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その強さ
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チュンチュンと、鳥の鳴き声がする。
「うっ…朝か…にしても、昨日は変な夢を見たなぁ。」
なんだったんだろ?あれ。
心的障害でもあんのかな俺…
「ふぁーぁっ」
んなことどーでもいっか。
と、そう思い顔を洗いに行く。
洗面台に着いた。
そこで、バシャバシャと顔を洗う。
「ふぅ」
タオルで顔を拭こう、そう思った時だった。
「ん?」
なん…だ?
この黒い手袋は?
…ま、まさかッ!
「あれっ…て、現実…かよぉ」
夢であってほしかったが、しかしなぁ。
この手袋があると、どうにもあれは現実だっように思う。
そもそもあのリアリティ。
現実じゃないという方がおかしいくらいなんだ。
「んー、だけどなんで腹の傷が無いんだ?」
昨日受けた傷。
腹に裂傷を受けたはずだが、全くもって、その片鱗もない。
もしかして、治ったのか?
布団に戻ると、枕元に銃と腕輪が置いてあった。
「えー」
どうしよう。
そもそも、あの化け物は一体なんなんだ?
宇宙人か?或いは未確認生物とか?
この手袋のはっきりとした力も分からないし、どういう構造なのか。
あと銃の事もよくしらないしなぁ。
腕輪…は、どうでもいっか。うん。
「今日は学校休むか…」
とりあえず、実験をしよう。
これらの道具の使用法を解明することから始めるか。
「でもなぁ。」
実験するったって、どこでするのか。
近所は…やばいだろ。
この部屋…も、ないな。
うーん。
「あっ」
そういや、近くに河川があったな。
人もほぼ居ないし。
そこで実験をするか。
_____________
河川に到着した。
まずは、何から試すか。
「あ」
そういえば、ボタンがどうとか言ってたな。
左手の手袋を外してみる。
スポッ
「あり?」
昨日はあんなにガッチガチだったのに、なんでこんなに当たり前のように抜けるんだ?
これも謎だな。
まぁ、とりあえず押してみよう。
ポチッ
『銃が強化されました』
とは言うものの、銃に何も起こっていない。
…そんだけ?
えー。
まぁ、いっか。
手袋をはめ直す。
そういや、なんであそこに俺以外にも人がいたんだろうか。
色々憶測をたててみる。
多分あれって、デスゲーム的なものなんじゃないか、って俺は思うんだけどなぁ。
例えば、ゲームマスターが特定の敵を出現させて、一般市民にそれと対抗できる武器を授ける。
そして討伐できたら帰してもらう。
「んー」
自分で考えといてなんだが、全然信じられないな。
そもそもなんで俺が選ばれたんだよ。
ランダム?
しかも何故二人?
そればっかりは考えても分からない。
他だ。他。
俺は白い腕輪に目を落とす。
そこには残り五日、と書いてあった。
「残り五日…か」
多分、あのデスゲーム的なミッションがあるまでの期間の事だろう。
たったの五日。
とても短く感じる。
次またアレがあると考えなければ。
そう。次もああいう風になるのであれば、自分が今どれくらい、何が出来るかを把握しなければならない。
まずは、身体能力からだ。
「跳躍っ!」
と、言いながら真っ直ぐに飛ぶと、数メートル体が浮き上がる。
「すっげぇ!」
テンション上がるなぁ!これ。
次は、大体100m走。
目測だけど、100よりあると思うくらいだ。しかも足場は石だらけ。
条件はあまり良くないが。
タイマーを手に取る。
レディー
カチッ
ドンッ!!
キィィィンー、と胸の辺りが丸く青白く光る。
ピッ
『2秒41』
「はっっえぇ!」
100mが2秒?
50mで1秒ってことだろ…ってことは…
秒速50m?
分速3km?
時速180km!?
すげぇ!
すげぇよ!この手袋!
「よし」
本当に手袋のおかげか分からなかったので、手袋を脱いで、もう一度100mを走る。
レディ
カチッ
「おぉぉお!!」
14秒89
「ハァッハアッ」
手袋つけてる時より疲れるな。
しかもふつー。
てか遅い位か。
まぁ、あまり運動は出来る方では無いしな。
次は、腕力だ。
河原の石ころを拾う。
それを思いっきり握り、握力を。
大きい石を殴って腕力を。
それぞれ見ていこう。
テキトーに、近くの石を拾う。
そしてー
「ふんぬっ」
軽く握ってみるとー
「あり?」
全然壊れてないや。
本気でやってみる。
キィィィンー
と再び腹の辺りに丸い円ができる。
「どれどれ…おっ!?」
そこには、粉々になった石があった。
なるほど。
あのキィィィンーという音がなると、より力が出るのか。
しかも体力も殆ど減らないようだしな。
次は、大きめの石を殴ってみる。
キィィィンー
「ふんっ!」
バコン!と粉々になった。
「つえー」
というか、あの化け物はこれを喰らっても生きてたってことか?
