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第10章『俺の召喚獣だけレベルアップする/冴島渉たちの章』
第331話 【召喚士のダンジョン】を攻略せよ
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===== ===== =====
【召喚士のダンジョン】に入場した事により ダンジョン効果が発生します
>>ダンジョン内の構造が リセットされます
>>【召喚士】のレベルが レベルⅠにリセットされます
>>四天王を倒した段階で 【召喚士】冴島渉の レベルがⅠ上昇されます
クリア条件;
>>魔王アレイスターを 撃破せよ
>>魔王城に侵入するためには 四天王を撃破しなければなりません
===== ===== =====
「おぉっ、勇者よ! 我らの世界のため、魔王アレイスターの討伐をお願いしたい!」
私の目の前で、NPCの王様が高らかにそう宣言した。
NPCと分かるのは、俺が色々と言ったのにも関わらず----すべて同じ反応だったからだ。
「じゃあ入らせてもらいますね~」
「おぉっ、勇者よ! 我らの世界のため、魔王アレイスターの討伐をお願いしたい!」
「3足す3は、いくつでしょう?」
「おぉっ、勇者よ! 我らの世界のため、魔王アレイスターの討伐をお願いしたい!」
「隣の塀に囲いが出来たって、へぇ~」
「おぉっ、勇者よ! 我らの世界のため、魔王アレイスターの討伐をお願いしたい!」
最後の方とか、言ってた俺の方が照れてしまったよ。
----ともあれ、やって来ました【召喚士のダンジョン】。
「うん、レベルⅠになってるな」
俺は、自身の【召喚士】としてのレベルがⅠになっている事を再認識。
このダンジョンの特性とは言え、頑張ってレベルⅧまで上げたのに、レベルⅠになっているのは流石に凹む。
レベルⅨになるために必要な試練だし、ダンジョンから出れば元のレベルに戻るとは言え、ちょっとばかりダメージがある。精神的に。
このダンジョンの攻略方法は、1つだけ。
四天王が住む塔を攻略し、魔王城のバリアを解き、魔王アレイスターを倒す。それだけ。
他に四天王を1人も倒さずにバリアを突破するとか、そういった裏技は存在しない。ただ倒すだけだ。
----問題は、人選。
俺の召喚獣は、ほとんど召喚できなくなってしまっている。
まず、雪ん子。この娘は俺が一番最初に召喚した召喚獣だから、問題なく召喚できる。
続いて、ファイント。【召喚 レベルアップ可能】のスキルレベルⅡの時に取得した【聖霊型召喚】の際に召喚したので、問題ない。
問題はその後。
ココア。ココアは【召喚士】レベルⅡで取得した【黄金召喚】によって召喚した召喚獣。
マルガリータ。【召喚士】レベルⅢで取得した【融合召喚】によって召喚した召喚獣。
ヘミングウェイ。【召喚士】レベルⅤで取得した【合一召喚】によって召喚した召喚獣。
これら3人の召喚獣は、そもそも現時点では召喚できない。
召喚できるとしたら、雪ん子か、それかファイントかの話になる。
「(だけど、2人ともそもそもレベルⅠの状態では、そんなに強くはないんだよなぁ~)」
2人とも、現時点ではうちのエース級の存在ではあるが、レベルⅠの状態の際はそんなに強くはなかったんだよ。
雪ん子はあくまでも見た目が良いからという理由で選んでたし、ファイントに至っては初期状態は【青魔導士】という他の相手の魔法を覚えることが前提だった。
レベルⅠになるのは、俺だけではなく、召喚された召喚獣も対象であった。
身体の使い方とかは覚えていると思うけど、それでも2人とも即戦力とはならないだろう。
「攻略しなければならないのは、四天王の塔の4つ。俺のレベルアップのタイミングは、【四天王を倒した段階でレベルⅠ上昇】という事か」
つまり、ココアは2つ目の塔から、マルガリータは3つ目の塔から、最後のヘミングウェイに至っては魔王城からしか一緒に戦えないという事だ。
そして四天王は全員、レベルⅤ以上の強敵。魔王に至ってはレベルⅧクラスという。
----難易度、本当にあってる?
