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第3章『決戦の北海道と、最強の召喚士シーヴィー/吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世の章』
第101話 VS堕落戦車サンダーイ&甘言のシーヴィー(2)
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----人は有利な時ほど、饒舌に語り始める。
「だからうちも語るぴょい☆ 勿論、甘言のシーヴィーに相応しい、甘い声で!」
炭化していくココアのために、召喚獣を出して応援を与えようとした俺。
しかし、ココアの姿が光と共に消え出した途端、シーヴィーは饒舌に語り始めて、俺は違和感を感じ取っていた。
「(スキルが、使えない?!)」
そう、召喚獣を出す召喚のスキルが、使えないのだ。
スキル自体に鍵かなにかでもかけられてしまったかのように、うんともスンとも言わなくなっている。
「主殿……! この光?! 何故、今なのじゃ?!」
「俺?!」
ココアは自分の身体が光と共に消え始めているのを、何故か俺のせいだと思ったらしく、こちらを睨んで----うん? 光?
「まさか……!」
ココアの今の発言、そして彼女を包む光の筋----。
もしや、これは!!
「もしや、この光は【送還】?!」
「あっ、おめでとうございます。正解ですね。ちなみに使っているのはあなた自身ですよ☆」
パチパチとシーヴィーは拍手してくれるが、俺はさらに意味が分からくなった。
なにせ、相手がなにかしたからこそ、ココアは消えかけているのだと思っていたのに、俺が無意識に【送還】スキルを使ってココアを返してるなんて……。
「いったい、なんのスキルを使った……?! なんの【世界球体】でこんな力が?!」
「これぞ、堕落戦車サンダーイに搭載された【世界球体】! その名も【武装乙女世界《マキャベリストパンク》】の力なのです!!」
===== ===== =====
【《武装乙女》堕落戦車サンダーイ】 レベル;?
非力な女性のみが武装することが許される【世界球体=武装乙女世界=】の力が搭載された、【三大堕落】の3人の力が集結して作り出された巨大戦車。倒すとスピリット系統職業【武装乙女】が使えるようになる
自分の周囲の空間を《スピリット》の力で満たすことにより、女性のみが武器を持つことが許される世界を作り出す。どんな手段や非道徳的な行為であっても、結果として国家、すなわち女性という種全体の利益を増進させるのであれば、これらの行為は許されるのだ
===== ===== =====
「主殿が妾を【送還】してるのではなく、その力の仕業かっ!!」
状況を理解したココアが、シーヴィーに魔法を放つも、魔法は彼女に当たる前に消えていた。
恐らく、勝手に作動している【送還】の影響で、攻撃が出来ない状況になっているのだろう。
「世の中には、男性よりも女性を優先するという世界もある----という事ですね☆ この世界の力の前には、全ての男性は武器を捨てなければならない!
"マキャベリスト"の本来の意味は、『国を守るという大義名分のためならば、どんな事でも許されるという考えの人』なんですが、この世界は女性を優先するため、男性を切り捨てるという考え方のようですね☆」
----だから、ラブホちゃんは消え始めた。
シーヴィーはそう冷酷に、ただの事実として伝える。
「冴島君、君は【召喚士】という職業なのでしょう? そしてココアちゃんはあなたの召喚獣。
男性である冴島君が召喚獣で武装しているということを、この【武装乙女世界】は認めない。故に、召喚獣を【送還】して、召喚術を解除しているという状況ですね。もっとも、範囲が限定的なせいで、《死亡保険》赤鬼を倒しに行った2人は【送還】できないみたいですが」
そんな事はどうでも良いとばかりに、シーヴィーは4本の腕に持った銃を、俺へと銃口を合わせる。
「----でもまぁ、どうでも良い。大事なのは、今この場において、ラブホちゃんが消えたことで、殺せる人間が1人出来たってことなのだから」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