どんな生命力だよ…
他に視力や聴力も試してみたが、どれもすべて上昇していた。
「よし、次は銃だ」
何でも強化されたらしいが、見た目にこれと言った変わりはないなぁ。
「ん」
モニターには、ただ川が映るだけだった。
「あそこだけでしかモニターは使用価値がないっぽいな」
モニターの価値も大分分かったな。
向こうでは必需品。こちらではあまり要らないってところか。
「さてと」
メインの銃の火力はどうだろう?
少しワクワクするなぁ。
川に向かって、撃ってみるか。
カチッ
「ん?」
カチッ
「んん?」
もしかしてこっちでは、全く使えないのか!?
なんだと…
何気にあの真空状態を作り出すこの銃が最強だと思っていたのに…
ただ汎用性で言えば手袋の方が上だな。
火力的には銃だが。
それに腕輪だって、しっかり残り時間を伝えてくれるからな。
あと、腹の傷が治ったのは多分、転移されたからだ。
昨日の夜、寝たと思ったら森にいるなんて普通あり得ない状況だ。
近隣、とりあえずこの町にはそんな森はなかった。
しかも帰還ーといって家に帰っている。
あまりにも変だ。誰かが移動させたとは考えにくい。
おそらく、転移させているのだ。
俺を。
その際に腹の傷まで治ってしまったようだな。
つまり、生きている内にあのターゲット?っぽいのを狩りきれたら、どんな状況だろうが戻れるということだろう。
しかし、何故これらの武装が黒い棺の中に入っていたんだ?
アレを作ったやつがいるのか?
今の状況では殆ど答えがでないな。
また今後、情報を集めていかないと。
因みに手袋の取り外しは、あっちでは行えないが、こっちでは簡単に出来た。
しかし、左手の甲に埋まっているボタンは変わりない。
「あっ」
そういえば、身体能力が向上しているのなら、体も硬いのかな?
ゴン!と近くの鉄柱に頭をぶつけてみるがー
「痛くも痒くもない…」
と言うか鉄柱がへこんでいる。
この武装。
こっちだとめちゃ強いぞ。
明日から、イジメられる事は無いかもな。
この武装さえあれば。
そう思い笑顔が溢れそうになる。
だがしかし、俺はやり返さない。
ただもうやられないために、対処はするが。
やられたらやり返すなんて、考えが稚拙なんだ。
それ相応の罰を与えればそれでいい。
それは、やり返すとのはまた違うのだから。
「俺は…あまり人を傷つけたくないんだ」
平和主義だからな。
「うっ…朝か…にしても、昨日は変な夢を見たなぁ。」
なんだったんだろ?あれ。
心的障害でもあんのかな俺…
「ふぁーぁっ」
んなことどーでもいっか。
と、そう思い顔を洗いに行く。
洗面台に着いた。
そこで、バシャバシャと顔を洗う。
「ふぅ」
タオルで顔を拭こう、そう思った時だった。
「ん?」
なん…だ?
この黒い手袋は?
…ま、まさかッ!
「あれっ…て、現実…かよぉ」
夢であってほしかったが、しかしなぁ。
この手袋があると、どうにもあれは現実だっように思う。
そもそもあのリアリティ。
現実じゃないという方がおかしいくらいなんだ。
「んー、だけどなんで腹の傷が無いんだ?」
昨日受けた傷。
腹に裂傷を受けたはずだが、全くもって、その片鱗もない。
もしかして、治ったのか?
布団に戻ると、枕元に銃と腕輪が置いてあった。
「えー」
どうしよう。
そもそも、あの化け物は一体なんなんだ?
宇宙人か?或いは未確認生物とか?
この手袋のはっきりとした力も分からないし、どういう構造なのか。
あと銃の事もよくしらないしなぁ。
腕輪…は、どうでもいっか。うん。
「今日は学校休むか…」
とりあえず、実験をしよう。
これらの道具の使用法を解明することから始めるか。
「でもなぁ。」
実験するったって、どこでするのか。
近所は…やばいだろ。
この部屋…も、ないな。
うーん。
「あっ」
そういや、近くに河川があったな。
人もほぼ居ないし。
そこで実験をするか。
_____________
河川に到着した。
まずは、何から試すか。
「あ」
そういえば、ボタンがどうとか言ってたな。
左手の手袋を外してみる。
スポッ
「あり?」
昨日はあんなにガッチガチだったのに、なんでこんなに当たり前のように抜けるんだ?
これも謎だな。
まぁ、とりあえず押してみよう。
ポチッ
『銃が強化されました』
とは言うものの、銃に何も起こっていない。
…そんだけ?
えー。
まぁ、いっか。
手袋をはめ直す。
そういや、なんであそこに俺以外にも人がいたんだろうか。
色々憶測をたててみる。
多分あれって、デスゲーム的なものなんじゃないか、って俺は思うんだけどなぁ。
例えば、ゲームマスターが特定の敵を出現させて、一般市民にそれと対抗できる武器を授ける。
そして討伐できたら帰してもらう。
「んー」
自分で考えといてなんだが、全然信じられないな。
そもそもなんで俺が選ばれたんだよ。
ランダム?
