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自分
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「彼にとって、約束ノートに書いた約束は、守らなければいけない、絶対的なものでした…彼が幼い時に犯した事件を知らないんですか?」
姿勢を正した健太が問い掛けた。
「事件?速水が十歳の時に、同級生を殺害した事件ですね…殺害動機は、約束ノートに書いたから…当時は確かに約束ノートに洗脳されていたかも知れませんが、大人になった速水にとって、約束ノートは、ただのノートにすぎないんじゃないですか?」
田宮は腕を組み、厳つい顔を更に厳つくしている。
「…ガチャ」
ドアが開き、利根川が戻ってきた。
「居たか?」
視線を利根川に合わせ、田宮が尋ねた。
「今、別の部屋に待機してもらってます」
「そうか…篠原さん、少しこの部屋で待っていてください」
利根川は健太を一瞥すると、真剣な眼差しで田宮を見詰めた。
「…田宮さん、篠原さんも同席してもらいましょう」
「何言ってんだ?…一般人を捜査に動向させられないのは、お前も分かってるんだろ?」
田宮は声を荒げないものの、鋭い目付きで利根川を叱り付けた。
「…責任は俺が取ります」
「…好きにしろ、俺は知らないからな」
田宮は利根川の真剣な眼差しに気圧されたのか、責任を利根川に一任する形で承認した。
田宮とのやり取りを黙って見ていた健太に、利根川が言った。
「篠原さん、付いて来てください」
「…はい」
健太は利根川達の後を俯きながら付いて行っている。
「新垣さん、お待たせしました」
霞が待つ部屋のドアを開け、利根川は静かに頷いた。
この部屋は、普段は会議等で使われる部屋とあって、先程の部屋より遥かに広い。その広い部屋の中に置かれた、多くの長机の一つに、霞が座っていた。
「……」
霞は表情を強ばらせ、部屋に入って来た利根川を見詰め、無言で頷いた。
「…健太さん」
利根川と田宮に続いて、部屋に入って来た健太に気付き、霞はおもわず震える声で呟いた。
「…お待たせしました」
利根川は霞の目の前まで来ると頭を下げ、対面の椅子に腰掛けた。
霞はお辞儀を返した後、田宮の隣に座った健太をちらりと見た。健太は霞を見る事無く、俯いている。
姿勢を正した健太が問い掛けた。
「事件?速水が十歳の時に、同級生を殺害した事件ですね…殺害動機は、約束ノートに書いたから…当時は確かに約束ノートに洗脳されていたかも知れませんが、大人になった速水にとって、約束ノートは、ただのノートにすぎないんじゃないですか?」
田宮は腕を組み、厳つい顔を更に厳つくしている。
「…ガチャ」
ドアが開き、利根川が戻ってきた。
「居たか?」
視線を利根川に合わせ、田宮が尋ねた。
「今、別の部屋に待機してもらってます」
「そうか…篠原さん、少しこの部屋で待っていてください」
利根川は健太を一瞥すると、真剣な眼差しで田宮を見詰めた。
「…田宮さん、篠原さんも同席してもらいましょう」
「何言ってんだ?…一般人を捜査に動向させられないのは、お前も分かってるんだろ?」
田宮は声を荒げないものの、鋭い目付きで利根川を叱り付けた。
「…責任は俺が取ります」
「…好きにしろ、俺は知らないからな」
田宮は利根川の真剣な眼差しに気圧されたのか、責任を利根川に一任する形で承認した。
田宮とのやり取りを黙って見ていた健太に、利根川が言った。
「篠原さん、付いて来てください」
「…はい」
健太は利根川達の後を俯きながら付いて行っている。
「新垣さん、お待たせしました」
霞が待つ部屋のドアを開け、利根川は静かに頷いた。
この部屋は、普段は会議等で使われる部屋とあって、先程の部屋より遥かに広い。その広い部屋の中に置かれた、多くの長机の一つに、霞が座っていた。
「……」
霞は表情を強ばらせ、部屋に入って来た利根川を見詰め、無言で頷いた。
「…健太さん」
利根川と田宮に続いて、部屋に入って来た健太に気付き、霞はおもわず震える声で呟いた。
「…お待たせしました」
利根川は霞の目の前まで来ると頭を下げ、対面の椅子に腰掛けた。
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