「ねぇ、俺以外に触れられないように閉じ込めるしかないよね」最強不良美男子に平凡な僕が執着されてラブラブになる話

ちゃこ

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二人の出会い

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「おい、夏樹!次体育だぞー。」
と声をかけてきたのは幼馴染の綾人。
「あれれ。体操着忘れちゃったよぉ。。」

「はぁ?!またかよ。お前本当ぼうっとしてんなー。4組確か午前やってたから借りてこいよ。」
「うん。さすがに3回連続見学はまずいよね。そうするっ」

僕は佐藤夏樹。
日本で1番多い苗字佐藤。
見た目もどこにでもいるザ!平凡!(日本の佐藤さんすいません。僕だけ凡です。)
身長167センチでまだ伸びると信じている高校2年生。
成績は普通、少しトロいらしい性格のせいなのか運動神経はよろしくない。よくマイペースと言われるのでそうなのだろう。

ぼうっとしてる僕をフォローしてくれるのは、幼稚園からの幼馴染である華岡綾人だ。
僕とは違って長身で文武両道、さらにイケメン。サッカー部のエースらしく小麦色の健康的な肌がよく似合う。

僕が女子に話しかけられる時は、基本綾人のことを聞かれたり、綾人を呼んで遊ぼうと言われたり、僕のことをダシに使いたいのが良くわかる。
だがしかし!僕も健康男児。女子に恩を売り女子交友関係が広がるのは大歓迎だ。僕の夢である〝彼女と一緒に登下校〟の夢に近づく可能性もあるのだっ!
けれど残念ながらいつも綾人を誘ってもスルーされるわけだが・・・どうしてか綾人はいつも僕と2人で遊びたがる。社交性も抜群でみんなの人気者で華やかな人たちがよく集まっているところをよく見るが、だからこそ、オフモードは陰なのかもしれない・・・イケメンはイケメンで悩みがあるのだろう。



おっとそれより体操服だ!
さてさて4組は・・・そろそろ着くはずだが・・あれ・・・

僕は方向音痴。運動神経悪い人は方向音痴説を僕は立証中だ。
当校は四棟で構成されておりそれぞれ廊下で繋がっている。
4組は夏樹たち1組とは違う棟なので、少し行くのややこしいのだが、さすがにもう2年いるのに迷わないと思ったらおっとどっこいだ。
だってあまり別棟に行くことないんだもんwぷんw(って可愛くしても許されない平凡である)

あれ・・・ここは3年生のフロアに来てしまっているようだ。クラス札が3-に突入している。
明らかに迷っている。
もう体操着よりも無事に帰りつくことに専念した方がいい気もしてきたが、さすがに3回連続見学はまずい!諦めないぞ!
だって今日のめざ〇しテレビの占いは1位でラッキーアイテムは「先輩」だったので。
もはや3年生のはじめましての先輩であっても借りて帰るくらい僕は今日はラッキーデーなんだ!

と進んでいくと、3年生でも体育中のクラスがあるようで、もぬけの殻の教室があった。
んーここは対象外だな・・と思って通り過ぎようとしたら、人影が見える。
もしやこれは、お腹が痛くて教室に残っている体育時間枠の先輩では?!
そうに違いない!だって今日はラッキーデーなんだから!


とそろっと3-3の教室のドアを開けてみた。
するとやはり体調が悪いのか一番後ろの席に日差しを浴びて明るく見えるのか髪が灰色?に見える色素が薄そうな人が突っ伏している。
体調悪いところに声をかけるのは申し訳ないけど・・・・
ここまで来たんだから・・・ラッキーデーの恩恵を確かめさせてもらおう!

こそっと僕はお腹が痛いだろう先輩に近寄って声をかけた

「あの・・・先輩、大丈夫ですか?」

『ん・・・・俺の眠りを邪魔するって覚悟あるねー?』

のそっと上げた顔を見ると、シミ一つない陶器のような白い肌。日本人ならみんな持ってる黒い瞳だが、なんだか普通の日本人より漆黒に見える黒曜石のような切れ長の瞳に長いまつ毛。完璧な鼻筋に薄めの唇。美形だがそのオーラからなのか、男らしさの方が優っている。日ごろイケメンは綾人で見慣れていると思っていたが、上にはもっと上がいるんだ・・・・

はっと息をのんで僕は思わず不穏な発言はスルーして
「うわー綺麗。」ってつぶやいてしまった。

『は? お前なに。寝込みでも襲おうって?』

と美人の彼は机に頬杖をついてこちらを見上げている。
上目遣いはさらなる破壊力!

「い・・いえ!突然すいません!あの、2-1の佐藤って言います!突然すいません。実は体操服を忘れてしまって借りれないか探しておりまして・・・・」

『・・・・・・』
「・・・・・・」

『お前本気で言ってる?』
「え?・・・・・」
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