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二人
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飯島はテーブルに置かれたティーカップの数を確認して呟いた。
「…七個あるな…最低でもこの家には、七人は居たという事だな」
山口は静かに頷いた。
「…まだ、この家に居るんですかね?」
「…分からん…他の部屋を探すぞ」
山口の問い掛けに飯島が答えると、二人は部屋を出て行った。
廊下に捜査員の一人が立っていた。捜査員が立つ前のドアは開いている。部屋の中を他の捜査員が調べているのだろう。
山口と飯島は廊下に立つ捜査員に合図を送ると、廊下の先を進んだ。ここから先は、まだ調べてはいない筈だ。調べ終わった部屋は、ドアを開いたままにしておく事になっている。
開いていないドアの前で立ち止まった山口と飯島は、先程の部屋と同じように、ドアを挟んで壁を背にした。
飯島がドアを開けた。山口が拳銃を構えたまま、部屋の様子を伺った。直ぐに気付いた山口が叫んだ。
「手を上げろ!」
山口の握る拳銃の銃口は、一人の人間に向けられている。ドアに背中を向け、椅子に座っている為、歳は分からないが、後ろ姿で男だという事が分かる。
男は微動だにしていない。
「警察だ!手を上げろ!」
山口の言葉に、男は何の反応も示さない。
明らかな異変。山口は拳銃を構えたまま、部屋の中に足を踏み入れた。
部屋の中は本で溢れかえっている。書斎なのかもしれない。
山口はゆっくりと男に近付いている。飯島は部屋の外から、拳銃の銃口を男に向けている。
山口が立ち止まった。男と少し距離がある。飛び付いてきても、反応できる距離だ。
「ゆっくり手を上げて、こちらを向け」
しかし、男は背を向けたまま、ぴくりとも動かない。
「…七個あるな…最低でもこの家には、七人は居たという事だな」
山口は静かに頷いた。
「…まだ、この家に居るんですかね?」
「…分からん…他の部屋を探すぞ」
山口の問い掛けに飯島が答えると、二人は部屋を出て行った。
廊下に捜査員の一人が立っていた。捜査員が立つ前のドアは開いている。部屋の中を他の捜査員が調べているのだろう。
山口と飯島は廊下に立つ捜査員に合図を送ると、廊下の先を進んだ。ここから先は、まだ調べてはいない筈だ。調べ終わった部屋は、ドアを開いたままにしておく事になっている。
開いていないドアの前で立ち止まった山口と飯島は、先程の部屋と同じように、ドアを挟んで壁を背にした。
飯島がドアを開けた。山口が拳銃を構えたまま、部屋の様子を伺った。直ぐに気付いた山口が叫んだ。
「手を上げろ!」
山口の握る拳銃の銃口は、一人の人間に向けられている。ドアに背中を向け、椅子に座っている為、歳は分からないが、後ろ姿で男だという事が分かる。
男は微動だにしていない。
「警察だ!手を上げろ!」
山口の言葉に、男は何の反応も示さない。
明らかな異変。山口は拳銃を構えたまま、部屋の中に足を踏み入れた。
部屋の中は本で溢れかえっている。書斎なのかもしれない。
山口はゆっくりと男に近付いている。飯島は部屋の外から、拳銃の銃口を男に向けている。
山口が立ち止まった。男と少し距離がある。飛び付いてきても、反応できる距離だ。
「ゆっくり手を上げて、こちらを向け」
しかし、男は背を向けたまま、ぴくりとも動かない。
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