141 / 354
第4章『ダンジョンの試練、最強の黒鬼と雪ん子に師匠?!/雪ん子(オーバーロード)の章』
第133話 第1回戦:炎とバレンタインの吸血鬼(3)
しおりを挟む
「そして----絡め取った魔法は、これでお返ししましょう!」
フサッグアは泡立て器型の武器を振り回して、絡め取っていたココアの雷魔法を打ち返してきた。
打ち返された雷魔法はクリーム塗れとなって、ココア姉妹へと襲い掛かって来た。
それに対して、瞬時に反撃を行ったのは、マルガリータであった。
彼女はいつもよりも短く、かつ濃密に、空気と魔力を身体の中へとため込む。
「『わっ!!!!!』」
そして、それを一気に吐き出す。
吐き出された『わっ!!!!!!』と言う言葉はいつもの何倍も大きく、そしていつもの何倍も速かった。
クリーム塗れの雷魔法と、マルガリータのスキル【悪癖音波】によって具現化した文字が、ぶつかり合う。
2つの攻撃はお互いにぶつかり合い、マルガリータの放った文字が絡め取られた。
「シティーミティー様が仰られたでしょ? この私は魔法を使う、《マナ》を使う者にとっては天敵のような存在。それが《マナ》である限り、私の魔法に絡め取られて、私の支配下になるのですよ?」
雷魔法に纏わりついていたクリームは、マルガリータの魔法文字をも絡ませる。
クリームは、雷魔法とマルガリータの魔法文字の2つをぺったりと絡ませて、マルガリータへと向かって行く。
「無駄ですよ。相殺するどころか、あなた達の魔法は全てこの私の戦力になるのですから」
魔法文字も加わり、さらに強力となったフサッグアの魔法。
その魔法を、マルガリータが"地面"へとぶつけていた。
自分の拳を地面へと叩きつけ、闘技場の地面に亀裂を与えて、切り出して投げつけたのである。
「ふふんっ、可愛いボクは見ていたよ! さっき、可愛いボクの魔法文字が地面に触れた瞬間、消えたのをね!」
マルガリータの身体は、うっすらと黒い霧に覆われていた。
あの黒い霧は【ミステリアスドラゴン】-----霧を纏っている間は、攻撃力が3倍になるというスキルで生み出された霧である。
すなわち、今のマルガリータの攻撃力は、3倍にパワーアップしているのである。
「物理?! シティーミティー様、相手、純粋なる物理で来ましたよ?!」
「《マナ》系統の職業【杖使い】とか関係なく、純粋なる力で来ましたか……対《魔法使い》用特攻のフサッグアとは、相性が悪いね」
自分の魔法が地面を飛ばして防がれたことにフサッグアは動揺しつつも、自分の身体を擦って炎の精霊達を呼び出して、放って攻撃をしていた。
しかし、そんな精霊達はマルガリータの走りに追いつけない。
龍の召喚獣であるマルガリータが、【ミステリアスドラゴン】の霧を受けた状態で本気で走れば、ぷかぷか浮かぶ精霊なんて普通に追いつけないのである。
「----いっくよぉ~☆ 可愛いボクの、ドラゴンラッシュ!!」
いつの間にか、フサッグアの懐に潜り込んでいたマルガリータは、そのままラッシュを放つ。
職業による補助もない、ただの乱れまくったラッシュ攻撃。
しかし、その威力は確かに本物で、フサッグアの懐に大きな穴を開けていた。
「ぐふっ……!!」
「おまけに、これならどうです? 【二人三脚】、そして【管狐ノ支援】!」
マルガリータが腹に穴を開けたのと同時に、ココアがスキルを2つ発動させる。
【二人三脚】のスキルが発動するとココアとマルガリータの間に、うっすら透明な線が結ばれて、ココアはそれを確認すると【管狐ノ支援】を自分に向かって発動させていた。
それと共にココア、そしてマルガリータの身体が変化していく。
2人の健康的な肌が少しずつボロボロになり、肌と肌の間から骨が露出していた。
「もうっ、妾の姉御! いきなり可愛いボクの肌をこんなにしないでくださいよ!」
「安心するのじゃ、マルガリータ! それでも、お主の身体は"びゅてぇい"じゃからのぉ!」
2人の身体はまるで屍肉のようであり、それを証明するかの如く、2人の種族は変更されていた。
