童貞を奪ったら、責任を取れって迫られました

志熊みゅう

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 誰もいなくなった生徒会室では、少し開いたカーテンの隙間から零れた西日が、乱雑に置かれた机の上の書類の山を照らしていた。二人だけになると、私たちはすぐに熱い抱擁とキスを交わした。口の中で舌が混ざり合う感覚に身体がしびれる。そのまま何度も何度も、深い口づけを交わした。

「……もう、カレル様ったら。鉄鉱石の話はいいんですの?」

 カレルの茶色の髪が汗で額にくっつき、劣情を孕んだ緑色の瞳に射抜かれる。腹に彼の昂りが当てつけられるのを感じた。

「ああ。今すぐに君を犯したい。」

 知性派で通っているのに、彼は「待て」ができない。生徒会室のソファの上に押し倒された。

「……ふふ。テレザ様が悲しみますよ。」

「あの女はただの幼馴染だ。口を開けば、ドレスに菓子、そして観劇。あんな空っぽな女に俺は興味はない。」

「まあ、貴族令嬢らしくてかわいらしいじゃないですか?」

「今日の君は少しいじわるだ。でも、そこもいい。」

 制服のシャツのボタンを一つ一つ外していく。「待て」はできないが、仕草は丁寧だ。シャツを脱がせると、あらわになった下着を外し、胸にしゃぶりついた。

「ミリアムのおっぱい、やわらかい。」

 カレルはおっぱいが好きみたいだ。いつも丹念に舐め回している。婚約者のテレザ様は上半身が少し貧相なので、そこも不満なのだろう。知性派の男が、無我夢中でおっぱいにしゃぶりつくのが愛おしくて、汗ばんだ茶色髪をなでた。

「ミリアム、ミリアム。――好きだ。」

 執拗に胸を揉みしだかれ、先端を吸ったり、甘噛みされたり。もう片一方の尖りも指でつまんだり、はじいたり。甘い痺れと共に、徐々に腹の奥で疼きがこみあげてくる。嬌声が外に漏れ出た。

「あっ……ひゃぁ。」

「ああ、先端が硬くなってきた。君も感じてくれているんだね。」

 そのままカレルの指が、内股を伝って、私の秘部に伸びていく。蜜口を焦らすように撫でて、滴る露をぬぐい取った。

「ねえ、分かる?蜜があふれ出しているよ。今日のミリアムは少しいじわるだけど、身体は素直だね。」

 そう言って、花芽をなぶるように前後にゆする。胸と一緒に刺激を与えられては、とても耐えられない。

「あぁっ、カレルさまぁ、イク、イっちゃう。」

 すぐに頭が真っ白になって、ふわっとなって、足をガタガタと痙攣させた。彼の腰に手をまわし抱きついた。

「上手にイケたね、ミリアム。ああここも、早く俺を欲しいってヒクヒクいってる。本当にかわいい。」

 今度はカレルの指が蜜壺に入ってきた。達したばかりだというのに浅いところを抜き差しされると、また何かが高まってきた。

「カレルさま……そこダメ、やあぁ。」

「ダメじゃないでしょ?ここが君はここが好きだって俺は知っている。」

「あっ、あ、ああ!」

 また絶頂に攫われる。息つく間もなく彼の熱が、私の中に入ってくるのが分かった。

「ミリアムの中、あったかい。本当に好きだ。」

 うれしそうに腰を振るカレル。抽送は徐々に激しさを増した。

「あっ、ああ。カレル様、奥、もっと奥を。」

「ミリアム、ミリアム!」

 やがて深い快楽が私の心を身体を蕩けさせた。そのうねりに反応したのか、カレルの精が放たれるのが分かった。

「……ミリアム、愛している。」

 そう言って、カレルはそっと私の中で果てたそれを引き抜いた。ポケットから取り出した避妊薬を口に含むと、口づけをしながら、私に飲ませた。

 愛しているか……。関係をもった男たちは、皆テンプレかと思うほど、同じことを言う。真実の愛と言われて、婚約者に裏切られた自分には、どうしてもこの「好きだ」「愛している」という言葉が空虚に思えてならなかった。
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