----ゆっくりと、妾の身体が、沈んでいく。
【武装乙女】という力によって、強制的に【送還】という形で帰らされている吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世は何とか手を伸ばす。
「(主殿っ! 今、妾が助けるのじゃ!!)」
しかし、どれだけココアが必死に手を伸ばそうとしても、その手はなにも、掴むことはなく。
いつの間にか【変身魔法(妖狐)】と【憤怒の妖狐】の2つのスキルは消えていて。
それどころか他のスキルや魔法も使えなくなっていて。
ただ傍観者のように、冴島渉にシーヴィーが銃を放つ瞬間を、ただ眺める事しか出来なかった。
「では、後も控えてる事なので----喰らえ、召喚銃!!」
そして、シーヴィーはただ冷酷に引き金を引く。
その引き金を引いた手が1つなことは、ココアの目にも見えた。
「(だが、1つでもまずいのじゃ!!)」
シーヴィーが放つ【召喚銃】という攻撃は、2種類の召喚獣を《スピリット》の力によって液体化させて混ぜ合わせて放つ、超強力な爆破攻撃。
その威力は超強力すぎて、ココアが全力で魔法で防御を張ってなお、逸らすことは出来ても、防ぎきることが出来ないほどの威力。
ましてや今は、【武装乙女】の力によって、冴島渉は【召喚士】としての武器、すなわち召喚獣を出すという能力を封じられている。
冴島渉に待っているのは、ただ無慈悲に【召喚銃】の光に巻き込まれて死ぬという結末のみ、である。
「はい☆ ばいなら☆」
「(あっ、主殿ぉ~~~!!)」
もう【送還】がしっかり機能したためか、ココアの視界はどんどん小さく、ぼやけていく。
それでもなお、レベルⅢ----なおかつ高い能力を持つ吸血鬼であるココアは、しっかりと最後まで戦いを見る事が出来た。
消えていく意識の中、彼女は冴島渉と、【召喚銃】が放った禍々しい紫の光の間に。
----小さな影を、見た。
「(まさか、のぉ……いや、あり得ぬ! あれは幻覚、幻覚じゃわい!!)」
影の正体は、ココアにはしっかりと見る事が出来た。
だが、あり得ないものだったから、ただの幻覚だと思ってしまったのだ。
ココアが見た影の正体----ココアにはそれが、龍の卵……"エルダードラゴンエッグそっくり"に見えたのだった。
そして、ココアの意識は、完全に途絶えてしまうのであった。
「だからうちも語るぴょい☆ 勿論、甘言のシーヴィーに相応しい、甘い声で!」
炭化していくココアのために、召喚獣を出して応援を与えようとした俺。
しかし、ココアの姿が光と共に消え出した途端、シーヴィーは饒舌に語り始めて、俺は違和感を感じ取っていた。
「(スキルが、使えない?!)」
そう、召喚獣を出す召喚のスキルが、使えないのだ。
スキル自体に鍵かなにかでもかけられてしまったかのように、うんともスンとも言わなくなっている。
「主殿……! この光?! 何故、今なのじゃ?!」
「俺?!」
ココアは自分の身体が光と共に消え始めているのを、何故か俺のせいだと思ったらしく、こちらを睨んで----うん? 光?
「まさか……!」
ココアの今の発言、そして彼女を包む光の筋----。
もしや、これは!!
「もしや、この光は【送還】?!」
「あっ、おめでとうございます。正解ですね。ちなみに使っているのはあなた自身ですよ☆」
パチパチとシーヴィーは拍手してくれるが、俺はさらに意味が分からくなった。
なにせ、相手がなにかしたからこそ、ココアは消えかけているのだと思っていたのに、俺が無意識に【送還】スキルを使ってココアを返してるなんて……。
「いったい、なんのスキルを使った……?! なんの【世界球体】でこんな力が?!」
「これぞ、堕落戦車サンダーイに搭載された【世界球体】! その名も【武装乙女世界《マキャベリストパンク》】の力なのです!!」
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【《武装乙女》堕落戦車サンダーイ】 レベル;?