===== ===== =====
【二人三脚】のスキル効果により 吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世 悪癖龍マルガリータ 両名の間に ラインが結ばれました
ラインの効果により 体力と 種族を 共有します
【管狐ノ支援】のスキル効果により 種族が 変更されました
吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世は 邪霊族に 変更されました
悪癖龍マルガリータは 邪霊族に 変更されました
===== ===== =====
そう、2人の種族は----ゾンビやアンデッドなどの邪霊族に変更されていたのである。
2人の身体は、死んでいる肉体に変わっていたのである。
召喚獣は俺が《マナ》で呼び出した魔法攻撃、のような物。
【管狐ノ支援】は"魔法攻撃の魔法属性を変更できるようになる"スキルであり、魔法攻撃と認識したことで、召喚獣の種族も変更できるようなった、と、以前にココアが話していた。
この間、実際に試して出来るようなっていたが、【二人三脚】のスキルを使う事で、マルガリータ限定ではあるが、相手が遠くにいても種族を変更できるようなったという事だろう。
なんで、いきなり邪霊族に変えたんだろうと思っていると、それはすぐさま分かった。
フサッグアは自分の身体を擦って、炎の精霊達を呼び出してマルガリータに噛みつかせたのである。
吸血攻撃、吸血鬼お得意の攻撃方法。
相手から体力を奪い取って、自分の体力を回復させる攻撃方法である。
呼び出された炎の精霊達はマルガリータから体力を吸い取って、フサッグアは"逆にダメージを受けていた"。
「ぐふっ……吸血で、体力が逆に減って?!」
「あなたがそんな恰好であろうとも、吸血鬼であるのは確かなんじゃろ? だったら、妾と同じ弱点のはずじゃよな? そう----"吸った相手が死者だった場合、ダメージを受ける"という、な?」
そう、ココアが自分とマルガリータの種族を、邪霊族に変化させたのは、このためだったのである。
自分達の身体を死者として、吸血攻撃をしても、体力を回復させないという----。
「マルガリータ! ヤツの手を押さえるんだ!」
「うんっ! ここは肉体は死んでるとしても、可愛すぎちゃうボクにお任せぇ!」
----ガチッ!!
マルガリータはフサッグアの腕を、動かないようにがっしりと押さえていた。
先程から自分の身体を擦って炎の精霊達を発生させていたし、あの腕を押さえて擦れないようにすれば、もう精霊は出せないだろう。
そして、フサッグアは徐々に、足元から消えていく----。
体力がもうほとんどなくて、【送還】されていってるのだろう。
「(このまま行けば、勝てるっ!!)」
しかしながら----日野シティーミティーは「この程度ですか」と、がっかりした様子でココア姉妹を見ていた。
フサッグアは泡立て器型の武器を振り回して、絡め取っていたココアの雷魔法を打ち返してきた。
打ち返された雷魔法はクリーム塗れとなって、ココア姉妹へと襲い掛かって来た。
それに対して、瞬時に反撃を行ったのは、マルガリータであった。
彼女はいつもよりも短く、かつ濃密に、空気と魔力を身体の中へとため込む。
「『わっ!!!!!』」
そして、それを一気に吐き出す。
吐き出された『わっ!!!!!!』と言う言葉はいつもの何倍も大きく、そしていつもの何倍も速かった。
クリーム塗れの雷魔法と、マルガリータのスキル【悪癖音波】によって具現化した文字が、ぶつかり合う。
2つの攻撃はお互いにぶつかり合い、マルガリータの放った文字が絡め取られた。
「シティーミティー様が仰られたでしょ? この私は魔法を使う、《マナ》を使う者にとっては天敵のような存在。それが《マナ》である限り、私の魔法に絡め取られて、私の支配下になるのですよ?」
雷魔法に纏わりついていたクリームは、マルガリータの魔法文字をも絡ませる。
