狼(♂)ですが…狐(♂)に婿入りしました。

スメラギ

文字の大きさ
8 / 35
中学編

3.発情期になりました。*

しおりを挟む
 
 帰ると熱烈にハグされ、これまた熱~いキスを頂いた。

 「ぁあっ…ウィル様ぁ…んっ…ふ」
 「っ…」

 リンから連絡が入ったので直ぐに帰宅。玄関を開けると先ず、俺の服をワンピースみたいに着こなした彼シャツ状態のリンが迎えてくれた。
 フェロモンの他にほんのりシャンプーなどの香りが鼻孔を擽ったので、お風呂に入ったのだろう事も分かった。
 俺もシャワーを浴びる為に浴室へ入り、シャワーを浴びて出ると、俺が脱ぎ捨てた服もなくなっており、着替えの服もない俺はタオル1枚を腰に巻き付けている状態だった…

 仕方ないので半裸で出ると、またもやリンに抱き付かれた。難なくリンを抱き上げるとそのまま寝室へ案内された。
 ベッドは天幕が付けられており、寝具の上には俺の服や元実家から持ってきていた俺の匂いが強く染み付いているであろうクッションなどが敷き詰められていた。先ほど脱ぎ捨てた服もその中にあった。

 巣作りとはこういう事かと理解したのと同時に愛おしさがより一層湧いた。
 頭を撫でてやると素直に甘えてくる姿は普段よりも破壊力が凄かった。
 リンの発情フェロモンに当てられているので、いつも以上に理性が脆い…それも影響しているのだと思う…

 そして、そのまま行為に雪崩れ込み、リンは今、俺のモノを受け入れて可愛く俺の下で乱れ啼いている。

 「んっ…ひゃぁんっ…あっ…んんっ…つよぃっ…」
 「好きだろ?さっきからナカが締まっている」
 「そこ、ばっかりぃ…ぁあっ…だめっ…いっちゃっ…」
 「イけ…っ…俺も出るっ…」
 「ひっ…ぁああー!」
 「くっ…」

 リンがイって直後、俺も欲を吐き出し動きは止まったが、それも一瞬で直ぐに腰が動き始める…息の整わないリンを気づかってやりたかったが、その余裕が今の俺にはなかった…

 「やぁっ…んっ…もっとぉ!ウィルしゃまぁ…んぁあっ…」
 「はっ…」
 「ぁあっ…あんっ…おく、おくぅ!もっとぉ!っあ!」

 結合部からは『ぐちゃぐちゃ』『パンパン』と肌がぶつかり合いリンの秘部を貫く、やらしい水音しており、寝室にそれらの音が響いている。

 しかも、リンの可愛さはそれだけではなかった。耳をペタンと倒し、尻尾は自身の白い太ももに巻き付け、プルプル震えながら卑猥な言葉を使い全力で俺を欲しがり、おねだりをしてくる姿はもう、いろいろとヤバかった。

そして、何より つがいの発情フェロモンの恐ろしさを知った瞬間だった。完全に理性の飛んだ俺はリンを抱き潰し、正気を取り戻した時にはリンの意識は完全になかった。

 情事後リンをシャワーに連れていき、身体を洗ってやっていたが…そこでも事件が起きた…
 泡立てて洗っていると可愛い声で俺を呼ぶものだから何度目かの理性を飛ばす経験をしたのだった…



 いろいろとあったが、理性を取り戻すことに成功した俺はなんとかリンをベッドに寝かせている事に成功した。
 そして、軽く仮眠を取り、リンの横で座って読書をして暫く経った頃…多分、時間にして2時間から3時間くらいだと思う…
 リンに「ウィル様」と甘えた声で名前を呼ばれた。
 備え付けられている引き出し付きの棚の上に本を閉じて少し乱暴にソレを置くと声の方へ視線を移動した。

 発情期だけあって熱の籠った欲望にれた破壊力抜群の瞳でこちらを見上げている。
 リンの身体を起こし、片膝に座らせると落ちないようにしっかりと抱いて、準備していたペットボトルの飲料水を飲ませた。暫く飲むと気が済んだのかペットボトルを押し退けるような動作に変わったので、その飲料水を口元から外してやり、今度は俺がその飲料水をあおった。

 その様子を熱心に見つめてくるリンの尻尾の付け根を悪戯いたずらに擽ってやる…すると、感じてしまったのか微かに声を漏らす。

 「んっ…ふ…」

 そんなリンを横目に抱き上げ、立ち上がると力の入っていない腕でしがみついてきた。

 「軽く食べておいた方が良いな」
 「んっ…ウィル様がほしぃ…」

 なんて『うるうる』した瞳で見てくるリンに俺の心が折れそうになるが、発情期でつがいの面倒も真面に見られないとか笑えないので、脆い理性を総動員して耐えた。

 「後でな…」そう言ってリビングに移動している最中にもかかわらず、「やだぁ」なんて言って俺の身体を舐めて欲を引き出そうとしてくる…
 もう、兵器並みの破壊力だな…『負けるな!俺!』と叱咤してリンに軽食を食べさせた。

 あらかた食べさせ終えた後、「ご飯はもう要らない」と言われたので「お茶、飲むか?」と言って口元に湯呑み茶碗を持っていくも、口を閉ざして飲もうとしない…
 口元から少し遠ざけると「口移しが良い」と言って伸び上がり俺の唇をペロペロしてくるので、お望み通りにしてやった…それが間違いだった…

