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こんぶ

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日本編

でんきライオン 4

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「アンネっ!うしろっ!」

「えっえ??え?」

「ふふふっーふふーっ」

ライオンは不気味に笑い、雷を落とした。



「──っは!?」

「っわぁ!」

それはそれは、途轍もない威力だった。


「くそ…アンネ、無事か?」

…ぐしゃりと、何かを踏んだのが分かった。

何だ?

「あっ?え?」

それは、頭だった。

人間の、頭だった。

そしてそれは、アンネの顔をしていた。


「はっ、は?はははっは!ハハハハハハハ!!ハハハハハハハ!!!」

香龍の心に限界が来た。

香龍は、笑いながら泣いていた。

「ハハハハハハハっふふっふっふっふっあっははははははは」

と、涙を流して、大笑いしていた。


そして、急にそれは現れた。

「あっはっはっはっはっ」

香龍の体を囲うように、銃が変形していく。そして、銃がバラバラと解体されていき、パラパラと紙のように薄くなる。

それが、香龍の体を覆うように重なった。

「はっははははは──」

それは、香龍の顔さえ覆った。

ついに、香龍は体中、黒い紙の様な物でぐるぐる巻きにされていた。

そして、その黒い紙は収縮し出す。

香龍の体をコーティングするように。

「…何だ?あれ…」

その見た目は、黒い何かだった。

顔の部分は丸い装甲の様な物で囲われ、両腕には黒光りする装甲が、体中につやつやの装甲がついていた。

そして、それは音を出した。

キュウイイイイイイイと、体中を白く光らせる。

「っ!」

「なんっ?」

ソンとジーが驚く。

そして、その白い光は──


──パァンと散った。

それは、どれほどの光量かは分からないが、しかし日本全土を照らしたと言っても良いほどの光であった。

「っふーっはっー。少し落ち着いたぜ」

そこには黒い装甲に体も顔も包む香龍の姿があった。

香龍は勇ましく歩き出す。

「ぶっ潰す」

─────────────────


香龍の体は今度は青白く光っていた。

装甲と装甲を繋ぐように青白い線が体中に浮き出てくる。

キュウイイイイイイイと機械らしい音もするが──

「ほほっ──」

笑いかけたライオンは、急に消えた。


否。香龍がただ蹴っただけである。


「っーまだまだ行くぜ」

吹っ飛んでいるライオンを今度は地面に叩き付ける。

ラッシュ、ラッシュ、ラッシュ。

飛んでいたライオンは急に地面にめり込む。

地面がどんどん抉れていく。

「ふふふっ」

ライオンだって、やられるだけではない。
対抗もするだろう。

ゴロゴロ、ドォンと


落雷は香龍に直撃──

「しとらんわい!」

バシンと全身の体重を乗せた拳で再びライオンを吹き飛ばす。

「…あれが落雷か。流石に速いな…」

躱せないほどではないが、と付け足し。

「ふふっ、ふふふ」

ライオンは立ち上がる。

「ふふふふふふ」

「…どんな体力だよ…」

流石の香龍でも、これには呆れた。
あれだけの攻撃で、ライオンにはかすり傷程度しかついていない。

「ふっふふふふ」

ライオンはその鉤爪を突き出し、超高速で香龍めがけて乱舞する。が、本来なら触れただけで体が裂けていくだろうその鉤爪を容易に香龍は受け止めた。

「ふふっ?」

「どらぁ!」

顎を撃ち抜くように、ライオンに膝蹴りをする。

「ふぶっ!」

ライオンはドシンと倒れた。

「…」

その時、ライオンの体からビチビチビチと電流が流れる。

それは、どんどん空の方へ伸びていく。

「…っ!?」

そして、そらが真っ白に染まった。

カッ、と、再び閃光が走る。

要するに、ライオンに雷が落ちた。

「最後は自業自得か──」

と、香龍は立ち去ろうとするが──

「…は?」

めのまえには香龍を見下すような姿勢のライオンがいた。

「…」

香龍はとっさに殴りつける──が、

スカッ、スカッ、スカッ。

「あ、」

(当たらない)

「っ!」

絶対に当たるという時は腕で受け止められ、その他は殆ど避けられる。

たまにかするくらいか。

しかし、ライオンは急に速くなったな…力も以前よりあるようだし…

おそらくは、先の落雷と関係があるのだろう。

「っ!」

「っふ」

厄介だ。
とても厄介だ。

どう、どう攻略すればいい?

コイツを、どうやって…

「…ねーよ」


今の香龍には、コイツを攻略するビジョンが全く見えなかった。

それ程までに、絶望的である。

「…」

ガシンガシンガンガンガンと拳と拳が交わる。

右手と左手が火花を散らしてぶつかり、左手と右手がギリッと言いながらぶつかる。

「…!」

今だ、と香龍は目にもとまらぬ速さでライオンの腹を蹴り抜いた。

「ぶぶぷっ!」

ライオンは、着実にダメージを負っていた。


「…見えたかもな、攻略の糸口…」

黒い装甲に包まれながら、香龍は確信を持った口調でそう言った。

香龍の表情は非常に希望に満ちあふれていた。

「さぁ、かかってこい」

香龍はその煌めく両腕をあげ、指をくいくいと動かす。

「ふふっ、ふふふ」

ここに、香龍とライオンとの戦いが始まる。

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