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ダンジョンで銃を探したい。……早く、探さないと
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けっきょく、銃はプラトに取られた。
武器を持つと人が変わる人が居るが、どうやらプラトは銃の破壊力に病みつきになってしまったようだ。
今までは攻撃力がないことが悩みだったから、それが銃によって解決したのだから彼女からして見れば、まさにこれ以上ない武器なのだろう。
銃の魅力が伝わったことについては嬉しい事だ。しかし、俺の愛用の銃が奪われた事に関しては文句を言いたい。
銃……俺の相棒の銃が彼女の元へ行ってしまった。
くそう、やはり銃も、男より、女の方が良いのかよ。
「え、えっと、銃は私が持ってますね。ご主人様だと、当たりませんので……」
失礼な、そんな事はない。
ただし的を超巨大化した場合に限る、ならば的にだって、物凄い命中精度を誇るというのに。
まったく、奴隷ならばご主人様を誇らしげに語って欲しいというものだ。
持っている唯一の銃を盗られた場合、どうすれば良いか?
話は簡単だ。その銃を盗り返すか、新しい銃を手に入れれば良い。
けれども前者はダメだ、何故ならハーフボイルドな男ではないから。カッコよく、スタイリッシュな、俺の憧れてる男は、そんなカッコ悪いことはしないのだから。
「あのぉ……ご主人様? えっと、なんで私達はダンジョンに?」
プラトの言う通り、今、俺達はダンジョンに入っていた。
ダンジョンの名前は《スリーウッドの洞窟》。出てくる魔物はダンジョンなら良く見られるスライムとゴブリン達、それから時折出てくるフェンサーバードとかいうトサカが刀剣の鳥の魔物、とかが出てくるそう。
どこがスリーで、どこがウッドなのかは分からないが、とにかく今、《スリーウッドの洞窟》というダンジョンに入っているのである。
「ダンジョンにいる目的? そんなの簡単だ、お金を稼ぐため。そして銃を手に入れるためだ。
確率は低いが、ダンジョンでしか銃は手に入らないからな」
ダンジョンは、不思議な空間だ。
何故生まれるのか、何故魔物が出て来るのか、何故各地に出現するのか。
分かっているのは、魔物を倒したり、ダンジョンの中を探していたりすると、宝箱があるということ。その宝箱の中にごく稀に入っているのだ、"銃"が。
確立としては低いのだが、これ以外に手に入る手段がないために仕方がない。銃の機構は複雑で一から作れるだけの技術はこの世界にはなく、修復しか出来ないからな。
――――誰か作れよなぁ、銃を一から。
仕方ないか、ダンジョンからは不思議な、この世界にはない謎技術の産物が出てくる。
銃もその1つだと思っている以上は、誰も作ってくれないだろう。
なにせ謎技術だし。そう、謎の技術だし。
ちなみに、俺は銃を作れない。
カッコいいと思っているのと、作り方を知っているのとではまた話が別だ。
そう、ただ銃はカッコいい。それだけだ。
「と言う訳で今、魔物の出現待ち。
……おっ、スライムか。よし、倒すぞ」
銃を待っている俺からしてみたら、待ち望んでいた魔物が現れた。
スライム、粘体の知能を持たない魔物。うねうねと動きながら、体当たりをしたり、種類によっては毒などを用いたりする、とても低能な魔物。
どうやらこいつは、ただ体当たりしか出来ないタイプみたいだが。
「――――【吸収】、【放出】!」
まずはダンジョンから魔力を頂戴して、そのまま銃弾として錬成する事なく、ダンジョンの魔力をスライムへとぶつけていた。
スライムは魔力の本流に巻き込まれ、そのまま魔力の波に飲まれて消えて行った。
「……えっと、ご主人様は拳銃が当たらないんですよね?」
酷い言い方をする奴隷だな、まったく。
当たらないんじゃない。まった――――――く拳銃の銃弾が、的確に当たってないだけだから。
「魔力がない俺が、魔力がだいぶある物体から魔力を抜き取って、それを放出する。大きな魔力量をむりやり体内に流し込んで、それを放出して大きな波を出すのだから、身体の消費が普通に弾を出すより、負担が大きいんだけどね」
――――――あと、カッコ悪いんだよなぁ。
やっぱ、拳銃だよな? 拳銃がないといけないんだよなぁ。しまりが、カッコよくならないんだよなぁ。
「(銃がないと、俺のスキルは半減……いや、カッコよさも合わせて、さらに半減って所か?