まぁ、世界を救うのならば、これくらいの苦難を乗り越えて見せろという事なのだろうか。
風の塔ブリトマート。妖精を従え、妖精と共にある女騎士。
水の塔カシンコシ。死者を蘇らすほどの妖術を使う、妖術師にして忍者。
火の塔ナタ。下界に落ちた宝珠を書くとして生み出された、人工生命体。
土の塔イヴァン。皇帝でありながら、恐怖の化身とも呼べる怪物。
「カシンコシとか、なんか漫画で見たことがある気がする」
要するに、この世界の四天王は、こちらの世界の伝承を基に、四天王として作られた存在という訳ね。
魔王のアレイスターって名前も、なんか聞いたことがあるし。
重要なのは、どの塔から攻略しようかとかではなく、どうやって攻略しようかである。
「今更、レベルⅠの時に使える召喚獣を探して使うのは現実的ではない。雪ん子とファイント、その2人をレベルⅠの状態で、どうやって使えるかだ」
大事なのは、いかに効率よくレベルアップするか。
ルールとして明記されていない以上、俺が召喚する召喚獣は、普通に塔の魔物を倒して行けば成長するのだろう。
----さて、どう対処しようか。
そう考えている時、俺は1つのアイデアを思い付いた。
これを使えば、もしかすると俺が最初に召喚した時よりも、強い状態で召喚できるのではないか、と。
(※)四天王
【召喚士のダンジョン】にて、魔王城を守護する4つのバリアを守っている幹部。それぞれ、地球に伝わる伝承の登場人物をモデルにしている
ブリトマートは、イングランドの詩人エドマンド・スペンサーの代表作『妖精の女王』に登場する、ブリトマートをモデルにしたとされている。美しい女騎士であるが、全身を鎧兜で覆っている
カシンコシは、室町時代に存在したとされる妖術師、または忍者ともいわれている、果心居士をモデルにしたとされている。織田信長や徳川家康などに仕官を願い出るも、法力や妖術など様々な術を披露したと言われている
ナタは、中国の明代の小説『封神演義』でも語られる、哪吒をモデルにしているとされている。元々は底知れない神力を宿していたが、蓮の花と葉によって人形として復活したと言われている
イヴァンは、ロシア史上最大の暴君として名が知られた、イヴァン皇帝をモデルにしているとされている。かの皇帝は「雷帝」というあだ名がつく程、強力にして冷酷な人物であったと伝わっている
【召喚士のダンジョン】に入場した事により ダンジョン効果が発生します
>>ダンジョン内の構造が リセットされます
>>【召喚士】のレベルが レベルⅠにリセットされます
>>四天王を倒した段階で 【召喚士】冴島渉の レベルがⅠ上昇されます
クリア条件;
>>魔王アレイスターを 撃破せよ
>>魔王城に侵入するためには 四天王を撃破しなければなりません
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「おぉっ、勇者よ! 我らの世界のため、魔王アレイスターの討伐をお願いしたい!」
私の目の前で、NPCの王様が高らかにそう宣言した。
NPCと分かるのは、俺が色々と言ったのにも関わらず----すべて同じ反応だったからだ。
「じゃあ入らせてもらいますね~」
「おぉっ、勇者よ! 我らの世界のため、魔王アレイスターの討伐をお願いしたい!」
「3足す3は、いくつでしょう?」
「おぉっ、勇者よ! 我らの世界のため、魔王アレイスターの討伐をお願いしたい!」
「隣の塀に囲いが出来たって、へぇ~」
「おぉっ、勇者よ! 我らの世界のため、魔王アレイスターの討伐をお願いしたい!」
最後の方とか、言ってた俺の方が照れてしまったよ。
----ともあれ、やって来ました【召喚士のダンジョン】。
「うん、レベルⅠになってるな」
俺は、自身の【召喚士】としてのレベルがⅠになっている事を再認識。
このダンジョンの特性とは言え、頑張ってレベルⅧまで上げたのに、レベルⅠになっているのは流石に凹む。
レベルⅨになるために必要な試練だし、ダンジョンから出れば元のレベルに戻るとは言え、ちょっとばかりダメージがある。精神的に。
このダンジョンの攻略方法は、1つだけ。
四天王が住む塔を攻略し、魔王城のバリアを解き、魔王アレイスターを倒す。それだけ。
他に四天王を1人も倒さずにバリアを突破するとか、そういった裏技は存在しない。ただ倒すだけだ。
