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第二十六章
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朝の学園で、レパトロワは二人が揃って歩く姿を見つけた。
レジナルドの横にはプリムローズがいて、二人は器用なことに、互いの肘が触れるかな、どうかな、というスレスレの距離を保って並び歩いていた。
それならいっそのこと手を繋いでしまったほうが、よほど歩きやすいだろう。だがここは公の場であり、二人はどれほど親しくても婚約者ではない。
レパトロワとレジナルドの婚約が破談になったことは、翌日にはもう広く知れ渡っていた。
誰が言ったか言わないか、そんなことは探すだけ無駄だと思った。
破談はすでに決まったことで、レジナルドとの関係は終わっている。いずれ知られることが早いか遅いかの差でしかない。
それに、ここ最近のレジナルドとプリムローズの親密さは、もう学園ではすっかり噂になっていたことで、中には「おはよう」の挨拶のあとに「さっぱりなさったのではなくて?」と、不毛な婚約関係から解放されたことを労うような友人もいた。
暫くは人の噂や視線が気になるだろうと覚悟をしていたが、案外と平和なものだった。それくらい、レジナルドとの関係が終わりを迎えることを周囲が予想していたのだろう。
あれから数日経っているが、廊下を並び歩く二人の姿に、レパトロワは思った以上になにも感じなかった。考えてみれば、それは以前と変わらない光景だった。
それで傷つくということもなく、今はひと山越えたような安堵に似た気持ちがある。
レジナルドにとっても、これで良かったのだろう。彼は親が決めた婚約者より望む令嬢に出会えた。それが婚約者の従姉妹であったから、更に面倒なことになってしまった。
お陰で、父と兄からとっちめられて、レジナルドはあの席で若干涙目になっていた。
レジナルドが涙目になったのは、実際には、レパトロワから汚い不潔だこっちを見るな、虫でも触ってろと罵倒されたからなのだが、そのあたりのことをレパトロワは忘れている。
自分がレジナルドに与える影響など、パン屑ほどもないものと思い込んでいる。
レパトロワは令嬢の中では長身で足が長い。そのため、姿勢よく歩くだけで早足になる。その調子でこのまま歩いてしまうなら、すぐに目の前の二人に追いついてしまう。
プリムローズはきっと、レジナルドとの破談もなにも考えず、「レパトロワ、おはよう!」なんて言うだろう。流石に今は勘弁願いたい。
レパトロワは、そのまますぐ手間に見えた階段を上がることにした。二階の廊下を歩いて奥の階段を降りれば、レパトロワの教室の前に出る。
そんな面倒な迂回をしてまで二人に気を遣うことは、なんだが馬鹿馬鹿しくもある。
だが、今レパトロワの心は弾んでいたから、それくらいなんともないことだった。
アランから贈られた深紅のドレスは美しかった。
目覚めるとすぐに、トルソーに飾ったドレスが目に入った。それは起きた瞬間に、視線がドレスを探したからなのだが、朝の日射しを浴びる深紅のドレスは気品に溢れて、それだけで鑑賞に値するものだった。
今もレパトロワは思い出していた。
目を閉じれば瞼の裏に美しいドレスが浮かぶようである。
あの手触り、あの発色、そしてあの腰回りが膨むシルエット。
真っ赤なドレスを着る日が訪れるなんて。そう思うだけで胸の奥に仕舞い込んだ感情が揺さぶられる。
誰にも知られることなく、レパトロワの胸の奥底に仕舞った筈の感情が、閉じ込めた蓋を開けようとしていた。
駄目よ、勘違いをしては。
レパトロワは、どれほど浮かれていても、そこだけは間違えない。
父は、アランの父であるハーリントン侯爵の部下で、その父の今現在の部下は兄とアランである。
ハーリントン侯爵家とカニング伯爵家の結束は固く、そうであるなら年頃も合うアランとの婚約話が持ち上がっても不思議ではなかったろう。
だが実際は、そうならなかったし打診すら受けることはなかった。
レパトロワは、聖夜の晩餐に招かれてあんな素晴らしいドレスを贈られていても、それは幼馴染か妹のような扱いなのだと心した。
その日の夕方、レパトロワは邸に帰る前に寄り道をした。
少し前から、街も通りの家々も聖夜の飾りをドアや門扉に施して、窓辺まで賑やかになっていた。チラチラと赤や緑の色が覗いて見えて、庭木にまで鮮やかな飾りつけがされている。
それは、幼い頃のわくわくした聖夜の記憶を蘇えらせて、無性に聖夜に因んだ物語を読みたくなってしまった。