やっぱそうだよなぁ。泥臭く勝ちを狙うのは良いけれども、スタイリッシュにクールに勝つ方が、同じ勝利でも印象が違ってくる)」
「えっと……あっ、ご主人様! 宝箱ですよっ!」
キランッ!
「そ、そうかっ! よし、早速開けるぞっ!」
銃! GUN! 拳銃、きぼんぬ!
俺はそんな熱烈な想いと共に宝箱を開け、るっ!
「……なんだ、回復薬かよ」
しかし、ZAN☆NENながら、宝箱に入っていたのはポーション。しかもごくごく普通の、怪我をある程度治すタイプのやつ。
いや、必要だよ? 俺の銀の弾丸はあくまでも病原菌を銃弾として閉じ込めるだけで、すぐに回復させるタイプじゃない。
病気の原因を取り除いただけであって、普通に体力回復しなければならない。そういう時、このポーションは役に立つ。
けどさぁ……分かるだろ?
探していたのと明らかに違うのが出て来ると、がっかりする事。
伝わる、このフィーリング?
「とりあえず、プラト。このポーション、預かっといて。後で使うかもしれない」
「わ、分かりましたっ! この鞄に入れて置けば良いんです……よね?」
と、彼女はそう言って、俺が渡した鞄――――アイテムボックスにポーションを入れる。
アイテムボックスは少々金は使うが、ダンジョンを進む冒険者の必需品。なにせ、入れて置くだけで勝手に整理整頓してくれて、重さまでなくしてくれるんだから。
魔力ってすげー。ちなみにこのアイテムボックスも、ダンジョンから出てくる謎技術品の1つである。
「よしっ、先を進むぞ」
「あの、ご主人様? 今日の目的って、なんですか?
いきなりダンジョンに潜り始めて、さっきから2つほど階段下りましたけど……ダンジョンって、奥に行くほど強い魔物が出るんですよね?」
「そうだ、そして良いアイテムも同様にな。だからこそ冒険者は、出来る限り奥へと追い求める。
……俺の望みはたった1つ、それさえ叶えばすぐに引き返す」
カッコいい銃! カッコいい銃、プリーズだ、ダンジョンよっ!
この俺が扱うに相応しい、カッコよくて、スマートで、綺麗で、クールで、カッコいい銃を、この俺の元に現すが良いっ!
「ご主人様、鳥ですっ! 鳥の魔物が来ましたっ!」
「よし来たっ! じゃあ、次はお前が倒せ!」
プラトが「いきなり、ですかっ!?」と驚いているような声をしている気がするが、気にしない。
彼女には最高の銃がある、後はそれを使うだけだ。
「――――【吸収】、【放出】!」
……まぁ、レディーへの手助けはするがな。
『くえっっ?!』
「いきなり石が、魔物にぶつかった?!」
「風を吸収して、そのまま一気に手の平の上に乗せた石を押し出す。
さっきの魔力の波と違って、空気を出すだけだから反動も少ない技さ」
勿論、反動が少ない分、威力もさほど出ない。
残念なことに、この技は少々速度が出ている石投げでしかない。魔物を殺すのには足らぬだろう。
――――だが、相手の動きは止められる。
「今だ、やれっ!」
「はいっ!!」
プラトは俺の指示の下、銃口を鳥魔物へと向けて引き金を放つ。
引き金からはあの時の、木の幹を容易く打ち抜いた圧縮火炎の銃弾が放たれて、鳥魔物の眉間を正確に撃ち抜いた。
そのまま絶命して鳥魔物は消え、代わりに宝箱が出現する。
「――――よしっ、2つ目! 2つ目!」
今度こそ、銃! じゅっ~うぅ~!