クリームは、雷魔法とマルガリータの魔法文字の2つをぺったりと絡ませて、マルガリータへと向かって行く。
「無駄ですよ。相殺するどころか、あなた達の魔法は全てこの私の戦力になるのですから」
魔法文字も加わり、さらに強力となったフサッグアの魔法。
その魔法を、マルガリータが"地面"へとぶつけていた。
自分の拳を地面へと叩きつけ、闘技場の地面に亀裂を与えて、切り出して投げつけたのである。
「ふふんっ、可愛いボクは見ていたよ! さっき、可愛いボクの魔法文字が地面に触れた瞬間、消えたのをね!」
マルガリータの身体は、うっすらと黒い霧に覆われていた。
あの黒い霧は【ミステリアスドラゴン】-----霧を纏っている間は、攻撃力が3倍になるというスキルで生み出された霧である。
すなわち、今のマルガリータの攻撃力は、3倍にパワーアップしているのである。
「物理?! シティーミティー様、相手、純粋なる物理で来ましたよ?!」
「《マナ》系統の職業【杖使い】とか関係なく、純粋なる力で来ましたか……対《魔法使い》用特攻のフサッグアとは、相性が悪いね」
自分の魔法が地面を飛ばして防がれたことにフサッグアは動揺しつつも、自分の身体を擦って炎の精霊達を呼び出して、放って攻撃をしていた。
しかし、そんな精霊達はマルガリータの走りに追いつけない。
龍の召喚獣であるマルガリータが、【ミステリアスドラゴン】の霧を受けた状態で本気で走れば、ぷかぷか浮かぶ精霊なんて普通に追いつけないのである。
「----いっくよぉ~☆ 可愛いボクの、ドラゴンラッシュ!!」
いつの間にか、フサッグアの懐に潜り込んでいたマルガリータは、そのままラッシュを放つ。
職業による補助もない、ただの乱れまくったラッシュ攻撃。
しかし、その威力は確かに本物で、フサッグアの懐に大きな穴を開けていた。
「ぐふっ……!!」
「おまけに、これならどうです? 【二人三脚】、そして【管狐ノ支援】!」
マルガリータが腹に穴を開けたのと同時に、ココアがスキルを2つ発動させる。
【二人三脚】のスキルが発動するとココアとマルガリータの間に、うっすら透明な線が結ばれて、ココアはそれを確認すると【管狐ノ支援】を自分に向かって発動させていた。
それと共にココア、そしてマルガリータの身体が変化していく。
2人の健康的な肌が少しずつボロボロになり、肌と肌の間から骨が露出していた。
「もうっ、妾の姉御! いきなり可愛いボクの肌をこんなにしないでくださいよ!」
「安心するのじゃ、マルガリータ! それでも、お主の身体は"びゅてぇい"じゃからのぉ!」
2人の身体はまるで屍肉のようであり、それを証明するかの如く、2人の種族は変更されていた。
===== ===== =====
【二人三脚】のスキル効果により 吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世 悪癖龍マルガリータ 両名の間に ラインが結ばれました
ラインの効果により 体力と 種族を 共有します
【管狐ノ支援】のスキル効果により 種族が 変更されました
吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世は 邪霊族に 変更されました
悪癖龍マルガリータは 邪霊族に 変更されました
===== ===== =====
そう、2人の種族は----ゾンビやアンデッドなどの邪霊族に変更されていたのである。
2人の身体は、死んでいる肉体に変わっていたのである。
召喚獣は俺が《マナ》で呼び出した魔法攻撃、のような物。
【管狐ノ支援】は"魔法攻撃の魔法属性を変更できるようになる"スキルであり、魔法攻撃と認識したことで、召喚獣の種族も変更できるようなった、と、以前にココアが話していた。
この間、実際に試して出来るようなっていたが、【二人三脚】のスキルを使う事で、マルガリータ限定ではあるが、相手が遠くにいても種族を変更できるようなったという事だろう。
なんで、いきなり邪霊族に変えたんだろうと思っていると、それはすぐさま分かった。