童話でも小説でも、なんでも構わなかった。大きくなってから読む童話には、幼子ではわからない味わいがある。それは大抵、切なく胸に余韻を残して、物語が本当は大人の心を慰めるために書かれたものなのだと気づくのである。
その日は朝から御者には、街に寄りたいと頼んでいた。メイベルを連れて行こうかと思ったが、学園からそのまま寄り道することにした。
馬車は書店の前でレパトロワを降ろすと、辺りをぐるりと回ってから同じ場所に戻ることになっていた。
この時期は、通りはどこも混雑していて、長い時間の停車は無理だった。
「ごゆっくりなさってくださいませ。二、三周この辺を回ってから戻って参ります」
御者がそう言ってくれるのも、婚約が破談となったレパトロワに少しでも気分転換をしてほしいと気遣ってくれてのことだろう。
レパトロワはダメージゼロであったが、その言葉には甘えることにした。
入口からでもわかる賑わう店内は、扉を開けた瞬間に特有の紙の匂いが鼻に届いて、さざめくざわめきにも胸が弾んだ。
久しぶりに書店に来たから、先ずは本棚を眺めてから、お目当てのものを探そうか。そう思ったところで、目の前に聖夜の物語を集めた特集コーナーが見えた。面出しされている絵本や小説が気になって、そちらから見てみたいと思った。
絵本も良いが、小説も良いだろう。寝台にうつ伏せになって物語に没頭するのも悪くない。
ランプのオイルの無駄遣いに微かな罪悪感を抱きながら、静寂に包まれて、揺れるランプの灯りに照らされる文字を追って物語を読む。
それは至極のひとときだろう。
落ち着いた装丁がかえって目を引いて、レパトロワは小振りな小説らしき本を一冊手に取った。至ってシンプルな、装丁画もない無地の書籍は上質の布張りだった。燻したような金文字で『聖夜の物語』と箔押しがされている。
聖夜のために書かれた本は、きっと大人のための物語なのだろう。どんな内容なのかと本を開き、1ページ目を捲ったその時に、
「レパトロワ嬢?」
背後から声をかけられた。少しだけ低いその声には、聞き覚えがあった。
反射的に振り返ったところで目にしたのは、レパトロワのよく知る人物だった。
「ああ、やっぱりレパトロワ嬢だ。すみません行き成り声なんてかけてしまって」
そう言って、青年は申し訳なさそうに笑みを浮かべた。
鉛が混ざったようなくすみのある金の髪。薄い翠の瞳は兄と同じ色である。
「いいえ、お気になさらないでくださいませ。ご機嫌よう、テレンス様」
テレンス・キャンベル・ルフィールド。
レジナルドの一つ年下の弟だった。
レジナルドの横にはプリムローズがいて、二人は器用なことに、互いの肘が触れるかな、どうかな、というスレスレの距離を保って並び歩いていた。
それならいっそのこと手を繋いでしまったほうが、よほど歩きやすいだろう。だがここは公の場であり、二人はどれほど親しくても婚約者ではない。
レパトロワとレジナルドの婚約が破談になったことは、翌日にはもう広く知れ渡っていた。
誰が言ったか言わないか、そんなことは探すだけ無駄だと思った。
破談はすでに決まったことで、レジナルドとの関係は終わっている。いずれ知られることが早いか遅いかの差でしかない。
それに、ここ最近のレジナルドとプリムローズの親密さは、もう学園ではすっかり噂になっていたことで、中には「おはよう」の挨拶のあとに「さっぱりなさったのではなくて?」と、不毛な婚約関係から解放されたことを労うような友人もいた。
暫くは人の噂や視線が気になるだろうと覚悟をしていたが、案外と平和なものだった。それくらい、レジナルドとの関係が終わりを迎えることを周囲が予想していたのだろう。
あれから数日経っているが、廊下を並び歩く二人の姿に、レパトロワは思った以上になにも感じなかった。考えてみれば、それは以前と変わらない光景だった。
それで傷つくということもなく、今はひと山越えたような安堵に似た気持ちがある。
レジナルドにとっても、これで良かったのだろう。彼は親が決めた婚約者より望む令嬢に出会えた。それが婚約者の従姉妹であったから、更に面倒なことになってしまった。
お陰で、父と兄からとっちめられて、レジナルドはあの席で若干涙目になっていた。
レジナルドが涙目になったのは、実際には、レパトロワから汚い不潔だこっちを見るな、虫でも触ってろと罵倒されたからなのだが、そのあたりのことをレパトロワは忘れている。
自分がレジナルドに与える影響など、パン屑ほどもないものと思い込んでいる。
レパトロワは令嬢の中では長身で足が長い。そのため、姿勢よく歩くだけで早足になる。その調子でこのまま歩いてしまうなら、すぐに目の前の二人に追いついてしまう。
プリムローズはきっと、レジナルドとの破談もなにも考えず、「レパトロワ、おはよう!」なんて言うだろう。流石に今は勘弁願いたい。
