星の輝くこの夜に

Aruje

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向かう先は

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私はソフィアに聞いてみた。

「取り敢えず人の居るところに行きたいのだけれど」

「ここら辺は魔獣は多いのか?」

そう私が聞くとソフィアは。

「確かここら辺は魔の森って呼ばれてる」

「今まで魔獣や魔物に会わなかった運が良かっただけだと思う」

「でも此所から半日位西に歩くと街があるから」

「そこに向かうのが良いと思う」

そして少し済まなそうに私にこう聞いてきた。

「私の乗っていた馬車に一回戻っても良い?」

それに対し私は。

「あぁ、それは構わないが…理由は聞かない方が良いか?」

私がそう聞くと。

「えぇ、それと出来れば回りを見ていて欲しいの」

「多分乗っていた人は私意外に生きてないと思うから」

そうソフィアは言い顔に影を落とす、

その話を聞き私は一つ彼女に言っておこうと思った。

「私は魔獣か魔物が来ないか見ているから」

「どんな格好の者が死んでいようと知らない」

「だが何か手伝って欲しい事があったら言ってくれて構わない」

「今、私は唯の君の用心棒だからね」

そう私が言うとソフィアは小さくありがとう、と言った。

「着いてきて、こっちにある」

ソフィアはそう言い、暗い森の中へ進んでいこうとした、

それを見て私は第一階位の魔法で光源を作り、

彼女の回りに飛ばす。

それに対して彼女はもう一度ありがとう、と言うと。

また歩き始め、

私もその後を追いかけていった。






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