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第4章『ダンジョンの試練、最強の黒鬼と雪ん子に師匠?!/雪ん子(オーバーロード)の章』
第132話 第1回戦:炎とバレンタインの吸血鬼(2)
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フサッグアとは、クトゥルフ神話に登場する吸血鬼の事である。
科学の発達した未来の地球、そこにクティンガ彗星から炎の精霊達と共に飛来した、宇宙人。
吸血鬼と言うことだけあって、フサッグアは人々から生命力を奪い取る力を持つ。
その身体は稲妻と炎を纏ったガス状の生命体、とのことだ。
あるいは、他の精霊達は赤い炎を纏っているのに対して、青い炎を纏っていると紹介しているところもある。
「青春と言えば、恋愛! Love! そして、愛!
愛しの彼に想いを込めて、今こそバレンタインチョコの出番だよ!」
だから断じて、あんな恰好をしてるはずがない。
頭には白いコック帽を被っていたり、腕は溶けたチョコレートになっていたり、挙句の果てには金色のリボンがくるりと巻かれた綺麗な炎のドレスを着ているはずがない。
しかし現に、ニチアサちゃんが召喚した召喚獣----フサッグアは、そういう姿をしていた。
フサッグアは懐から泡立て器のような武器を取り出すと、チョコレートの腕で器用に持ち、空中をかき回すようにしていた。
「なんじゃ、あいつは……。アレが、妾と同じ吸血鬼じゃと?」
「ドレスは可愛いですね! まぁ、ボクに勝てるのはそこしかないですけどね!」
フサッグアの姿を見て、ココアとマルガリータの2人はどうすれば良いか困っている様子だった。
まぁ、龍であるマルガリータはともかくとして、ココアからして見たら、相手は自分と同じ吸血鬼だもんな。
いきなり戦う相手が自分と同じ吸血鬼のはずなのに、"コック帽"や"チョコレートの腕"、さらには"炎の髪"など、吸血鬼らしからぬ姿だったら、びっくりするだろうな。
「(相手からして見たら、狐耳と狐尻尾という姿である狐吸血鬼のココアに対して『どの口が言うんだ』みたいな事を思っているかもしれないが)」
ともかくとして、そんな互いの召喚獣同士の顔合わせは終わり。
ニチアサちゃんは「よしっ」と頷くと、ピンっと指で硬貨を弾き飛ばす。
弾き飛ばした硬貨はクルクルと回転しながら、そのまま闘技場の地面に落ちて乾いた音を響かせるのであった----。
「じゃあ、とりあえず戦闘開始って事で。炎の精霊さん達、出番ですよ~」
フサッグアの言葉と共に、戦闘は始まった。
フサッグアが自分の身体をチョコレートの腕で、1回撫でるように擦る。
それと共に、彼女の身体から、炎の精霊達がぽんぽんっと生まれていく。
彼女の身体から生まれた炎の精霊達は、羽を生やした、小さな精霊達。
全員がお菓子の妖精みたいにクッキーやマカロンといったお菓子の形をしていたが、その身体はメラメラと炎のように燃えていた。
「いっけ~!」
そうして、フサッグアの指示が下されて、炎の精霊達がココアとマルガリータの召喚獣姉妹へと襲い掛かる。
「ただの精霊達など、妾の魔法でかき消してやろう!」
「えぇ、やっちゃうよぉ!! 『チョコ、食べたぁい』!!」
ココアは水魔法を発動させる。
広範囲の攻撃が得意な水魔法の1つの波魔法を、雷属性に変えて、雷の波を放っていた。
そして、マルガリータは、すーっと息を大きく吸い込む。
息を完全にお腹に溜まり切るまで吸い込んだマルガリータは、そのまま大きな声で『チョコ、食べたぁい』と発声し、声が形となって精霊達へ襲い掛かる。
精霊達はまず、マルガリータの音に当たり、そして----"引っ付いた"。
まるでガムに包まれるかのように、ベットベトになったマルガリータの文字は地面へと落ちて行き、そして地面に触れた瞬間、どちらも消えた。
「精霊達に魔法攻撃は効きませんよ」
くるんっ、と泡立て器型の武器で、フサッグアはココアの雷魔法を絡め取っていた。
まるでクリームでも泡立てているかのように、ココアの雷魔法はフサッグアの泡立て器の中で丸くなっていた。
「この私は、シティーミティー様のお力により、バレンタインデーを思わせる力を得たフサッグア。私の攻撃は全て、バレンタインデーとなるのです!」
「端的に言えば、フサッグアの精霊攻撃は相手の魔法だろうともガムのように張り付き、泡だて器の武器は相手の魔法を絡め取る。いわば、このフサッグアは魔法使いの天敵のような存在」
炎の精霊は触れる事で相手の魔法を引っ付けて止めて、さらには相手の魔法が直接自分の所に来ても泡立て器型の武器が絡め取ってしまう。
ただのネタ衣装か何かだと思っていたのだが……遠距離攻撃が得意な、うちのココア姉妹と相性が悪い!
「そして----絡め取った魔法は、これでお返ししましょう!」
おりゃあ!