 「んんっ…ふぁっ…んん…」
 「リン…っ…」
 「もっとぉ…っ…あっ…んっ…ぁっ…ぁあっ!」

 ソファーにリンを押し倒して、既に臨戦態勢だったそれを捩じ込み腰を振っていた…

 「ウィル様ぁ、ウィルしゃまぁ…っ…ぁあっ…きもち、いいよぉ…んっ…」

 もっと、もっと、なんて言いながら俺の腰に両足を巻き付け、自らも動く痴態に理性が飛ばないはずもなく、リンが意識を失うまで…いや、失ってからもだな。
 リンが可愛く俺を呼ぶから、俺の腰が止まる事は一切なかった…自分でも呆れるほどヤりまくった。


 発情期間中は意識を失ったリンをお風呂に入れ、寝かせて自分も仮眠を取り、起きれば水分補給をさせる。そして、ご飯の時間になれば、軽食または果物をリンの様子を見ながら食べさせたり、トイレに連れて行ったりの繰り返しだった。

 リンの世話をするのは全く苦にはならなかった…寧ろもっと甘やかしてやりたくなるほど愛くるしかったが…
 反省点ならある…俺自身の問題だ…

 己の理性の脆さを痛感した発情期だったと言えよう…もう少し理性を強くするために鍛えなくては…と密かに思ったのだった…



 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【本編完結】最強魔導騎士は、騎士団長に頭を撫でて欲しい【番外編あり】

ゆらり
BL
 帝国の侵略から国境を守る、レゲムアーク皇国第一魔導騎士団の駐屯地に派遣された、新人の魔導騎士ネウクレア。  着任当日に勃発した砲撃防衛戦で、彼は敵の砲撃部隊を単独で壊滅に追いやった。  凄まじい能力を持つ彼を部下として迎え入れた騎士団長セディウスは、研究機関育ちであるネウクレアの独特な言動に戸惑いながらも、全身鎧の下に隠された……どこか歪ではあるが、純粋無垢であどけない姿に触れたことで、彼に対して強い庇護欲を抱いてしまう。  撫でて、抱きしめて、甘やかしたい。  帝国との全面戦争が迫るなか、ネウクレアへの深い想いと、皇国の守護者たる騎士としての責務の間で、セディウスは葛藤する。  独身なのに父性強めな騎士団長×不憫な生い立ちで情緒薄めな甘えたがり魔導騎士+仲が良すぎる副官コンビ。  甘いだけじゃない、骨太文体でお送りする軍記物BL小説です。番外は日常エピソード中心。ややダーク・ファンタジー寄り。  ※ぼかしなし、本当の意味で全年齢向け。 ★お気に入りやいいね、エールをありがとうございます! お気に召しましたらぜひポチリとお願いします。凄く励みになります!

【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件

表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。 病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。 この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。 しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。 ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。 強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。 これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。 甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。 本編完結しました。 続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください

異世界に勇者として召喚された俺、ラスボスの魔王に敗北したら城に囚われ執着と独占欲まみれの甘い生活が始まりました

水凪しおん
BL
ごく普通の日本人だった俺、ハルキは、事故であっけなく死んだ――と思ったら、剣と魔法の異世界で『勇者』として目覚めた。 世界の命運を背負い、魔王討伐へと向かった俺を待っていたのは、圧倒的な力を持つ美しき魔王ゼノン。 「見つけた、俺の運命」 敗北した俺に彼が告げたのは、死の宣告ではなく、甘い所有宣言だった。 冷徹なはずの魔王は、俺を城に囚え、身も心も蕩けるほどに溺愛し始める。 食事も、着替えも、眠る時でさえ彼の腕の中。 その執着と独占欲に戸惑いながらも、時折見せる彼の孤独な瞳に、俺の心は抗いがたく惹かれていく。 敵同士から始まる、歪で甘い主従関係。 世界を敵に回しても手に入れたい、唯一の愛の物語。

転生したらスパダリに囲われていました……え、違う?

米山のら
BL
王子悠里。苗字のせいで“王子さま”と呼ばれ、距離を置かれてきた、ぼっち新社会人。 ストーカーに追われ、車に轢かれ――気づけば豪奢なベッドで目を覚ましていた。 隣にいたのは、氷の騎士団長であり第二王子でもある、美しきスパダリ。 「愛してるよ、私のユリタン」 そう言って差し出されたのは、彼色の婚約指輪。 “最難関ルート”と恐れられる、甘さと狂気の狭間に立つ騎士団長。 成功すれば溺愛一直線、けれど一歩誤れば廃人コース。 怖いほどの執着と、甘すぎる愛の狭間で――悠里の新しい人生は、いったいどこへ向かうのか? ……え、違う?

異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました

ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載

転生悪役弟、元恋人の冷然騎士に激重執着されています

柚吉猫
BL
生前の記憶は彼にとって悪夢のようだった。 酷い別れ方を引きずったまま転生した先は悪役令嬢がヒロインの乙女ゲームの世界だった。 性悪聖ヒロインの弟に生まれ変わって、過去の呪縛から逃れようと必死に生きてきた。 そんな彼の前に現れた竜王の化身である騎士団長。 離れたいのに、皆に愛されている騎士様は離してくれない。 姿形が違っても、魂でお互いは繋がっている。 冷然竜王騎士団長×過去の呪縛を背負う悪役弟 今度こそ、本当の恋をしよう。

陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 まったり書いていきます。 2024.05.14 閲覧ありがとうございます。 午後4時に更新します。 よろしくお願いします。 栞、お気に入り嬉しいです。 いつもありがとうございます。 2024.05.29 閲覧ありがとうございます。 m(_ _)m 明日のおまけで完結します。 反応ありがとうございます。 とても嬉しいです。 明後日より新作が始まります。 良かったら覗いてみてください。 (^O^)

【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺

福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。 目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。 でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい… ……あれ…? …やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ… 前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。 1万2000字前後です。 攻めのキャラがブレるし若干変態です。 無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形) おまけ完結済み

処理中です...