レパトロワは、そのまますぐ手間に見えた階段を上がることにした。二階の廊下を歩いて奥の階段を降りれば、レパトロワの教室の前に出る。
そんな面倒な迂回をしてまで二人に気を遣うことは、なんだが馬鹿馬鹿しくもある。
だが、今レパトロワの心は弾んでいたから、それくらいなんともないことだった。
アランから贈られた深紅のドレスは美しかった。
目覚めるとすぐに、トルソーに飾ったドレスが目に入った。それは起きた瞬間に、視線がドレスを探したからなのだが、朝の日射しを浴びる深紅のドレスは気品に溢れて、それだけで鑑賞に値するものだった。
今もレパトロワは思い出していた。
目を閉じれば瞼の裏に美しいドレスが浮かぶようである。
あの手触り、あの発色、そしてあの腰回りが膨むシルエット。
真っ赤なドレスを着る日が訪れるなんて。そう思うだけで胸の奥に仕舞い込んだ感情が揺さぶられる。
誰にも知られることなく、レパトロワの胸の奥底に仕舞った筈の感情が、閉じ込めた蓋を開けようとしていた。
駄目よ、勘違いをしては。
レパトロワは、どれほど浮かれていても、そこだけは間違えない。
父は、アランの父であるハーリントン侯爵の部下で、その父の今現在の部下は兄とアランである。
ハーリントン侯爵家とカニング伯爵家の結束は固く、そうであるなら年頃も合うアランとの婚約話が持ち上がっても不思議ではなかったろう。
だが実際は、そうならなかったし打診すら受けることはなかった。
レパトロワは、聖夜の晩餐に招かれてあんな素晴らしいドレスを贈られていても、それは幼馴染か妹のような扱いなのだと心した。
その日の夕方、レパトロワは邸に帰る前に寄り道をした。
少し前から、街も通りの家々も聖夜の飾りをドアや門扉に施して、窓辺まで賑やかになっていた。チラチラと赤や緑の色が覗いて見えて、庭木にまで鮮やかな飾りつけがされている。
それは、幼い頃のわくわくした聖夜の記憶を蘇えらせて、無性に聖夜に因んだ物語を読みたくなってしまった。
童話でも小説でも、なんでも構わなかった。大きくなってから読む童話には、幼子ではわからない味わいがある。それは大抵、切なく胸に余韻を残して、物語が本当は大人の心を慰めるために書かれたものなのだと気づくのである。
その日は朝から御者には、街に寄りたいと頼んでいた。メイベルを連れて行こうかと思ったが、学園からそのまま寄り道することにした。
馬車は書店の前でレパトロワを降ろすと、辺りをぐるりと回ってから同じ場所に戻ることになっていた。
この時期は、通りはどこも混雑していて、長い時間の停車は無理だった。
「ごゆっくりなさってくださいませ。二、三周この辺を回ってから戻って参ります」
御者がそう言ってくれるのも、婚約が破談となったレパトロワに少しでも気分転換をしてほしいと気遣ってくれてのことだろう。
レパトロワはダメージゼロであったが、その言葉には甘えることにした。
入口からでもわかる賑わう店内は、扉を開けた瞬間に特有の紙の匂いが鼻に届いて、さざめくざわめきにも胸が弾んだ。
久しぶりに書店に来たから、先ずは本棚を眺めてから、お目当てのものを探そうか。そう思ったところで、目の前に聖夜の物語を集めた特集コーナーが見えた。面出しされている絵本や小説が気になって、そちらから見てみたいと思った。
絵本も良いが、小説も良いだろう。寝台にうつ伏せになって物語に没頭するのも悪くない。
ランプのオイルの無駄遣いに微かな罪悪感を抱きながら、静寂に包まれて、揺れるランプの灯りに照らされる文字を追って物語を読む。
それは至極のひとときだろう。
落ち着いた装丁がかえって目を引いて、レパトロワは小振りな小説らしき本を一冊手に取った。至ってシンプルな、装丁画もない無地の書籍は上質の布張りだった。燻したような金文字で『聖夜の物語』と箔押しがされている。
聖夜のために書かれた本は、きっと大人のための物語なのだろう。どんな内容なのかと本を開き、1ページ目を捲ったその時に、
「レパトロワ嬢?」
背後から声をかけられた。少しだけ低いその声には、聞き覚えがあった。
反射的に振り返ったところで目にしたのは、レパトロワのよく知る人物だった。
「ああ、やっぱりレパトロワ嬢だ。すみません行き成り声なんてかけてしまって」
そう言って、青年は申し訳なさそうに笑みを浮かべた。
鉛が混ざったようなくすみのある金の髪。薄い翠の瞳は兄と同じ色である。
「いいえ、お気になさらないでくださいませ。ご機嫌よう、テレンス様」
テレンス・キャンベル・ルフィールド。
レジナルドの一つ年下の弟だった。
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