----問題は、人選。
俺の召喚獣は、ほとんど召喚できなくなってしまっている。
まず、雪ん子。この娘は俺が一番最初に召喚した召喚獣だから、問題なく召喚できる。
続いて、ファイント。【召喚 レベルアップ可能】のスキルレベルⅡの時に取得した【聖霊型召喚】の際に召喚したので、問題ない。
問題はその後。
ココア。ココアは【召喚士】レベルⅡで取得した【黄金召喚】によって召喚した召喚獣。
マルガリータ。【召喚士】レベルⅢで取得した【融合召喚】によって召喚した召喚獣。
ヘミングウェイ。【召喚士】レベルⅤで取得した【合一召喚】によって召喚した召喚獣。
これら3人の召喚獣は、そもそも現時点では召喚できない。
召喚できるとしたら、雪ん子か、それかファイントかの話になる。
「(だけど、2人ともそもそもレベルⅠの状態では、そんなに強くはないんだよなぁ~)」
2人とも、現時点ではうちのエース級の存在ではあるが、レベルⅠの状態の際はそんなに強くはなかったんだよ。
雪ん子はあくまでも見た目が良いからという理由で選んでたし、ファイントに至っては初期状態は【青魔導士】という他の相手の魔法を覚えることが前提だった。
レベルⅠになるのは、俺だけではなく、召喚された召喚獣も対象であった。
身体の使い方とかは覚えていると思うけど、それでも2人とも即戦力とはならないだろう。
「攻略しなければならないのは、四天王の塔の4つ。俺のレベルアップのタイミングは、【四天王を倒した段階でレベルⅠ上昇】という事か」
つまり、ココアは2つ目の塔から、マルガリータは3つ目の塔から、最後のヘミングウェイに至っては魔王城からしか一緒に戦えないという事だ。
そして四天王は全員、レベルⅤ以上の強敵。魔王に至ってはレベルⅧクラスという。
----難易度、本当にあってる?
まぁ、世界を救うのならば、これくらいの苦難を乗り越えて見せろという事なのだろうか。
風の塔ブリトマート。妖精を従え、妖精と共にある女騎士。
水の塔カシンコシ。死者を蘇らすほどの妖術を使う、妖術師にして忍者。
火の塔ナタ。下界に落ちた宝珠を書くとして生み出された、人工生命体。
土の塔イヴァン。皇帝でありながら、恐怖の化身とも呼べる怪物。
「カシンコシとか、なんか漫画で見たことがある気がする」
要するに、この世界の四天王は、こちらの世界の伝承を基に、四天王として作られた存在という訳ね。
魔王のアレイスターって名前も、なんか聞いたことがあるし。
重要なのは、どの塔から攻略しようかとかではなく、どうやって攻略しようかである。
「今更、レベルⅠの時に使える召喚獣を探して使うのは現実的ではない。雪ん子とファイント、その2人をレベルⅠの状態で、どうやって使えるかだ」
大事なのは、いかに効率よくレベルアップするか。
ルールとして明記されていない以上、俺が召喚する召喚獣は、普通に塔の魔物を倒して行けば成長するのだろう。
----さて、どう対処しようか。
そう考えている時、俺は1つのアイデアを思い付いた。
これを使えば、もしかすると俺が最初に召喚した時よりも、強い状態で召喚できるのではないか、と。
(※)四天王
【召喚士のダンジョン】にて、魔王城を守護する4つのバリアを守っている幹部。それぞれ、地球に伝わる伝承の登場人物をモデルにしている
ブリトマートは、イングランドの詩人エドマンド・スペンサーの代表作『妖精の女王』に登場する、ブリトマートをモデルにしたとされている。美しい女騎士であるが、全身を鎧兜で覆っている
カシンコシは、室町時代に存在したとされる妖術師、または忍者ともいわれている、果心居士をモデルにしたとされている。織田信長や徳川家康などに仕官を願い出るも、法力や妖術など様々な術を披露したと言われている
ナタは、中国の明代の小説『封神演義』でも語られる、哪吒をモデルにしているとされている。元々は底知れない神力を宿していたが、蓮の花と葉によって人形として復活したと言われている
イヴァンは、ロシア史上最大の暴君として名が知られた、イヴァン皇帝をモデルにしているとされている。かの皇帝は「雷帝」というあだ名がつく程、強力にして冷酷な人物であったと伝わっている
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