しかも何故二人?
そればっかりは考えても分からない。
他だ。他。
俺は白い腕輪に目を落とす。
そこには残り五日、と書いてあった。
「残り五日…か」
多分、あのデスゲーム的なミッションがあるまでの期間の事だろう。
たったの五日。
とても短く感じる。
次またアレがあると考えなければ。
そう。次もああいう風になるのであれば、自分が今どれくらい、何が出来るかを把握しなければならない。
まずは、身体能力からだ。
「跳躍っ!」
と、言いながら真っ直ぐに飛ぶと、数メートル体が浮き上がる。
「すっげぇ!」
テンション上がるなぁ!これ。
次は、大体100m走。
目測だけど、100よりあると思うくらいだ。しかも足場は石だらけ。
条件はあまり良くないが。
タイマーを手に取る。
レディー
カチッ
ドンッ!!
キィィィンー、と胸の辺りが丸く青白く光る。
ピッ
『2秒41』
「はっっえぇ!」
100mが2秒?
50mで1秒ってことだろ…ってことは…
秒速50m?
分速3km?
時速180km!?
すげぇ!
すげぇよ!この手袋!
「よし」
本当に手袋のおかげか分からなかったので、手袋を脱いで、もう一度100mを走る。
レディ
カチッ
「おぉぉお!!」
14秒89
「ハァッハアッ」
手袋つけてる時より疲れるな。
しかもふつー。
てか遅い位か。
まぁ、あまり運動は出来る方では無いしな。
次は、腕力だ。
河原の石ころを拾う。
それを思いっきり握り、握力を。
大きい石を殴って腕力を。
それぞれ見ていこう。
テキトーに、近くの石を拾う。
そしてー
「ふんぬっ」
軽く握ってみるとー
「あり?」
全然壊れてないや。
本気でやってみる。
キィィィンー
と再び腹の辺りに丸い円ができる。
「どれどれ…おっ!?」
そこには、粉々になった石があった。
なるほど。
あのキィィィンーという音がなると、より力が出るのか。
しかも体力も殆ど減らないようだしな。
次は、大きめの石を殴ってみる。
キィィィンー
「ふんっ!」
バコン!と粉々になった。
「つえー」
というか、あの化け物はこれを喰らっても生きてたってことか?
どんな生命力だよ…
他に視力や聴力も試してみたが、どれもすべて上昇していた。
「よし、次は銃だ」
何でも強化されたらしいが、見た目にこれと言った変わりはないなぁ。
「ん」
モニターには、ただ川が映るだけだった。
「あそこだけでしかモニターは使用価値がないっぽいな」
モニターの価値も大分分かったな。
向こうでは必需品。こちらではあまり要らないってところか。
「さてと」
メインの銃の火力はどうだろう?
少しワクワクするなぁ。
川に向かって、撃ってみるか。
カチッ
「ん?」
カチッ
「んん?」
もしかしてこっちでは、全く使えないのか!?
なんだと…
何気にあの真空状態を作り出すこの銃が最強だと思っていたのに…
ただ汎用性で言えば手袋の方が上だな。
火力的には銃だが。
それに腕輪だって、しっかり残り時間を伝えてくれるからな。
あと、腹の傷が治ったのは多分、転移されたからだ。
昨日の夜、寝たと思ったら森にいるなんて普通あり得ない状況だ。
近隣、とりあえずこの町にはそんな森はなかった。
しかも帰還ーといって家に帰っている。
あまりにも変だ。誰かが移動させたとは考えにくい。
おそらく、転移させているのだ。
俺を。
その際に腹の傷まで治ってしまったようだな。
つまり、生きている内にあのターゲット?っぽいのを狩りきれたら、どんな状況だろうが戻れるということだろう。
しかし、何故これらの武装が黒い棺の中に入っていたんだ?
アレを作ったやつがいるのか?
今の状況では殆ど答えがでないな。
また今後、情報を集めていかないと。
因みに手袋の取り外しは、あっちでは行えないが、こっちでは簡単に出来た。
しかし、左手の甲に埋まっているボタンは変わりない。
「あっ」
そういえば、身体能力が向上しているのなら、体も硬いのかな?
ゴン!と近くの鉄柱に頭をぶつけてみるがー
「痛くも痒くもない…」
と言うか鉄柱がへこんでいる。
この武装。
こっちだとめちゃ強いぞ。
明日から、イジメられる事は無いかもな。
この武装さえあれば。
そう思い笑顔が溢れそうになる。
だがしかし、俺はやり返さない。
ただもうやられないために、対処はするが。
やられたらやり返すなんて、考えが稚拙なんだ。
それ相応の罰を与えればそれでいい。
それは、やり返すとのはまた違うのだから。
「俺は…あまり人を傷つけたくないんだ」
平和主義だからな。
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