「……なんだ、またポーションか。
このフロアではまだこんなものか。もっと奥へ潜らないとな、行くぞ、プラト」
残念ながら宝箱の中身は空振りだったので、そのまま次の場所へ向かうように指示を出すも、プラトは動かない。
どうしたものかと思っていると、彼女の手はブルブルと小刻みに震えていた。
「(……ふっ、これはあれか。レディータイムの時間だな)」
レディータイムとは、女性が困っている時間のこと。
恐らく、プラトは魔物の命を奪った事に対して罪悪感を覚えて、手が知らず知らずのうちに震えるという状態になっているのだろう。
そういう時は慰めるのが、真のダンディリズムってやつだ。
俺はそう思いながら、彼女の肩に手を回す。
「だいじょうぶだよ、プラト。君は魔物の命を奪ったが、その分俺の命を救った。
そう、君のやった事は決して間違った事じゃない。大切なのは命を奪って、明日を生きる自分に恥じぬように決意する事こそがじゅうよ
「やった……はじめて……まものを……たおせた……。
おとうさん……おかあ……さん……わたし、やったよ? ……わたし、だって……できたん、だよ……」
彼女の手は震えていた、しかしそれは恐怖ではなかったようだ。
落ちこぼれで、攻撃に向いていないあの力で、初めて自分で魔物を倒せたことに対する喜び。それがあの手の震えに繋がったのだろう。
……ふっ、俺としたことが見誤ってしまったぜ。
「全く……」
どうしよっ?! こういう時、とっさにどう慰めれば良いのかな!?
いつもしっかりシミュレーションしてるから、ちゃんと(?)対応できてるけど、こういう突発的な出来事に弱いんだって、俺っ!
やめてよね、涙とめて! ストップ!
ちなみに、俺のおろおろの震えが止まったのは、その10分後のことである。
武器を持つと人が変わる人が居るが、どうやらプラトは銃の破壊力に病みつきになってしまったようだ。
今までは攻撃力がないことが悩みだったから、それが銃によって解決したのだから彼女からして見れば、まさにこれ以上ない武器なのだろう。
銃の魅力が伝わったことについては嬉しい事だ。しかし、俺の愛用の銃が奪われた事に関しては文句を言いたい。
銃……俺の相棒の銃が彼女の元へ行ってしまった。
くそう、やはり銃も、男より、女の方が良いのかよ。
「え、えっと、銃は私が持ってますね。ご主人様だと、当たりませんので……」
失礼な、そんな事はない。
ただし的を超巨大化した場合に限る、ならば的にだって、物凄い命中精度を誇るというのに。
まったく、奴隷ならばご主人様を誇らしげに語って欲しいというものだ。
持っている唯一の銃を盗られた場合、どうすれば良いか?