フサッグアは自分の身体を擦って、炎の精霊達を呼び出してマルガリータに噛みつかせたのである。
吸血攻撃、吸血鬼お得意の攻撃方法。
相手から体力を奪い取って、自分の体力を回復させる攻撃方法である。
呼び出された炎の精霊達はマルガリータから体力を吸い取って、フサッグアは"逆にダメージを受けていた"。
「ぐふっ……吸血で、体力が逆に減って?!」
「あなたがそんな恰好であろうとも、吸血鬼であるのは確かなんじゃろ? だったら、妾と同じ弱点のはずじゃよな? そう----"吸った相手が死者だった場合、ダメージを受ける"という、な?」
そう、ココアが自分とマルガリータの種族を、邪霊族に変化させたのは、このためだったのである。
自分達の身体を死者として、吸血攻撃をしても、体力を回復させないという----。
「マルガリータ! ヤツの手を押さえるんだ!」
「うんっ! ここは肉体は死んでるとしても、可愛すぎちゃうボクにお任せぇ!」
----ガチッ!!
マルガリータはフサッグアの腕を、動かないようにがっしりと押さえていた。
先程から自分の身体を擦って炎の精霊達を発生させていたし、あの腕を押さえて擦れないようにすれば、もう精霊は出せないだろう。
そして、フサッグアは徐々に、足元から消えていく----。
体力がもうほとんどなくて、【送還】されていってるのだろう。
「(このまま行けば、勝てるっ!!)」
しかしながら----日野シティーミティーは「この程度ですか」と、がっかりした様子でココア姉妹を見ていた。
0
あなたにおすすめの小説
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
異世界帰りのハーレム王
ぬんまる兄貴
ファンタジー
俺、飯田雷丸。どこにでもいる普通の高校生……だったはずが、気づいたら異世界に召喚されて魔王を倒してた。すごいだろ?いや、自分でもびっくりしてる。異世界で魔王討伐なんて人生のピークじゃねぇか?でも、そのピークのまま現実世界に帰ってきたわけだ。
で、戻ってきたら、日常生活が平和に戻ると思うだろ?甘かったねぇ。何か知らんけど、妖怪とか悪魔とか幽霊とか、そんなのが普通に見えるようになっちまったんだよ!なんだこれ、チート能力の延長線上か?それとも人生ハードモードのお知らせか?
異世界で魔王を倒した俺が、今度は地球で恋と戦いとボールを転がす!最高にアツいハーレムバトル、開幕!
異世界帰りのハーレム王
朝7:00/夜21:00に各サイトで毎日更新中!
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!
ユーリ
ファンタジー
気がつくと、見知らぬ部屋のベッドの上で、状況が理解できず混乱していた僕は、鏡の前に立って、あることを思い出した。
ここはリュカとして生きてきた異世界で、僕は“落ちこぼれ貴族の息子”だった。しかも最悪なことに、さっき行われた絶対失敗出来ない召喚の儀で、僕だけが失敗した。
そのせいで、貴族としての評価は確実に地に落ちる。けれど、両親は超が付くほど過保護だから、家から追い出される心配は……たぶん無い。
問題は一つ。
兄様との関係が、どうしようもなく悪い。
僕は両親に甘やかされ、勉強もサボり放題。その積み重ねのせいで、兄様との距離は遠く、話しかけるだけで気まずい空気に。
このまま兄様が家督を継いだら、屋敷から追い出されるかもしれない!
追い出されないように兄様との関係を改善し、いざ追い出されても生きていけるように勉強して強くなる!……のはずが、勉強をサボっていたせいで、一般常識すら分からないところからのスタートだった。
それでも、兄様との距離を縮めようと努力しているのに、なかなか縮まらない! むしろ避けられてる気さえする!!
それでもめげずに、今日も兄様との関係修復、頑張ります!
5/9から小説になろうでも掲載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる