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第3話
画面の外の、あたたかな体温
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「莉愛、手を……貸してくれ」
夕食の後。アニメの録画を消化する習慣だった時間は、今では莉愛とソファに並んでテレビを眺める時間へと変わっていました。
恐る恐る差し出したオレの手を、莉愛は迷うことなく小さな両手で包み込みます。
「……マスターの手、大きくて、あったかいです」
莉愛がふにゃりと目を細めて笑う。
アニメのヒロインが「大好き」と言うシーンより、この一言の方が、オレの魂を激しく揺さぶりました。
細い指、柔らかい手のひら。画面の中のヒロインは触れることができなかったけれど、莉愛はここにいて、オレの体温を感じ取ってくれている。
「……ああ。莉愛の手は、すごく柔らかいな」
その指先を一本ずつ、愛おしむように絡めていく。
莉愛はまだ、男女の機微を半分も分かっていないのかもしれません。でも、こうして触れ合うことが「幸せ」なのだと、彼女の純粋な瞳が物語っていました。
「次は、お風呂……入りましょうか? マスター」
莉愛が当たり前のように首を傾げます。
最初は恥ずか死ぬかと思った混浴も、今では日課。
浴室の狭い空間、立ち上る湯気の中で、莉愛の「神作画」ボディが露わになります。
「莉愛、背中……洗うぞ」
オレは震える手でスポンジを握り、彼女の白い背中を滑らせます。
湯気に濡れた黒髪をかき上げると、露わになる細い首筋。そして、正面に回れば、やはり視線を吸い寄せられる圧倒的なボリュームの双丘。
石鹸の泡が、重たげな膨らみの隙間に吸い込まれていく。
オレの指が、洗うふりをして、そっとその柔らかな山脈の端に触れる。
「っ……あ、マスター……そこ、なんだか、変な感じがします……」
莉愛が小さく、甘い吐息を漏らしました。
顔を赤らめ、上目遣いでオレを見つめるその表情。
アニメで何度も見た「誘惑のテンプレ」とは違う、生の、体温を伴った反応。
オレは確信しました。
莉愛は、オレが教えることを、スポンジが水を吸うように全て吸収していく。
それなら、オレが彼女に、もっと深い「男女のこと」を教え込んでいいはずだ。
お風呂から上がり、髪を乾かしてやった後、二人は一つの布団に入ります。
「マスター……おやすみなさい」
莉愛が布団の中で、ぎゅっとオレの手を握りしめてくる。
暗闇の中、隣で聞こえる莉愛の静かな寝息。
そして、時折オレの腕に当たる、彼女の豊かな胸の感触。
「……莉愛。明日は、もっといろんなことを教えるからな」
オレは心の中で誓いました。
30年間の孤独を埋めるように。
この真っ白な莉愛を、オレなしではいられない、最高の「オンナ」に作り替えていくことを。
夕食の後。アニメの録画を消化する習慣だった時間は、今では莉愛とソファに並んでテレビを眺める時間へと変わっていました。
恐る恐る差し出したオレの手を、莉愛は迷うことなく小さな両手で包み込みます。
「……マスターの手、大きくて、あったかいです」
莉愛がふにゃりと目を細めて笑う。
アニメのヒロインが「大好き」と言うシーンより、この一言の方が、オレの魂を激しく揺さぶりました。
細い指、柔らかい手のひら。画面の中のヒロインは触れることができなかったけれど、莉愛はここにいて、オレの体温を感じ取ってくれている。
「……ああ。莉愛の手は、すごく柔らかいな」
その指先を一本ずつ、愛おしむように絡めていく。
莉愛はまだ、男女の機微を半分も分かっていないのかもしれません。でも、こうして触れ合うことが「幸せ」なのだと、彼女の純粋な瞳が物語っていました。
「次は、お風呂……入りましょうか? マスター」
莉愛が当たり前のように首を傾げます。
最初は恥ずか死ぬかと思った混浴も、今では日課。
浴室の狭い空間、立ち上る湯気の中で、莉愛の「神作画」ボディが露わになります。
「莉愛、背中……洗うぞ」
オレは震える手でスポンジを握り、彼女の白い背中を滑らせます。
湯気に濡れた黒髪をかき上げると、露わになる細い首筋。そして、正面に回れば、やはり視線を吸い寄せられる圧倒的なボリュームの双丘。
石鹸の泡が、重たげな膨らみの隙間に吸い込まれていく。
オレの指が、洗うふりをして、そっとその柔らかな山脈の端に触れる。
「っ……あ、マスター……そこ、なんだか、変な感じがします……」
莉愛が小さく、甘い吐息を漏らしました。
顔を赤らめ、上目遣いでオレを見つめるその表情。
アニメで何度も見た「誘惑のテンプレ」とは違う、生の、体温を伴った反応。
オレは確信しました。
莉愛は、オレが教えることを、スポンジが水を吸うように全て吸収していく。
それなら、オレが彼女に、もっと深い「男女のこと」を教え込んでいいはずだ。
お風呂から上がり、髪を乾かしてやった後、二人は一つの布団に入ります。
「マスター……おやすみなさい」
莉愛が布団の中で、ぎゅっとオレの手を握りしめてくる。
暗闇の中、隣で聞こえる莉愛の静かな寝息。
そして、時折オレの腕に当たる、彼女の豊かな胸の感触。
「……莉愛。明日は、もっといろんなことを教えるからな」
オレは心の中で誓いました。
30年間の孤独を埋めるように。
この真っ白な莉愛を、オレなしではいられない、最高の「オンナ」に作り替えていくことを。
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