フサッグアは泡立て器型の武器を振り回して、絡め取っていたココアの雷魔法を打ち返してきたのであった----。
(※)バレンタインデー・フォーム
日野シティーミティーが思う【青春】っぽい事の1つ、"バレンタインデー"のイメージが概念として生まれた特殊な衣装。召喚獣の姿形に影響し、特殊な力を与える
放つ魔法は全てお菓子のような粘りが追加され、本来は形がない物でも絡め取って無力化することができ、食べると味方の体力を回復させられる。また手にしている泡立て器型の武器は相手の魔法を絡め取り、クリームとして自分のお菓子の1つとして操ることが出来る
科学の発達した未来の地球、そこにクティンガ彗星から炎の精霊達と共に飛来した、宇宙人。
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その身体は稲妻と炎を纏ったガス状の生命体、とのことだ。
あるいは、他の精霊達は赤い炎を纏っているのに対して、青い炎を纏っていると紹介しているところもある。
「青春と言えば、恋愛! Love! そして、愛!
愛しの彼に想いを込めて、今こそバレンタインチョコの出番だよ!」
だから断じて、あんな恰好をしてるはずがない。
頭には白いコック帽を被っていたり、腕は溶けたチョコレートになっていたり、挙句の果てには金色のリボンがくるりと巻かれた綺麗な炎のドレスを着ているはずがない。
しかし現に、ニチアサちゃんが召喚した召喚獣----フサッグアは、そういう姿をしていた。
フサッグアは懐から泡立て器のような武器を取り出すと、チョコレートの腕で器用に持ち、空中をかき回すようにしていた。
「なんじゃ、あいつは……。アレが、妾と同じ吸血鬼じゃと?」
「ドレスは可愛いですね! まぁ、ボクに勝てるのはそこしかないですけどね!」
フサッグアの姿を見て、ココアとマルガリータの2人はどうすれば良いか困っている様子だった。
まぁ、龍であるマルガリータはともかくとして、ココアからして見たら、相手は自分と同じ吸血鬼だもんな。
いきなり戦う相手が自分と同じ吸血鬼のはずなのに、"コック帽"や"チョコレートの腕"、さらには"炎の髪"など、吸血鬼らしからぬ姿だったら、びっくりするだろうな。
「(相手からして見たら、狐耳と狐尻尾という姿である狐吸血鬼のココアに対して『どの口が言うんだ』みたいな事を思っているかもしれないが)」
ともかくとして、そんな互いの召喚獣同士の顔合わせは終わり。
ニチアサちゃんは「よしっ」と頷くと、ピンっと指で硬貨を弾き飛ばす。
弾き飛ばした硬貨はクルクルと回転しながら、そのまま闘技場の地面に落ちて乾いた音を響かせるのであった----。
「じゃあ、とりあえず戦闘開始って事で。炎の精霊さん達、出番ですよ~」
フサッグアの言葉と共に、戦闘は始まった。
フサッグアが自分の身体をチョコレートの腕で、1回撫でるように擦る。
それと共に、彼女の身体から、炎の精霊達がぽんぽんっと生まれていく。
彼女の身体から生まれた炎の精霊達は、羽を生やした、小さな精霊達。
全員がお菓子の妖精みたいにクッキーやマカロンといったお菓子の形をしていたが、その身体はメラメラと炎のように燃えていた。
「いっけ~!」
そうして、フサッグアの指示が下されて、炎の精霊達がココアとマルガリータの召喚獣姉妹へと襲い掛かる。
「ただの精霊達など、妾の魔法でかき消してやろう!」
「えぇ、やっちゃうよぉ!! 『チョコ、食べたぁい』!!」
ココアは水魔法を発動させる。
広範囲の攻撃が得意な水魔法の1つの波魔法を、雷属性に変えて、雷の波を放っていた。
そして、マルガリータは、すーっと息を大きく吸い込む。
息を完全にお腹に溜まり切るまで吸い込んだマルガリータは、そのまま大きな声で『チョコ、食べたぁい』と発声し、声が形となって精霊達へ襲い掛かる。
精霊達はまず、マルガリータの音に当たり、そして----"引っ付いた"。
まるでガムに包まれるかのように、ベットベトになったマルガリータの文字は地面へと落ちて行き、そして地面に触れた瞬間、どちらも消えた。
「精霊達に魔法攻撃は効きませんよ」
くるんっ、と泡立て器型の武器で、フサッグアはココアの雷魔法を絡め取っていた。
まるでクリームでも泡立てているかのように、ココアの雷魔法はフサッグアの泡立て器の中で丸くなっていた。
「この私は、シティーミティー様のお力により、バレンタインデーを思わせる力を得たフサッグア。私の攻撃は全て、バレンタインデーとなるのです!」
「端的に言えば、フサッグアの精霊攻撃は相手の魔法だろうともガムのように張り付き、泡だて器の武器は相手の魔法を絡め取る。いわば、このフサッグアは魔法使いの天敵のような存在」
炎の精霊は触れる事で相手の魔法を引っ付けて止めて、さらには相手の魔法が直接自分の所に来ても泡立て器型の武器が絡め取ってしまう。
ただのネタ衣装か何かだと思っていたのだが……遠距離攻撃が得意な、うちのココア姉妹と相性が悪い!
「そして----絡め取った魔法は、これでお返ししましょう!」
おりゃあ!
フサッグアは泡立て器型の武器を振り回して、絡め取っていたココアの雷魔法を打ち返してきたのであった----。
(※)バレンタインデー・フォーム
日野シティーミティーが思う【青春】っぽい事の1つ、"バレンタインデー"のイメージが概念として生まれた特殊な衣装。召喚獣の姿形に影響し、特殊な力を与える
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