話は簡単だ。その銃を盗り返すか、新しい銃を手に入れれば良い。
けれども前者はダメだ、何故ならハーフボイルドな男ではないから。カッコよく、スタイリッシュな、俺の憧れてる男は、そんなカッコ悪いことはしないのだから。
「あのぉ……ご主人様? えっと、なんで私達はダンジョンに?」
プラトの言う通り、今、俺達はダンジョンに入っていた。
ダンジョンの名前は《スリーウッドの洞窟》。出てくる魔物はダンジョンなら良く見られるスライムとゴブリン達、それから時折出てくるフェンサーバードとかいうトサカが刀剣の鳥の魔物、とかが出てくるそう。
どこがスリーで、どこがウッドなのかは分からないが、とにかく今、《スリーウッドの洞窟》というダンジョンに入っているのである。
「ダンジョンにいる目的? そんなの簡単だ、お金を稼ぐため。そして銃を手に入れるためだ。
確率は低いが、ダンジョンでしか銃は手に入らないからな」
ダンジョンは、不思議な空間だ。
何故生まれるのか、何故魔物が出て来るのか、何故各地に出現するのか。
分かっているのは、魔物を倒したり、ダンジョンの中を探していたりすると、宝箱があるということ。その宝箱の中にごく稀に入っているのだ、"銃"が。
確立としては低いのだが、これ以外に手に入る手段がないために仕方がない。銃の機構は複雑で一から作れるだけの技術はこの世界にはなく、修復しか出来ないからな。
――――誰か作れよなぁ、銃を一から。
仕方ないか、ダンジョンからは不思議な、この世界にはない謎技術の産物が出てくる。
銃もその1つだと思っている以上は、誰も作ってくれないだろう。
なにせ謎技術だし。そう、謎の技術だし。
ちなみに、俺は銃を作れない。
カッコいいと思っているのと、作り方を知っているのとではまた話が別だ。
そう、ただ銃はカッコいい。それだけだ。
「と言う訳で今、魔物の出現待ち。
……おっ、スライムか。よし、倒すぞ」
銃を待っている俺からしてみたら、待ち望んでいた魔物が現れた。
スライム、粘体の知能を持たない魔物。うねうねと動きながら、体当たりをしたり、種類によっては毒などを用いたりする、とても低能な魔物。
どうやらこいつは、ただ体当たりしか出来ないタイプみたいだが。
「――――【吸収】、【放出】!」
まずはダンジョンから魔力を頂戴して、そのまま銃弾として錬成する事なく、ダンジョンの魔力をスライムへとぶつけていた。
スライムは魔力の本流に巻き込まれ、そのまま魔力の波に飲まれて消えて行った。
「……えっと、ご主人様は拳銃が当たらないんですよね?」
酷い言い方をする奴隷だな、まったく。
当たらないんじゃない。まった――――――く拳銃の銃弾が、的確に当たってないだけだから。
「魔力がない俺が、魔力がだいぶある物体から魔力を抜き取って、それを放出する。大きな魔力量をむりやり体内に流し込んで、それを放出して大きな波を出すのだから、身体の消費が普通に弾を出すより、負担が大きいんだけどね」
――――――あと、カッコ悪いんだよなぁ。
やっぱ、拳銃だよな? 拳銃がないといけないんだよなぁ。しまりが、カッコよくならないんだよなぁ。
「(銃がないと、俺のスキルは半減……いや、カッコよさも合わせて、さらに半減って所か?
やっぱそうだよなぁ。泥臭く勝ちを狙うのは良いけれども、スタイリッシュにクールに勝つ方が、同じ勝利でも印象が違ってくる)」
「えっと……あっ、ご主人様! 宝箱ですよっ!」
キランッ!
「そ、そうかっ! よし、早速開けるぞっ!」
銃! GUN! 拳銃、きぼんぬ!
俺はそんな熱烈な想いと共に宝箱を開け、るっ!
「……なんだ、回復薬かよ」
しかし、ZAN☆NENながら、宝箱に入っていたのはポーション。しかもごくごく普通の、怪我をある程度治すタイプのやつ。
いや、必要だよ? 俺の銀の弾丸はあくまでも病原菌を銃弾として閉じ込めるだけで、すぐに回復させるタイプじゃない。
病気の原因を取り除いただけであって、普通に体力回復しなければならない。そういう時、このポーションは役に立つ。
けどさぁ……分かるだろ?
探していたのと明らかに違うのが出て来ると、がっかりする事。
伝わる、このフィーリング?
「とりあえず、プラト。このポーション、預かっといて。後で使うかもしれない」
「わ、分かりましたっ! この鞄に入れて置けば良いんです……よね?」
と、彼女はそう言って、俺が渡した鞄――――アイテムボックスにポーションを入れる。
アイテムボックスは少々金は使うが、ダンジョンを進む冒険者の必需品。なにせ、入れて置くだけで勝手に整理整頓してくれて、重さまでなくしてくれるんだから。
魔力ってすげー。ちなみにこのアイテムボックスも、ダンジョンから出てくる謎技術品の1つである。
「よしっ、先を進むぞ」
「あの、ご主人様? 今日の目的って、なんですか?
