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運命の人
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「神様が天使の力を奪っちゃうよー!」
霞はすみれの胸に顔を擦り付け泣き叫んだ。
「大丈夫、神様は許してくれるって…でも、もう言っちゃっ駄目だよ」
すみれは霞の頭を優しく撫でた。
「ほんと?ほんと?」
霞は目に涙を浮かべたまま、すみれの顔を見上げた。
「本当よ…でも、もう他の人に言っちゃっだめよ」
「…やった!神様ありがとう!もう、誰にも言わないからね!」
霞は天井を見上げ、神が居るであろう場所を見て喜んだ。
「霞ちゃん天使なんだね!」
小羽は興奮しながら、すみれに抱き付く霞に近付いた。
「……」
霞は黙ったまま、すみれの顔をみた。
すみれはにこやかに頷いた。
「小羽君には教えてもいいわよ」
霞の顔に笑顔が広がった。
「やった!小羽君!小羽君!霞は天使なんだよ!でも、誰にも言っちゃ駄目だよ!しーだよ!しー!」
霞は突き立てた人差し指を自分の唇に当てた。
「凄い!うん!誰にも言わないよ!天使って何ができるの!?空飛べるの!?」
小羽は興奮しながら、憧れの眼差しを霞にぶつけた。
「空は飛べないよ!ダウジングができるの!」
霞はそう言うと、小羽の手を掴み、テーブルの前の椅子に座らせた。
テーブルの上には、先程使った平仮名が書かれた紙が広げられている。
小羽は紙を見詰め首を傾げた。
「これなーに?」
「ダウジングで使うの。ママ、ダウジングしていい?」
霞は笑顔ですみれの方に振り返った。
「いいわよ。はい」
すみれは首に掛けている、クリスタルの振り子を霞に手渡した。
「やった!ありがとう!じゃあ、やるよ!」
椅子に座った霞は、クリスタルの振り子を平仮名が書かれている紙の上に垂らした。
何が始まるのか分からない小羽は、黙ったまま霞を見詰めた。
「霞の運命の人はだーれ?」
霞のその質問に、すみれは苦笑した。
平仮名を辿るように、霞はゆっくりと振り子を動かした。
振り子が大きな円を描いた。
「…し」
平仮名を読み上げた霞は、『あ』の上に振り子を戻し、再び文字をなぞるように動かした。
振り子がまた、大きな円を描いた。
「…の」
霞が文字を読み上げた。この作業を繰り返し、振り子は最後の文字に行き着き、回らずに素通りした。
「しのはらけ…んた…しのはらけんた君!霞の運命の人は、しのはらけんた君!」
霞は興奮している様子だ。
小羽は口をぽかーんと開けて、はしゃぐ霞を見詰めている。霞が何をやっていたのか理解できなかったが、その姿に神秘的なものを感じ、呆気に取られているのだ。
「小羽君?小羽君?おーい、小羽君。霞の運命の人は、しのはらけんた君って言うんだよ」
「…えっ?…運命の人ってなーに?」
小羽は漸く気付いた。
「運命の人っていうのはね、結婚する人の事だよ。霞は、しのはらけんた君と結婚するんだよ」
霞は照れたように頬を赤らめた。
「えっ!?霞ちゃんは、僕と結婚するんだよ!駄目だよ!」
小羽は泣きそうな顔をして叫んだ。
「小羽君とも結婚するよ。でも、しのはらけんた君とも結婚するんだよ」
結婚の定義をいまいち理解していない霞は、小羽とも結婚する気だ。
「それなら、大丈夫だね」
小羽は霞と結婚出来る事を知り、胸を撫で下ろした。
霞はすみれの胸に顔を擦り付け泣き叫んだ。
「大丈夫、神様は許してくれるって…でも、もう言っちゃっ駄目だよ」
すみれは霞の頭を優しく撫でた。
「ほんと?ほんと?」
霞は目に涙を浮かべたまま、すみれの顔を見上げた。
「本当よ…でも、もう他の人に言っちゃっだめよ」
「…やった!神様ありがとう!もう、誰にも言わないからね!」
霞は天井を見上げ、神が居るであろう場所を見て喜んだ。
「霞ちゃん天使なんだね!」
小羽は興奮しながら、すみれに抱き付く霞に近付いた。
「……」
霞は黙ったまま、すみれの顔をみた。
すみれはにこやかに頷いた。
「小羽君には教えてもいいわよ」
霞の顔に笑顔が広がった。
「やった!小羽君!小羽君!霞は天使なんだよ!でも、誰にも言っちゃ駄目だよ!しーだよ!しー!」
霞は突き立てた人差し指を自分の唇に当てた。
「凄い!うん!誰にも言わないよ!天使って何ができるの!?空飛べるの!?」
小羽は興奮しながら、憧れの眼差しを霞にぶつけた。
「空は飛べないよ!ダウジングができるの!」
霞はそう言うと、小羽の手を掴み、テーブルの前の椅子に座らせた。
テーブルの上には、先程使った平仮名が書かれた紙が広げられている。
小羽は紙を見詰め首を傾げた。
「これなーに?」
「ダウジングで使うの。ママ、ダウジングしていい?」
霞は笑顔ですみれの方に振り返った。
「いいわよ。はい」
すみれは首に掛けている、クリスタルの振り子を霞に手渡した。
「やった!ありがとう!じゃあ、やるよ!」
椅子に座った霞は、クリスタルの振り子を平仮名が書かれている紙の上に垂らした。
何が始まるのか分からない小羽は、黙ったまま霞を見詰めた。
「霞の運命の人はだーれ?」
霞のその質問に、すみれは苦笑した。
平仮名を辿るように、霞はゆっくりと振り子を動かした。
振り子が大きな円を描いた。
「…し」
平仮名を読み上げた霞は、『あ』の上に振り子を戻し、再び文字をなぞるように動かした。
振り子がまた、大きな円を描いた。
「…の」
霞が文字を読み上げた。この作業を繰り返し、振り子は最後の文字に行き着き、回らずに素通りした。
「しのはらけ…んた…しのはらけんた君!霞の運命の人は、しのはらけんた君!」
霞は興奮している様子だ。
小羽は口をぽかーんと開けて、はしゃぐ霞を見詰めている。霞が何をやっていたのか理解できなかったが、その姿に神秘的なものを感じ、呆気に取られているのだ。
「小羽君?小羽君?おーい、小羽君。霞の運命の人は、しのはらけんた君って言うんだよ」
「…えっ?…運命の人ってなーに?」
小羽は漸く気付いた。
「運命の人っていうのはね、結婚する人の事だよ。霞は、しのはらけんた君と結婚するんだよ」
霞は照れたように頬を赤らめた。
「えっ!?霞ちゃんは、僕と結婚するんだよ!駄目だよ!」
小羽は泣きそうな顔をして叫んだ。
「小羽君とも結婚するよ。でも、しのはらけんた君とも結婚するんだよ」
結婚の定義をいまいち理解していない霞は、小羽とも結婚する気だ。
「それなら、大丈夫だね」
小羽は霞と結婚出来る事を知り、胸を撫で下ろした。
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