非力な女性のみが武装することが許される【世界球体=武装乙女世界=】の力が搭載された、【三大堕落】の3人の力が集結して作り出された巨大戦車。倒すとスピリット系統職業【武装乙女】が使えるようになる
自分の周囲の空間を《スピリット》の力で満たすことにより、女性のみが武器を持つことが許される世界を作り出す。どんな手段や非道徳的な行為であっても、結果として国家、すなわち女性という種全体の利益を増進させるのであれば、これらの行為は許されるのだ
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「主殿が妾を【送還】してるのではなく、その力の仕業かっ!!」
状況を理解したココアが、シーヴィーに魔法を放つも、魔法は彼女に当たる前に消えていた。
恐らく、勝手に作動している【送還】の影響で、攻撃が出来ない状況になっているのだろう。
「世の中には、男性よりも女性を優先するという世界もある----という事ですね☆ この世界の力の前には、全ての男性は武器を捨てなければならない!
"マキャベリスト"の本来の意味は、『国を守るという大義名分のためならば、どんな事でも許されるという考えの人』なんですが、この世界は女性を優先するため、男性を切り捨てるという考え方のようですね☆」
----だから、ラブホちゃんは消え始めた。
シーヴィーはそう冷酷に、ただの事実として伝える。
「冴島君、君は【召喚士】という職業なのでしょう? そしてココアちゃんはあなたの召喚獣。
男性である冴島君が召喚獣で武装しているということを、この【武装乙女世界】は認めない。故に、召喚獣を【送還】して、召喚術を解除しているという状況ですね。もっとも、範囲が限定的なせいで、《死亡保険》赤鬼を倒しに行った2人は【送還】できないみたいですが」
そんな事はどうでも良いとばかりに、シーヴィーは4本の腕に持った銃を、俺へと銃口を合わせる。
「----でもまぁ、どうでも良い。大事なのは、今この場において、ラブホちゃんが消えたことで、殺せる人間が1人出来たってことなのだから」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
----ゆっくりと、妾の身体が、沈んでいく。
【武装乙女】という力によって、強制的に【送還】という形で帰らされている吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世は何とか手を伸ばす。
「(主殿っ! 今、妾が助けるのじゃ!!)」
しかし、どれだけココアが必死に手を伸ばそうとしても、その手はなにも、掴むことはなく。
いつの間にか【変身魔法(妖狐)】と【憤怒の妖狐】の2つのスキルは消えていて。
それどころか他のスキルや魔法も使えなくなっていて。
ただ傍観者のように、冴島渉にシーヴィーが銃を放つ瞬間を、ただ眺める事しか出来なかった。
「では、後も控えてる事なので----喰らえ、召喚銃!!」
そして、シーヴィーはただ冷酷に引き金を引く。
その引き金を引いた手が1つなことは、ココアの目にも見えた。
「(だが、1つでもまずいのじゃ!!)」
シーヴィーが放つ【召喚銃】という攻撃は、2種類の召喚獣を《スピリット》の力によって液体化させて混ぜ合わせて放つ、超強力な爆破攻撃。
その威力は超強力すぎて、ココアが全力で魔法で防御を張ってなお、逸らすことは出来ても、防ぎきることが出来ないほどの威力。
ましてや今は、【武装乙女】の力によって、冴島渉は【召喚士】としての武器、すなわち召喚獣を出すという能力を封じられている。
冴島渉に待っているのは、ただ無慈悲に【召喚銃】の光に巻き込まれて死ぬという結末のみ、である。
「はい☆ ばいなら☆」
「(あっ、主殿ぉ~~~!!)」
もう【送還】がしっかり機能したためか、ココアの視界はどんどん小さく、ぼやけていく。
それでもなお、レベルⅢ----なおかつ高い能力を持つ吸血鬼であるココアは、しっかりと最後まで戦いを見る事が出来た。
消えていく意識の中、彼女は冴島渉と、【召喚銃】が放った禍々しい紫の光の間に。
----小さな影を、見た。
「(まさか、のぉ……いや、あり得ぬ! あれは幻覚、幻覚じゃわい!!)」
影の正体は、ココアにはしっかりと見る事が出来た。
だが、あり得ないものだったから、ただの幻覚だと思ってしまったのだ。
ココアが見た影の正体----ココアにはそれが、龍の卵……"エルダードラゴンエッグそっくり"に見えたのだった。
そして、ココアの意識は、完全に途絶えてしまうのであった。
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