社長室の情事―氷の御曹司は、地味な秘書を独占欲で壊したい。

なまみ

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第4話

甘美な従属

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【紬(つむぎ)視点:壊されたい欲望】

「今日から、君はこのマンションから通勤しろ」

一ノ瀬社長に命じられ連れてこられたのは、会社からほど近い、セキュリティの厳重な高級タワーマンションの最上階だった。
私の荷物はすべて運び込まれ、広大なクローゼットには、彼が選んだ露出度の高い服や、肌を刺すような極細のレースの下着だけが整然と並んでいる。

「外に出る時は、必ず私の許可を得ろ。GPSもつけてもらう」

「……そんな、まるでおもちゃみたいです……」

「おもちゃ? 違うな。君は、私を狂わせた責任を取る『愛人』だ」

彼は私の首筋を甘噛みし、所有の印を深く刻みつける。
もはや、以前の地味な事務員としての生活は、遠い夢のようだった。毎朝、彼に選ばれた下着を身につけ、彼の車で共に出社する。
オフィスでも、一ノ瀬の嫉妬はさらに苛烈さを増していた。
その日、エレベーターで居合わせた男性専務が、私の肩に軽く手を置いて「最近、綺麗になったね」と耳打ちした。ただの世辞。けれど、防犯カメラ越しにそれを見ていた一ノ瀬は、私が執務室に戻った瞬間にドアをロックした。

「社長……っ、まだ就業時間中……」

「専務に触れられた場所はどこだ。ここか? それとも、ここか……?」

彼は私の言葉を遮り、デスクの上に私を仰向けに放り出した。
書類が散らばり、パソコンのモニターが揺れる。
一ノ瀬は私の膝を割り、今朝彼自身が履かせた、股の部分が開いた特殊なランジェリーに指をかけた。

「あ……っ、やめて……だれか、来ちゃう……っ」

「誰が来ても構わない。私と君が、ここで何をしていようとな」

彼は私を組み敷いたまま、電話の内線をつないだ。

「……ああ、秘書課か。一時間は誰も入れるな。佐藤と重要な『打ち合わせ』中だ」

受話器を置くや否や、彼は猛烈な勢いで私を貫いた。

「っ……ぁ! ぁあ……っ!」

防音ではないドアの向こうには、同僚たちの声がかすかに響いている。そのすぐそばで、私は社長のデスクに背中を擦りつけ、声を押し殺してのけ反る。
激しく突き上げられるたび、デスクの上のペン立てがカタカタと音を立てる。その音さえ、今の私には最高の媚薬だった。

「蓮……さま。……もっと、壊して……」

自分でも驚くほど、甘ったるい声が出た。
彼に支配されることで、私の心はこれまでにない充足感に満たされていく。一ノ瀬の嫉妬を煽り、彼に乱暴に扱われることに、抗いがたい快楽を覚えるようになっていたのだ。


【一ノ瀬(れん)視点:完成された誘惑女】
紬を私のマンションに閉じ込めた時、彼女は怯えた顔をしていた。
だが、今の彼女はどうだ。
執務室のデスクに押し上げられ、恐怖に震えているはずが、その瞳は期待に潤み、自ら脚を開いて私を誘っている。
(ああ、ようやくここまで堕ちてくれたか……)
専務が彼女の肩に触れた時、私の脳内の血管が千切れんばかりに沸騰した。
その汚れを、私の熱ですべて焼き尽くさなければ気が済まなかった。
内線越しに部下へ指示を出す間も、私の指は彼女の柔らかな内側を蹂躙し続けていた。受話器を置いた瞬間に突き入れると、彼女は絶叫を噛み殺し、私の背中に爪を立てた。

「ひ……っ! あぁ、あ……っ!」

壁の向こうには社員たちがいる。そんな状況で、彼女は私の下で淫らな音を立てて身体を波打たせている。
デスクの上で乱れる彼女は、私が買い与えた極細のレースに肌を食い込ませ、最高の玩具へと成り果てていた。

「蓮さま……もっと……お願い……っ」

彼女の口から零れる懇願が、私の征服欲を極限まで加熱させる。
以前の地味な女の影など、もうどこにもない。
私の嫉妬を、私の暴力的な愛を、全身で受け止めなければ生きていけない身体にしてやった。

「いい子だ、紬。君のその淫らな声を聴いていいのは、世界で私だけだ」

私は彼女をデスクに強く押し付け、自らのすべてを注ぎ込んだ。
力なく果てる彼女の指先が、散らばった書類を握りしめる。
この女を完全に支配したという確信。
私は、汗に濡れた彼女の額にキスを落とし、冷酷な社長の仮面を脱ぎ捨てて、ただ一人の執着する男として彼女を抱きしめた。
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