いきなりダンジョンに潜り始めて、さっきから2つほど階段下りましたけど……ダンジョンって、奥に行くほど強い魔物が出るんですよね?」
「そうだ、そして良いアイテムも同様にな。だからこそ冒険者は、出来る限り奥へと追い求める。
……俺の望みはたった1つ、それさえ叶えばすぐに引き返す」
カッコいい銃! カッコいい銃、プリーズだ、ダンジョンよっ!
この俺が扱うに相応しい、カッコよくて、スマートで、綺麗で、クールで、カッコいい銃を、この俺の元に現すが良いっ!
「ご主人様、鳥ですっ! 鳥の魔物が来ましたっ!」
「よし来たっ! じゃあ、次はお前が倒せ!」
プラトが「いきなり、ですかっ!?」と驚いているような声をしている気がするが、気にしない。
彼女には最高の銃がある、後はそれを使うだけだ。
「――――【吸収】、【放出】!」
……まぁ、レディーへの手助けはするがな。
『くえっっ?!』
「いきなり石が、魔物にぶつかった?!」
「風を吸収して、そのまま一気に手の平の上に乗せた石を押し出す。
さっきの魔力の波と違って、空気を出すだけだから反動も少ない技さ」
勿論、反動が少ない分、威力もさほど出ない。
残念なことに、この技は少々速度が出ている石投げでしかない。魔物を殺すのには足らぬだろう。
――――だが、相手の動きは止められる。
「今だ、やれっ!」
「はいっ!!」
プラトは俺の指示の下、銃口を鳥魔物へと向けて引き金を放つ。
引き金からはあの時の、木の幹を容易く打ち抜いた圧縮火炎の銃弾が放たれて、鳥魔物の眉間を正確に撃ち抜いた。
そのまま絶命して鳥魔物は消え、代わりに宝箱が出現する。
「――――よしっ、2つ目! 2つ目!」
今度こそ、銃! じゅっ~うぅ~!
「……なんだ、またポーションか。
このフロアではまだこんなものか。もっと奥へ潜らないとな、行くぞ、プラト」
残念ながら宝箱の中身は空振りだったので、そのまま次の場所へ向かうように指示を出すも、プラトは動かない。
どうしたものかと思っていると、彼女の手はブルブルと小刻みに震えていた。
「(……ふっ、これはあれか。レディータイムの時間だな)」
レディータイムとは、女性が困っている時間のこと。
恐らく、プラトは魔物の命を奪った事に対して罪悪感を覚えて、手が知らず知らずのうちに震えるという状態になっているのだろう。
そういう時は慰めるのが、真のダンディリズムってやつだ。
俺はそう思いながら、彼女の肩に手を回す。
「だいじょうぶだよ、プラト。君は魔物の命を奪ったが、その分俺の命を救った。
そう、君のやった事は決して間違った事じゃない。大切なのは命を奪って、明日を生きる自分に恥じぬように決意する事こそがじゅうよ
「やった……はじめて……まものを……たおせた……。
おとうさん……おかあ……さん……わたし、やったよ? ……わたし、だって……できたん、だよ……」
彼女の手は震えていた、しかしそれは恐怖ではなかったようだ。
落ちこぼれで、攻撃に向いていないあの力で、初めて自分で魔物を倒せたことに対する喜び。それがあの手の震えに繋がったのだろう。
……ふっ、俺としたことが見誤ってしまったぜ。
「全く……」
どうしよっ?! こういう時、とっさにどう慰めれば良いのかな!?
いつもしっかりシミュレーションしてるから、ちゃんと(?)対応できてるけど、こういう突発的な出来事に弱いんだって、俺っ!
やめてよね、涙とめて! ストップ!
ちなみに、俺のおろおろの震えが止まったのは、その10分後のことである。
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