悪そうに、ジョルジュが言った。
「えええええ!」
周囲もざわめく。私も思わず情けない声が出た。
「へっ!?どうして、隣国の第一王子がこんなところに?」
「本国だと周りがペコペコしてて全然学園生活が楽しめないじゃん。だから身分を隠して留学していたんだ。」
色々と合点がいった。プライドの高いレイモン殿下が、ジョルジュに軽口を叩かれても文句を言わなかったこと、王家所有の国宝・ジュピターを私に貸し出せたこと。
「レイモン殿下、どうして君がソフィと寄りを戻せると思っているの?覆水盆に返らずだよ。もともと君の話を聞いて、どんな怠惰な令嬢かと思って話してみたら、とんでもなく思慮深くて、努力家ないい子だし。皇妃が若さと美しさに嫉妬しているのを真に受けるなんて、本当に君は本質が見えない人なんだな。」
「なっ!あれは母上がソフィのことをダメだダメだというからつい……。」
皇妃が嫉妬……?私にだけやたら当たりが強かったのはそのせいか。
「怠慢な婚約者に活を入れたつもりが、完全にフラれちゃったんだから、そりゃ焦るよね。」
「お前、いい加減しろ。後からソフィの置かれていた状況について、母上や皇宮に確認した。理不尽なことも多かった。確かに勉強に集中できないのを責められない状況だ。――すまなかった、ソフィ、私を許して欲しい。一年ちゃんと考えて、君以上に素晴らしい令嬢はこの国にいないと分かった。だから、また私の婚約者に戻って欲しい。」
「ねえ、ソフィどうする?」
「許すも何も……。過去のことは水に流しますが、レイモン殿下との婚約は既に破棄されております。再びあなたと婚約を結び直すことはありません。」
「そこをどうにかできないか?母上がベアトリスを推しているんだ。このままでは彼女と婚約することになる。」
ベアトリスは皇妃の遠縁だ。皇妃が彼女を推す意味はよく分かる。
「レイモン殿下!早くわたくしにお決めになって下さいまし!このベアトリス、王家に嫁ぐ覚悟はできております。」
「さすが、ベアトリス様!」
どこから現れたのか、ベアトリスが胸を張って私たちの前に姿を現した。太鼓持ちのミラベルも一緒だ。彼女たちのいいところは、いつでも自信満々なところだ。
「ははは!レイモン殿下とベアトリス嬢、とてもお似合いじゃないか?身分もそれ以外も。」
ジョルジュがケラケラ笑っている。レイモン殿下が唇を噛んだ。
「レイモン殿下、私はジョルジュ殿下とこれからもアンサンブルがしたくて、この留学に申し込んだんです。私はエスポワールに行きます。」
レイモン殿下が膝から崩れ落ちる。我が強いベアトリスの尻に敷かれる殿下が容易に想像できて、ほんの少しだけ哀れに思った。
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ジョルジュが跪いて、私へ求婚を申し入れた。
「わ、私がエスポワールの王妃……。」
いきなりのことで、動揺していると、ジョルジュがいつもの軽い笑いを浮かべた。
「もちろん、文化も言語も違う国だから、返事はエスポワールに留学して、国の生活に慣れてからでいい。両親も君に会いたがっているから、王城にも招待するよ。それと僕のことは今まで通り、ジョルジュと呼んで欲しい。うれしい返事を待っている。」
「はい。エスポワールで王様、王妃様に会えるのが楽しみです。」
「あら!今度は公爵家同士から、王族同士の付き合いになるってことね。よろしくね、ソフィ様。」
ベアトリスが、手を差し出した。固く握手を交わす。
「おい!お前ら勝手に話を進めるな!」
レイモン殿下の叫びは、ファンクラブの子たちの割れんばかりの拍手と歓声でかき消された。一年前『二流』と蔑まれ婚約破棄された中庭で、今年は皆からの祝福を受け、隣国の王子の手を取り、エスポワールへ留学する。
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